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5期目に突入!【体験を開発する会社】のこれまでの歩み

dot button companyは本日10月1日から5期目に突入となります!2017年3月、IID世田谷ものづくり学校に拠点を構え、少しずつ事業を拡大し、関わるメンバーも増えていきました。【体験を開発する会社】という理念の基、約50の市区町村の方々と関わり、100を超える体験型イベントを実施。

イベントに参加して終わりではなく、参加者の方が現地に足を運ぶきっかけを創出し、実際にアクションを起こせるような体験型イベントを設計することを心掛けて行ってきました。

今回の記事では、dot button companyが今まで手掛けてきたイベントやプロジェクトをご紹介していきたいと思います。

▼私たちの想いはこちらから確認できます

今まで手掛けてきたイベント・プロジェクト

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難しい問題に優しくアプローチ!「けものカフェ」

「けものと生きる」をテーマに、獣害について知ってもらう場、もっと身近に考えて頂く場としてPOP UPイベント「けものカフェ」を開催しました。けものを身近に感じてもらえるように、“おさだかずな”さんに全体のイメージイラストを依頼。南伊豆を拠点とした獣肉処理センター森守のジビエを使用した料理の提供、良質な野生のイノシシ脂を使った肌を癒す無添加石鹸の体験・販売を行いました。

また、「けものカフェ」の夜バージョンとして行われたトークイベント「夜のけものカフェ」。第1部は、イベントの全体イラストを描いた“おさだかずな”さんと、“TATSUMA石鹸”の販売者松岡さんのトークセッション。第2部は、ジビエを提供して頂きました森守の黒田さんから「けものを食べる」ことについてお話し頂きました。

美味しいのに捨てられてしまう魚を紹介「水を得た魚祭り」

「売れないから」「旬じゃないから」という理由で、本当は美味しいのに誰にも知らせずに捨てられてしまうお魚たちを”珍魚”と名付け、美味しさやストーリーを知ってもらうため、珍魚を使った料理やお魚コーディネータ甲斐さんとのトークセッションを開催。

私たちは総合プロデュースとして、カフェや人が集まるスペースを活用し、普段は魚に関しての問題を知らない・なんとなくは知っているという方々をターゲットに、知るきっかけになる場を作るサポートを行いました。

応援したい地域の家族の一員になれる地域のファンクラブ「FAMILY TREE TAKAMORI」

熊本県阿蘇山の南東部に位置する高森町。阿蘇の豊かな伏流水に恵まれたこの地では酒・醤油・漬物など私たちの暮らしに身近なものが作られています。

2017年3月、その高森の生産者を紹介するファンクラブ「FAMILY TREE TAKAMORI」が正式に結成し、商談会、POPUPストア、Webサイト制作、動画制作、スチール撮影まで、トータルプロデュースを行いました。(※現在ファンクラブの活動は行っておりません。)

大人ハロウィンイベント「りんごのハロウィン」

ハロウィンの起源の1つでもある収穫祭。昔々、ある所では、リンゴがシンボルである果実の女神ポーモーナに豊穣を祈願する収穫祭が行われていました。それが年月が経ち、思い思いの格好で収穫祭を行うようになったのがハロウィンと言われています。

食べて思わず笑顔になるリンゴを作っている「林檎園うえはら」の上原さんをお招きして代官山でハロウィンパーティを開催。私たちは、リンゴをメインにしたハロウィンイベントの企画・実施をさせていただきました。

熊本の人気イベント「ミライレストラン」

一流シェフと熊本の一流生産者とのコラボレーション企画「ミライレストラン」が熊本県民テレビ主催のイベント「夢まちランド」の一角で開かれ、用意した1000食が完売しました。

生産者を応援する一流シェフのチーム”J-chef’s”から、山田チカラシェフと柳原尚之先生を起用し、生産者さん巡りを実施。丁寧にヒアリングを行い、コミュニケーションを取りながら、食材の特性を知り、メニューの具体化を進めていきました。

「島原半島の宝物」

「島原半島だけでしか食べられなかった食」にフォーカスし、普段なかなか出会うことのできない珍しい食材や安心安全な加工品を集めた販売会・商談会を青山の国連大学で毎週土日に行われている”青山ファーマーズマーケット”で実施。

