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「髪と音楽は繋がっている」音楽レコメンドブログ

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表参道、外苑前にある美容室、Double / Double & sons の音楽好きスタッフによるブログ
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記事一覧

The Jackson 5 「I Want You Back」

The Jackson 5 「I Want You Back」

70年代初頭からその存在が定義され始め、日本でも人気のあった「ボーイ・バンド」。

今では、その名もすっかり聞かなくなってしまいましたが、「ボーイ・バンド」とは、イギリスやアメリカの10代から20代の若い男性歌手でできたグループのことをそう呼んでいました。
音楽性や、その嗜好は異なりますが、日本でいうとジャニーズのような形が、近いように思います。

その当時の私達世代といえば、沖縄出身のフィンガー

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バンド T-shirt に恋して

バンド T-shirt に恋して

あるある、我が家の偏愛コレクション

つい集めてしまう
いつの間にか集まってしまった
誰にでも一度はきっとある収集活動。

クスッと笑ってしまうもの、意味のないようなモチーフなど
他の人には全くわからない価値でも自分にとってはどれもこれも愛おしい愛着のある宝物
それが秘密のコレクションなのである。

普段から何気なく着ている日常着といえばT-shirt
寝ている時もお出かけの日も気軽に着れてお手入

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THE BEATLES「LET IT BE」

THE BEATLES「LET IT BE」

いちばん最初は、NHKのテレビ番組「みんなの歌」でした。

なんて説明していいのかわからないけど、とにかく耳から離れないメロディ。歌詞もコミカルで楽しくなる感じ。(勿論和訳してあるので、オリジナルとはほど遠い内容だったと思う)
作詞、作曲のクレジットを見てみると、カタカナで書かれた聞いたこともない名前。ほどなくして、小学校の音楽の教科書でもこの名前を目にすることに。

『 レノン&マッカートニー

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Daniel Johnston「True Love Will Find You In The End」

Daniel Johnston「True Love Will Find You In The End」

ダニエル・ジョンストン。
あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、彼が描いたこのイラストなら見たことがある方も多いかもしれません。

過去にカート・コバーンがこのイラストが描かれたTシャツを着回し話題になったり、最近では日本を代表するブランド、SacaiのコレクションやSupremeのTシャツにも彼のイラストが使用されたりと、何かと注目を集める存在です。

「テキサスのブライアン・ウィルソン」「売

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THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「世界の終わり」

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「世界の終わり」

当時の僕は中学3年生。

課外授業のクラシックギタークラブでグレイとかスピッツとかみんなが知っている様なソロ部分だけ練習して、喜んでいました。

ある日の深夜。
暇を持て余していた僕が、ぼーっと深夜番組を見ているとそこに流れたてきたのが、全身真っ黒のスーツにサングラスをしたキレキレのバンドのロックンロールでした。
田舎の中学生に、その衝撃といったら凄まじいもので、垂らしていた鼻水が一瞬で乾きました

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THE BLUE HEARTS「人にやさしく」

THE BLUE HEARTS「人にやさしく」

言わずと知れた伝説のJAPANESE ROCK BAND 「ブルーハーツ」

20代、30代、40代、50代・・・
知っているだけの人、聞いたことがある人、大好きな人・・・
もちろん僕もブルーハーツが「大好きな人」のひとりです。

「俺の方がもっと好き」「俺に語らせろ」そういう方もたくさんいると思うのですが、今日だけは僕にも少しだけ語らせてください。

初めて聞いたのはたしか昭和62年、僕が小学校

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Lou Reed / “Perfect Day”

Lou Reed / “Perfect Day”

2023年末に公開され話題作の映画
Perfect Daysのサントラでもあり劇のタイトルにもなった
Perfect Dayは元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのギターボーカル
ルー・リードのソロアルバム「トランスフォーマー」に収録されている一曲

