ワンオクの新曲Delusion:All
ワンオクの新曲が凄く感動したので感想でも書く。
(※個人的な勝手な解釈です)
ワンオクが音楽を続ける理由
今回の曲は「政治」がガッツリテーマとなっている。
丁度、日本では都知事選、アメリカでは大統領選というビッグイベントが行われる時期で政治の話題が多くなる時期にあえて被せてきたのだと思う。
ワンオクがなぜ歌を歌うのか?
その答えが込められていると思った。
世界平和。
これがワンオクが音楽を続ける最終着地点なのだと思う。
凄く壮大だ。
平和ボケした日本人へ
度重なる利権者による搾取。
世界は利権者の私利私欲により混沌としている。
この事態に警告を鳴らす意味があるように感じた。
選挙に行けよ、他人事じゃねぇんだぞ と。
メンバーが声を荒げて歌っているのに、素通りする周りの人達。
今の日本を表していると思った。
無関心でいるのはやめろ、気がついた時にはもう遅いんだぞというメッセージなのだろう。
服装
ボーカルTakaの服装が三つに変わって映し出されている。
ジャージ姿が「反逆者」
今のワンオクそのものの姿だと思う。
スーツ姿が「貴族」
スーツ姿のシーンでは利権者達が贅沢なご飯を食べている。
テーブルに横たわるTakaには目もくれず。
利権者は下民のことなど蟻としかみなしておらず、視界にすら入らないということの暗示なのだと思った。
チェック柄が「一般市民」
市民の中に紛れて、しっかりと内に秘めた思いをぶちまけているような。
他の市民の真剣な眼差しは、しっかりと自分の意志を持っているように感じた。
視点
今回のMVは全体的に見下ろす形で映し出されている。
おそらく上の世界でふんぞりかえっている利権者に向けて歌っているから、だと思う。
調子に乗るな、引きずり降ろしてやる、という意思表示のように感じた。
傘
黄色と青の傘をさして歩く人々。
これはウクライナの国旗だろう。平和の意味があるのだと思う。
1人の男性が傘を開いたら、その周りの人達も次々に傘をさしはじめる。
1人の小さな声が、周囲の人達を巻き込んでいく。
傘は利権者の汚い雨から護っているのかもしれない。
批判前提で続ける覚悟
次のアルバムは政治・世界情勢がテーマとなるらしく、ある意味かなり過激なアルバムになると予測される。
思想を反映させることは当然反感も買うことになるだろう。
アルバム制作にあたってTakaの思想をまとめた本を事前に作り、その考えに異論がない人達だけで制作しているそうだ。
無難にヒットする曲を作ることを選ばず、世界をより良い方向に向けられるような曲を作りたい。
挑戦的な姿勢が曲に反映されていて、より一層ワンオクのことが好きになる曲だった。
アメリカ・ヨーロッパ圏では正直まだまだ知名度があるとは言えない。
けれども台湾・韓国・シンガポールなどアジア圏では着実にその名を知らしめ始めている。
日本でのライブの数も減り、日本から離れていくのは寂しいがこれからも世界に向けて羽ばたいて欲しい。
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