ドラマチック界隈

20歳の国の石崎竜史とかまどキッチンが、レギュラーメンバー(受講者)となって開催する演…

ドラマチック界隈

20歳の国の石崎竜史とかまどキッチンが、レギュラーメンバー(受講者)となって開催する演劇ワークショップ企画集団。継続的に互いが与え合う、「演劇界のギバーが集まるマジで最高の界隈」を目指します。

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ドラマチック界隈とは

ごあいさつ(石崎) 「なんか演劇やりたいな」と思ってワークショップを企画しようにも、「人を集めるからには参加者に俳優として有益な何かを持ち帰って頂きたい、そのためには何かをレクチャーせねばなるまい、ん?あれ、でも、自分にそんな実力あったけ?というかそもそもワークショップって演出家が俳優に何かをレクチャーするものだったっけ…?」などと考え込んでしまい、一向にワークショップを開催できないまま、長い年月が過ぎてしまいました。  こうした経緯を佃さんに相談したところ、「あ、はい、

    • 『技のデパート』参加者レポート(2)

      レポート作成者:匿名 前回の大池さんに引き続き2回目の参加。 主宰兼講師の竜史さんは、今までドラマチック界隈で呼んだ講師の方が行ってきた事の中からチョイスしてWSを行った。なのでリピーターからすると一部「これ大池ゼミでやったことだ!」ということが多く、正直に言うと刺激に欠けた部分はあった。とはいえ今までを踏まえた竜史なりの視点もあったりと、勿論異なった部分もあったため、今回は今回で楽しむことができた。 ドラマチック界隈の、WSとしての特徴は「俳優が創作する」過程があるところ

      • 『技のデパート』参加者レポート(1)

        レポート作成者:匿名  ワークショップが始まる前、緊張をといてくれるような声掛けを頂き、また背伸びをみんなでしたりしてリラックスした状態で始まりました。  今回は今までゲスト講師で呼んだ方々のワークの総集編ということで、そのようなテーマのワークショップは初めてだったので楽しみでした。  漫才のように二人でみんなの前で話すというワークをやりました。緊張したり、どうしようと不安になる前にまずやってみるということに挑戦できとても楽しかったです。漫才のワークでは面白いことを言う必要

        • 『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(14)

          レポート作成者: Gianometti ワークショップ導入部のシアターゲームパートでは、自己紹介が印象に残っています。名前にプラスして、なにか一言だけ言うというルール。人に何かを伝えようと思うとついつい持てる情報をすべて放出して多く喋りがちになるけれど、案外ぐっと絞ったほうが相手に伝わりやすいのだとか。ごくわずかな情報だけを伝えられることにより、受け取った側(他の皆さんに対する私)の相手への姿勢の能動レベルがちょっと上がった気もした。謎が人を引き留める……コミュニケーション

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        ドラマチック界隈とは

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(13)

          レポート作成者:匿名 今回は、大池さん作の戯曲の一部が穴埋めになっていて、そこをグループで考えて、実際の上演まで持っていくという内容でした。 テキストは2つあって、1つ目は待ち合わせをしているAと付き合わされているB、そしてその2人のもとに謎の人物Cが現れて…という内容。 BがAに付き添っている理由、Aが待ち合わせをしている理由、Cの正体がそれぞれ穴埋めになっていました。穴埋めの内容は、かなり短時間で考えたのですが、各チーム、瞬発的だからこそ、何を面白がりたいのかがはっき

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(13)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(12)

          レポート作成者:匿名 劇作家・演出家・俳優・観客のワークを通じて、それぞれ不可分に繋がりあっているというか、良い俳優は良い劇作家でもあるし、良い演出家でもあるし、良い観客でもあるんだろうなと。 今回の第一部のWSでは各チーム色々なアイデアで台本を演出していましたが、演劇ではやはり「遊び」が大事、というか「遊び」こそが本質なのだなというのが大きな発見でした。例えば映像だったら演劇ほどの遊びしろは俳優にはない気がします。あまり経験がないので分からないですが。個人的な経験でも、

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(12)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(11)

          レポート作成者:匿名 「輝くニシンの身をほぐす」 さて、私はそのとき神保町の片隅でにしんそばを食べていた。脂の乗った美しいにしんと、まさに関東といった感じの濃い色のつゆ。左隣と前の席にはその日はじめて会った人。私たちは演劇のことについて話している。私たちはその直前の演劇のワークショップで出会った。 その日の朝、送られてきた会場情報を頼りに知っているような知らないような道を歩いた。私と同じ方向に歩く人、地図アプリを見ながら歩いてる人がみんな、同じワークショップ会場に向かっ

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(11)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(10)

          レポート作成者:匿名 ずっとお芝居していない、このままではいけない‥ とそんな時、一番に頭に浮かんだのが、このドラマチック界隈。 いつもXで情報を見ていて 私もいつか、とずっと思っていた。 今回のファシリテーターは、ウサギストライプの大池容子さんと言うことで、今だ、と申し込みに踏み込んだ。 私は、緊張、人見知り、によって、最悪の自己紹介をすることになるのだろうか、、と最悪の未来を想像して、若干落ち込みながら会場であるスタジオに駆け込んだ。 今日読んでほしい名前をテー