誰かに話しかけるみたいな歌い出し
詩的な歌詞にメロディ
音楽やカルチャーに大きな影響を与えたルー・リード

自分にとってのパーフェクトディって一体ど

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TALKING HEADS「Psycho Killer」

TALKING HEADS「Psycho Killer」

1970年代、イギリスから世界中に広まったパンクムーヴメント。

ニューヨークでは1973年に、ライブハウスCBGB(Country,Blue Grass,and Blues)が誕生し、のちにビッッグネームとなるラモーンズ、テレヴィジョン、ブロンディ、パティ・スミスらが毎回入れ替わり立ち代わりで演奏していました。

このライブハウスから、とあるバンドが誕生します。

その名はトーキングヘッズ。

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N.Yからピアノマンがやってきた

N.Yからピアノマンがやってきた

16年ぶりだというのに東京ドームで1公演のみ、そんなプラチナチケットを携え私、行っちゃいましたビリー・ジョエル日本公演。

10代後半から、意識せずとも日常に溶け込んでいた彼の音楽。
齢74歳なんだよなという不安は一瞬にしてかき消され、レコードプレーヤーやラジカセから流れていたあの安心、安定の歌声そのままで会場が満たされていきました。

ライブではなかなか演奏しないと言われていた楽曲も惜しみ

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Dub Master X「SENTIMENTAL DUB」

Dub Master X「SENTIMENTAL DUB」

1982年、日本初といわれているクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」が原宿にオープンしました。

原宿で20年以上働いていると、一度は耳にしたことのある伝説のクラブ。
以前、取り上げたプラスチックスの中西俊夫率いる「MELON」、ヤン富田らとMELONのサイドプロジェクトである「WATER MELON GROUP」、日本初の Dubバンド「MUTE BEAT」坂本龍一などのライブ、日本におけるD

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ABBA  Dancing Queen

ABBA Dancing Queen

多くの海外ミュージシャンをブラウン管の中で見かけるようになった1970年代。キュートな日本のアイドルも魅力的でしたが、ちょっと背伸びしたい女子たちにとって、異国のミュージシャンは憧れの的でした。
それらは、慣れ親しんでいた歌謡曲とは一線を画していて、聞いているだけで少し大人になったような気持ちになりました。

イギリス出身の姉妹4人組のThe Nolansや西ドイツ出身でちょっとクールな女性3人組

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坂本慎太郎 / 物語のように

坂本慎太郎 / 物語のように

どうも中嶋です。
昨年、渋谷WWWXで行われた、坂本慎太郎とTim Bernardesの2マンライブに行ってきました。

暗めの照明で全貌がわからないくらいの怪しげな雰囲気でスタート。
1曲目の『それは違法でした』の音とマッチして最高でした!

動画は昭和女子大学人見記念講堂 でのライブです。

坂本慎太郎のギターを持って歌う姿が絵になります。
サポートメンバーもそれぞれ個性的でカッコよかった、、

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Beck「Loser」

Beck「Loser」

1990年代から第一線で活躍を続け、2度に渡ってグラミー賞を受賞した名実ともにアメリカの音楽シーンを代表するアーティスト、ベック。
ベックの音楽的ルーツは、ブルース、カントリー、ヒップホップ、ロックetc…様々なジャンルがMIXされているのが特徴です。

そのジャンルが特定しにくい音楽性は、彼の育ってきた環境が大きく影響しています。

演奏家の父、芸術家の母と、アーティスティックな両親に育てられた

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The Strokes 「Is This It」

The Strokes 「Is This It」

ニューヨーク、アッパーウエストサイドにある、富裕層の子供達が集まる学校。のちにThe Strokesを結成する4人はここで出会います。

ロックンロールバンドといえば、労働者階級の出身者が多い中、少し珍しい生い立ちの彼ら。そんな彼らが表現するロックンロールが当時の日本のファッションにどんな影響を及ぼしたのか。
今回はそんなお話を。

彼らがデビューした2000年初頭において音楽業界は、ヒップホップ

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