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戦争はよくないけど、70年以上平和なのって日本ぐらいだよ、という話

まず、僕は戦争に賛成しているわけではないというのは断っておく。ただ、相手があることなので、声高に戦争反対といったところでなんの解決にもならないということは思っている

先日観た映画「ウエストサイドストーリー」でも、シャーク団とジェッツ団の争いを止めようと主人公ははじめはただ殴られるだけだったのが、ボタンの掛け違いで友人のリフが殺されたことにカッときて相手のボスを殺してしまうシーンがある。

https://note.com/dr4102002/n/n5b52dc43fe34

それによって、悲劇的なラストへの布石になるわけだけど、これなんかいい例だと思う。戦争を止めるためには賢く冷静に、動かなければ止められないということを示していると思う。いくら声高に戦争反対と叫んでみても変わらない。叫びたい気持ちはよくわかるけどね。

話は変わって、むかし、池上彰さんの「そうだったのか!現代史」を読んですごいショックを受けたのを覚えている。

第二次世界大戦の世界状況を分かりやすく説明した良書である。ホントに分かりやすい。
この本書かれたのは10年以上前。だけど、全然色あせてない。

世界のあちこちでの紛争や政治情勢をその裏側も含めて解説しているんだけど、字は小さいし、量も多いんだけど、スラスラ読めます。

この本読んで気づいたことは、第二次世界大戦後、ずっと平和で、紛争とか、政治的虐殺とか無縁なのはたぶん日本ぐらいだろうということ。そして、世界は不安定で戦争は起こりやすいし、そうでなければ政治的に独裁政治となり、大量虐殺となるということ。

中国では、大躍進政策、文化大革命で中国で大量の人民のしを招くし、ベトナム戦争は何十年も続いてるし、カンボジアではポル・ポトによる大量虐殺、インドはパキスタンとの紛争、イランイラク戦争、イスラエルとアラブ諸国との戦い中東戦争など。そうだ、スターリンの虐殺もね。これは罪が一番大きい。今のウクライナ紛争も大きく見ればスターリンの圧政の影響とも言われている。

ちなみに、お隣韓国はというと、朝鮮戦争で北朝鮮と戦い、その後はアメリカの傀儡政権である軍事政権がどうもひどいことをしていたようなんだよね。

つまり、世界は不安定で戦争は起こりやすい、戦争が起こらなくても、政治の暴走が起こりやすいと肝に命じるべきだと思う。ずっと平和で政治の暴走も起こらず安定したお花畑のような国は日本だけなんだというのは知っていていいと思う。だから、戦争は起こっていいというわけではなく、戦争を起こさないために何をするのか、起こったときに悲劇を拡大させないためにどうすればいいのか、冷静にスマートに動いていくべきということ。

最後に、今回の騒動はオリンピックが閉幕したタイミングで起こったもの。オリンピック終わればもういいやと思ってたということで、それは残念。オリンピックよりパラリンピックの方が大事だと思っているし、この紛争の影響はどうなるんだろうか?無事開催されて欲しい。


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