また、飲食・小売業関係者を集めた小規模の商談会を開催し、島原の商品を使った料理を食べながら、会話・親睦を深める時間となりました。

防災教育プロジェクト「FLAGO」

南海トラフ地震を想定した小中学生向け防災教育プログラムを制作するため、宮崎県庁職員、現地ライフセーバー、プロサーファー、DMAT職員など異なる業種、業界のメンバーとワークショップを重ね、制作した津波防災の教育プログラムを宮崎市立青島小学校にて実施。

「避難場所・経路・判断力をゲーム形式で体感しながら学ぶことで、ありとあらゆるシチュエーションで発生する、地震や津波から命を守るための訓練になるのではないか」という考えから、カードゲーム「FLAGO」を開発。青島小学校で授業を行い、児童たちにとって心に残る津波の防災教育を実施することができました。

福島農家のこだわり食材を使用した「究極の食イベント」

福島県の生産者を応援するファンクラブ「チームふくしまプライド。」のイベント、「福島の底力 究極のハンバーガーを全力で食す会」「ふくしまの実り 究極の幕の内弁当をいただきます!の会」「ふくしまの恵!究極のタコスパーティー」を開催!私たちは企画・ディレクションをさせていただきました。福島の若手農家さんとの交流や、福島産の食材を使用して作られた究極のごはんをみんなで美味しく味わいました。

サーフィンを通して地球と向き合うロードムービー「OCEANTREE – The Journey of Essence 」

サーフィン日本代表強化選手・石川拳大が監督を務めたドキュメンタリー映画。山の環境維持の為に行われる間伐。その間伐材で木製サーフボードを作り、サーフィンを通じて「自然と共に生きていることを見つめ直す重要性」を伝える映画です。

OCEANTREEの東京初上映の開催や、高知県で行われている森林環境学習イベント「もくもくエコランド」でのステージトーク、上映会のプロデュースを行いました。

Blue Seed School 〜ともだち100人できるかな?

熊本地震をきっかけに結成された「一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO」は、熊本のクリエイティブの力を結集して未来を創造する、産業復興支援活動チームです。

震災をきっかけに生まれたプロダクトや、BRIDGE KUMAMOTOと”ともだち”の活動についての展示、実際に自分達でそのプロダクトを作ってみる体験、各プロジェクトからのプレゼンテーションなど、展示会・ワークショップ・交流会を混ぜ合わせた場をOPENしました。

山梨県のおいしいセミドライブドウを味わえる「Where to eat Yamanashi

Where to eatとは、思わず「ここのコレ食べて!」と伝えたくなる食材を、食のスペシャリストMo:takeとコラボレーションして提供する体験型ポップアップカフェ。

私たちは、普段プロジェクトを通して日本全国のさまざまな土地を訪れる中で、毎回新しい食材や知らなかった美味しさと出会っています。こうした経験から、全国各地の「美味しいもの」「素敵な物語があるもの」で、まだ首都圏にそれほど知れ渡っていないものを紹介する機会を作れないだろうか?と思い、Where to eatの企画・プロデュースを行いました。

GAPのことを知って、福島のおいしい食材をいただく「土曜日の学校給食」

「東京ハーヴェスト実行委員会」様主催のイベント「土曜日の学校給食 未来の“食”を育てる人、作る人のお話」の企画・ディレクションを行いました。イベントでは福島県の生産者さんによる“GAP認証についての授業”から始まり、みんなで班になって給食を食べながらクイズ大会も開催。

教室の姿を残したままの会場で実施されたイベントということもあり、学生時代を思い出しながら和気あいあいとした時間を過ごしました。

インターネット上の卸売市場「ラクーザアプリ正式版リリースイベント」

株式会社マイファームのイベント「ラクーザアプリ正式版リリースイベント」が東京・表参道で開かれ、私たちはコンテンツ制作・ディレクション・運営をさせて頂きました。

今回のリリースイベントは、ラクーザの機能を実際に確かめてもらうだけでなく、実際にラクーザに登録されている農家さんより仕入れたお野菜を食べていただくことがポイントです。食べていただくことで品質を確認していただき、気になる点はスタッフに聞きながら、和やかな雰囲気で商談が進みました。