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(10)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(9)

          レポート作成者:坂本彩音 10月21日(土) この日私はうさぎストライプの大池蓉子さん(通称おっけさん)のワークショップに参加した。 今年の5月にこまばアゴラ劇場で上演していた「あたらしい朝」を観に行った。劇団名は以前から知っていたものの、うさぎストライプの作品を観たのはそれが初めてだった。何気ない夫婦のドライブシーンから、いつの間にか一緒に夢の中を彷徨っているような、まさに今回のワークショップのタイトル通り”日常と非日常を行き来する”観劇体験をし、最後にはあまりの温かさと

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(9)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(8)

          レポート作成者:藤堂はな 「人と一緒に作ること」 導入の受け渡しゲームでは、相手の状況を踏まえて言葉や物を受け渡しするのですが、複数のものが同時に回ってきてしまうことがあるので、その捌き方が難しかったです。 次に、作家、演出家、役者といういろんな立場をやってみるワークでは、短い時間でみんなの意見をまとめていくことにあわてました。 もっと膨らませて面白くしたいのに、時間もないし皆の意見を公平に入れたいとなると、なかなか思うようにはならず。 改めて人とものを作っていくことに対

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(8)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(7)

          レポート作成者:山川恭平 ドラマチック界隈『日常と非日常を行き来する』、劇作家・演出家・俳優の三つの役割を体験してもらうという触れ込み。 ワークショップで演出家・俳優を体験するということなら何となく想像つくけど、劇作家はどうやるんだろう、と参加する前は思っていました。 実際に参加してみると、一部が空欄になった台本が渡されました。チームに分かれてその空欄をなるべく他のチームと被ることのないようなワードで埋めてみる。そしてそれを自分たちでそのまま演じるのかと思ったら、穴埋めし

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(7)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(6)

          レポート作成者:匿名 ドラマチック界隈に、初めて参加させていただきました。 今回のファシリテーターは、うさぎストライプの大池さん。 今まで、WSといえば「上の立場の人に審査される場所」のようなイメージがありました。何か面白いことをやって、相手の印象に残らなければ!みたいな。 でも、ドラマチック界隈は違いました。 誰が偉い、偉くないとか肩書きは取っ払って、新しい表現の仕方を学び、挑戦してみる場だと感じました。 怖がることなく試すことができる空間って、面白いものを作るためには

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(6)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(5)

          レポート作成者:小幡悦子 #5のファシリテーターさんは大池容子さん。 呼んで欲しい名前『おっけ』と胸元に貼っていて、同じ土俵に立っていてくれる感じで、始終ニコニコされていて「楽しくやりましょう!」って言葉にホっとします。 まずは自己紹介で、『呼んで欲しい名と何か一言』っていうのを3周しました。 一回でいろいろ言うんではなく、一言を3周。「おにぎり食べた」とか「ダンスをやっている」とかたわいもない一言なんだけど、毎回ごはんのことを言う人もいれば、毎回いろんな角度から言う人も

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(5)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(4)

          レポート作成者:アラキミユ  演劇の舞台は観に行くけれど、演劇はやったことがない。けれどやってみたい。そんな気持ちがあって今回WSを受講した。 今回は作家・演出家・演者を体験するという内容で進行がされていった。 【シアターゲーム】 ⚫︎同時進行型ゲーム 関連するワードを一人ずつ述べていく。順番に述べ自分の発した単語と、その順番を記憶する。を4セット行う。 記憶力と、空間把握、タイミング読みのマルチタスクだった。 同時多発のシアターゲームは自分の所属するカンパニーでもよく行

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(4)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(3)

          レポート作成者:匿名 以前、大池さんの作・演出された芝居を拝見し、どのようにその芝居が作られたのか興味を持って参加しました。 少し緊張した雰囲気でスタートしたワークショップでしたが、シアターゲームなどで少しずつほぐれていった後に、2つチームに分かれて戯曲の空欄を埋めるワークを行い、その空白が登場人物たちにとってどういう事柄であるべきなのか、それによって登場人物たちのモチベーションはどう変わるのかなど、戯曲の読解方法を含めたワークとして、興味深く取り組むことができ、そこからお

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(3)

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(2)

          レポート作成者:吉田光 参加してまず感じたことが「参加者が安心できる環境」を可能な限り配慮されていた点だ。要因は2つある。 ひとつに、ワークショップ中の主宰の竜史さんと佃さんはあくまでワークショップのいち参加者として関与していたことが挙げられる。これにより、主宰と参加者とで立場の差が発生しなかった。演劇ワークショップでよくあるのが、企画側が開場の隅で椅子に座り全体を俯瞰してほくそ笑む、ということがある。今思えば、参加者の私はそのパターンがあまり好きではなかった(懺悔すると

          『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(2)