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大ちゃんの読書日記

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僕が書いた書評の記事の一覧です。
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2022年2月の記事一覧

かさぶたを目指す新米駐在員が最後大変なことになってしまう!映画「ノイズ」

かさぶたを目指す新米駐在員が最後大変なことになってしまう!映画「ノイズ」

先日、映画「ノイズ」見てきました。

一言で言うと、残念としか言えない。

ストーリー展開も良かったし、出演陣も豪華なんだけど、、、、

なんか、お金がかかっていないというか、安っぽいというか、全体的にそんな感じがしてしまいました。

ただ、気になるテーマがあったのでちょっとそれについて書いてみる。

島には田舎の島。駐在員は一人だけ。そこに新米駐在員が赴任するんだけど、その引き継ぎのときに島民が

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戦争はよくないけど、70年以上平和なのって日本ぐらいだよ、という話

戦争はよくないけど、70年以上平和なのって日本ぐらいだよ、という話

まず、僕は戦争に賛成しているわけではないというのは断っておく。ただ、相手があることなので、声高に戦争反対といったところでなんの解決にもならないということは思っている

先日観た映画「ウエストサイドストーリー」でも、シャーク団とジェッツ団の争いを止めようと主人公ははじめはただ殴られるだけだったのが、ボタンの掛け違いで友人のリフが殺されたことにカッときて相手のボスを殺してしまうシーンがある。

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もっとロシアのイメージが欲しかった「同志少女よ、敵を撃て」

もっとロシアのイメージが欲しかった「同志少女よ、敵を撃て」

世の中ウクライナ問題が加熱してきて、第三次世界大戦に突入かと言われてます。

ちょっと不穏な空気が漂ってきていて、大きな武力衝突が起こりそうな雰囲気で目が離せませんね。

そんなに中、第二次世界大戦のドイツとソ連の戦争を描いたのがこの作品です。

あらすじロシアの田舎の村で猟師として育ったある日、ドイツ軍の侵攻を受け、村人を皆殺しにされ、一人だけ生き残ったセラフィマがソビエト赤軍の狙撃兵に養成され

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教育はあくまで子どもが主役ということをわきまえないといけないよねという話!「子どもが教育を選ぶ時代へ」を読んで

教育はあくまで子どもが主役ということをわきまえないといけないよねという話!「子どもが教育を選ぶ時代へ」を読んで

野本さんの「子どもが教育を選ぶ時代へ」を読んだ。

野本さんの本はこれまで読んできて、3冊目になります。今まで書いた書評はこちら!

2冊とも面白くて、3冊目となる本書は楽しみにしていた本で、読んでみたら想定通りでした。

なんと、野本さん、太っ腹なことにはじめにと第一章のはじめの部分を公開してくれてます。

ということで、感想を書いていきます。

誰が読んだほうがいいか

まず、この本を読んだほ

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たっぷりの愛と想いが詰まった心温まる一冊、「LOVE&SDGs」を読んで

たっぷりの愛と想いが詰まった心温まる一冊、「LOVE&SDGs」を読んで

先日この本の前編について書いて、だいぶ間が開いてしまった。

あのマンガ、おもしろかった〜!洋一さんカッコよすぎです。大事なことなのでもう一度あえて言います。

ほれてまうやろー

とここまでが、前半の内容です。

今日は後半の内容です。全部で6章のうち、後半の5章は(第1章は前回紹介した漫画です)作者織田友理子さんのエッセイと元国土交通大臣の赤羽一嘉さんとのインタビューからなります。

赤羽元大

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本を開いたらいきなり少女マンガで驚きました「LOVE&SDGs」

本を開いたらいきなり少女マンガで驚きました「LOVE&SDGs」

予約して楽しみにしてた本がやっと届きました。

この本です。
「LOVE &SDGs」です。

さあ読むかと中を開いたら、なんと、なんと、いきなり少女マンガで、織田友理子物語でした。

僕は実は少女マンガ、ちょっと苦手です。

しかも、恋愛系が、、、なんか気恥ずかしいんですよね。

読んでみると恋愛系そのものズバリでしたwww

でもね、読んでみると、洋一さんのかっこよさに引き込まれてしまいました

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主人公の生き方が凄絶すぎて読んでて苦しくてしょうがない!「夜が明ける」を読んで

主人公の生き方が凄絶すぎて読んでて苦しくてしょうがない!「夜が明ける」を読んで

苦しい〜苦しいよ〜

主人公の生活が極限状況に追い込まれていて、読んでてとても苦しかった。

今回の本は西加奈子さんの「夜が明ける」!

あらすじ主人公が高校の時に父を事故で亡くす。その父が莫大な借金があったことが判明し、その後バイト三昧の生活となるものの、大学をなんとか卒業したあとに就いた職業がテレビ局のAD 。ブラックな労働環境で頑張り、何年も働くが、最終的には体を壊し、仕事をやめざる得なくな

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