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『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(5)

レポート作成者:小幡悦子

#5のファシリテーターさんは大池容子さん。
呼んで欲しい名前『おっけ』と胸元に貼っていて、同じ土俵に立っていてくれる感じで、始終ニコニコされていて「楽しくやりましょう!」って言葉にホっとします。

まずは自己紹介で、『呼んで欲しい名と何か一言』っていうのを3周しました。
一回でいろいろ言うんではなく、一言を3周。「おにぎり食べた」とか「ダンスをやっている」とかたわいもない一言なんだけど、毎回ごはんのことを言う人もいれば、毎回いろんな角度から言う人もいて、そのチョイスも人柄を表しますね…とおっしゃっていて、「ホント!そう!」って思って、ふんわり聞いていた言葉でも、人柄を感じとれたるするもんだなぁ…って、改めて感じたり。

次にやったのが、みんなが円になって、お題を決めて(例えば野菜)にんじん→次の人を指して回していく。1周で全員に回るようにする。それを覚えておいて、何周かする。最終的には、お題が4つになり、手で指していたものを、ぬいぐるみやら、ボールを渡して回していく。
こういうのを前にもやったことがあるんだけど、これって、人から受けたものを渡していく作業で、気付いてないと受け取れないし、相手に渡す時も相手がどんな状況か見ていないと渡せなくて成立しない。
相手のセリフや行動を受けて、自分のセリフに影響したり、それをまた相手に向けられるように…。
ひとりよがりでは絶対に成立しない…ってことを、とてもシンプルに感じられるものだな…って思いました。

そして、いよいよ今回のテーマである『日常と非日常を行き来する』劇作家、演出家、俳優、3つの役割を体験するワークショップへ。
ト書きのない穴埋め形式の台本で、そこに言葉を入れていく。

3人でひとつのチームになったのですが、他の2人から出てくる言葉達が面白すぎる!
ただひとつだけ思い浮かんだ言葉が採用された。よかった!
(なんか、思いつきとか、そういうのでいいのかも!…って安心する)

で、その脚本を別のチームと交換する。別のチームの脚本を渡され、解釈して演じる。

脚本が手を離れ、別の解釈になって演じられる。どうなっちゃうの?ってドキドキ感と、こうなっちゃうのか!って予想だにしない流れにになったり、解釈や演じ方は未知数!

次は5人がチームになって、実際にうさぎストライプで演じられた台本を使って、長めの穴埋めのセリフとシチュエーションを作る。自分達で演出を決め、演じる。
2チームで行ったんだけど、チームごとに違う世界が広がるのって当然なんですが、とても面白かったです。

言葉も演出も演じ方も、いろんな選択肢があって未知数!!
今回は、時間の限られた範囲でできる限りをやりました。
今後演じるにあたり、どうすればおもしろくなるか、魅力的になるのか…をたくさん試したり、選んでいくってことを、どんどんやっていきたいな…と。やっていかなくちゃな…と肝に命じた次第です。
大変勉強になりました。この機会をありがとうございました。

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