ふくしまのおいしいを見っけ!「食のプロとめぐる生産者ツアー」

一般社団法人「東の食の会」様(福島県の生産者を応援するチーム「チームふくしまプライド。」を運営)とのプロジェクトで、飲食店やケータリング業を営む方々とともに福島県の農産物生産者をめぐるツアーを開催しました。

今までも福島の野菜を主役にした「究極のタコスパーティー」「究極の幕の内弁当をいただきます!の会」などの企画を東京で行ってきましたが、現地ツアーは今回が初開催!魅力的な4軒の生産者の方々の元に訪れました。

アイデアを事業に。上川町で一歩踏み出そう!

上川町・KAMIKAWORKプロジェクトにて「2020年の新しいまちづくりを一緒に挑戦する!学生限定イベント」を開催!大学生起業家をゲストにお呼びし、アイデアを事業にするまでの背景と方法を学んでいきます。

学生限定イベントということで、参加者はみなさん学生。北海道のど真ん中から新しいワークスタイルを発信する上川町と一緒に、最先端の「まちづくり」に挑戦するインターンシップを行いました。

ごみを見る万華鏡「REF」

「REF」は「一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO」がプロデュースする、再生プラスチックとゴミを素材に作られた万華鏡で、商品の売り上げの10%が環境保護に還元されます。この商品は、バリ島で目にした大量のゴミと、そのゴミの周りを走る子どもたちに衝撃を受け、環境・社会問題の解決のために開発が始まりました。

「無数のごみを無数の花に変える」をコンセプトにした「REF」には、「世界のゴミ問題をすぐに解決するのは難しいけど、身近なごみに目を向けてほしい」という想いが込められています。

KAMIKAWORK酒場

上川町・KAMIKAWORKプロジェクトで活動するプロデューサとのオンライン交流会「KAMIKAWORK酒場」を開催!私たちは企画・運営を行いました。

北海道最高峰・大雪山の麓に広がる上川町ではじまったKAMIKAWORK。自分が主体となり、おもしろいことを追求しながら町に影響を与えるKAMIKAWORKは、そんな自分も町も豊かにする働き方を生み出すプロジェクトです。「KAMIKAWORK酒場」では、オンラインでお酒を呑みながら、さまざまなプロジェクトを実践しているプロデューサー(地域おこし協力隊)と、ざっくばらんに交流を行いました。

山形県大石田町・地方移住イベント

スポーツ振興が盛んな、水と緑と文化の町、山形県大石田町主催のオンラインイベントを開催!スポーツと地方移住をテーマにゲストをお呼びしてのトークセッション・アイデアワークショップ・交流会を行いました。

アイデアワークショップでは大石田町で何ができるかをジブンゴト化して考え、面白いアイデアがどんどん広がっていきます。私たちはイベントの企画・運営を行いました。

今まで手掛けてきたディレクション業務

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世界も認めるジーンズ加工工場SAABのWebサイト・動画ディレクション

神奈川県の湘南エリアで1987年に創業した、ジーンズの縫製・洗い加工を行なう会社SAABのプロモーション動画とWebサイト制作の企画・ディレクションを行いました。

SAABは日本で誕生をした洗い加工業を中心にジーンズを製造してきたプロフェッショナル集団。商品を具現化する技術力は、世界トップクラスと言われ、数々のファッショントレンドや社会現象を支えてきました。

もち米鶏しゅうまい「鶏鳴」プロモーションムービー撮影

もち米鶏しゅうまい「鶏鳴」はやきとり大将さん1事業者だけではなく、キムラ漬物さんのたくあん、白砂ヶ尾(シラスガオ)地鶏牧場さんの地頭鶏など多くの方々が関わっています。そのこだわり抜いた地域の素材とコラボレーションした商品であることを分かりやすく多くの方々に伝えるために動画のディレクションを行いました

地域の身近な健康相談の場「健康屋台」

”健康屋台”は、千葉大学や国立研究開発法人産業技術総合研究所が、2017年3月から共同で行っている取り組みで、保険師による健康相談や動脈硬化指数・肺年齢・血圧など健康指標のチェックを行っています。

