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『日常と非日常を行き来する』参加者レポート(3)

レポート作成者:匿名

以前、大池さんの作・演出された芝居を拝見し、どのようにその芝居が作られたのか興味を持って参加しました。
少し緊張した雰囲気でスタートしたワークショップでしたが、シアターゲームなどで少しずつほぐれていった後に、2つチームに分かれて戯曲の空欄を埋めるワークを行い、その空白が登場人物たちにとってどういう事柄であるべきなのか、それによって登場人物たちのモチベーションはどう変わるのかなど、戯曲の読解方法を含めたワークとして、興味深く取り組むことができ、そこからお互いのチームの脚本を交換し、上演した際に自分達が考えたこととは全く違う部分が発現する意外性、戯曲を他者が上演する面白さを感じることができました。
2個目の戯曲は全員で空欄を埋めるワークを行いました。人数が増えた分なかなか意見がまとまらず、苦戦した部分もありましたが、人の意見をどう活かし、どう面白くしていくか、どうバランスを取るか、色々と考えられる機会になりました。
最終的に戯曲のシーンを上演した際には、演出的な視点、観客的な視点から一度コメントをもらって、もう一度トライすることができ、芝居を立ち上げる面白さを感じられました。
今回のワークショップでは短い時間でしたが、作家、演出家、役者という三者の立場でシーンにトライするという体験ができ、もっとそれぞれの立場を深掘りしてみたいという好奇心をくすぐられる内容でした。
ワークショップ終了後もそれぞれの関心を持っていることについて気軽に話すことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

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