より広く多くの人に健康屋台のことを知ってもらい参加していただくために、Webサイトのディレクションを担当させていただきました。

琥珀色の贅沢な宮崎産からすみで宅飲みのマンネリ化を解消

「はまや株式会社」から、Makuakeのプロジェクトがリリース!私たちは、クラウドファンティングの構成案、タイトル・文章・デザイン作成を行い、一緒にファンディングページを立ち上げていきました。はまやのからすみは、減塩製法・非加熱で食べられる宮崎産からすみです。(※クラウドファンディングは終了しています)

現在進行中のプロジェクト

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北海道の挑戦者と応援者を繋ぐコミュニティ「ほっとけないどう 」

サッポロビール株式会社とチームとなって起案から企画運営まで行っている「ほっとけないどう 」プロジェクト。「ほっとけないどう」は北海道の挑戦者と応援者をつなぐコミュニティです。

オンラインコミュニティと定期的なイベント開催によるリアルなコミュニティの運営を通した場づくりのブランディングを行っています。

今だからこそ、農家ではたらく。「STAYFARM」

STAYFARMとは、今困っている全国の農家さん、その農家さんと働いてみたい方へ情報を届けるプロジェクトです。SNSで全国の農家さんの最新情報や農家さんの担い手情報を発信しています。私たちはWebサイト制作のディレクション、イベントの企画・運用を行っています。

千葉市の事業者によって創られる食のブランド「千」

千(せん)は、千葉市の事業者によって創られる「食」のブランドです。加曽利貝塚が作られた数千年前から人が住み続けているこの地での食と生活を、さらに千年先まで持続させるべく、市産品の付加価値向上と競争力強化を図るために設立されました。

千には「食」で人がつながり、「食」で人が集うことで、千葉市とそこに住まう人がこの先も豊かに持続可能な発展をすることに貢献していきたいという想いが込められています。私たちはWebサイト制作・動画制作のディレクションを行っています。

忘れられゆく災害の記憶を、年輪に刻む「ATSUMA 96% PROJECT」

北海道厚真町の復興に関わるメンバーとともに “ATSUMA 96% PROJECT” 準備室を結成し、デザインブランド”96%”を立ち上げました。厚真町在住メンバーの他、dot button company、「価値の再定義」をコンセプトに、 木材を中心に素材・製法にこだわることなくプロダクトを製作するろくろ舎、熊本を拠点に”寄付するクリエイティブ・エージェンシー”として活動する一般社団法人BRIDGE KUMAMOTOが参加しています。

北海道胆振東部地震から2年を迎えた2020年9月6日には、北海道厚真町の復興に関わるメンバーと共に「ATSUMA 96% PROJECT(仮)キックオフイベント」を開催。96%の状態から一人ひとりの手を加えることによって100%に完成していく「ATSUMA 96% PROJECT」最初の一歩を踏み出しました。

体験をテーマに執筆している連載記事

ソトコト_web_08

ソトコトオンラインにて「体験にはいったい何があるというんですか?」連載中

連載内容はこれまでに自分たちが出会った面白い活動をやっている人、自分たちが体験を開発していく中で、新しい環境に身を置く決意をした人、体験が与える意識的、無意識的なものまで根掘り葉掘りお聞かせいただき対談形式でご紹介しています。

dot button companyの目指す未来

これまでたくさんのヒト・モノ・コトをつなげることで、今までにありそうで存在しなかった体験やものを生み出すことを行ってきました。本気でぶつかってきてくれる人たちと本気で向き合い本気で接する。困っている人たちや困っている企業を助け、幅を広げていく。

私たちは株式会社の形を取っていますが、会社の枠に囚われず、チャレンジしていくチームでもあり、同志として挑戦し続けるアクティビストでありたいと考えています。

それを実現するためには想像力や柔軟性が欠かせません。相手の求めていることや本当に望んでいることは何か、相手と真摯に向き合い接することで、dot button companyにしか生み出せない未来を作っていきたいと思っています。

5期目を迎えて新たに挑戦を続けていくdot button companyを引き続きよろしくお願いいたします。

dot button company株式会社 一同


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