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どこかの町の高田
2024年5月27日 20:02
例えば、好きな作家について書こうとすると、上手くいかない、というより何も浮かばない、ということがあると思います。はて、と頭を振ってみても何かが出てくる予感がない。しかし、その作家について感じていることは、ある。むしろそれが大きすぎるがゆえに、文章としてあらわすことができないというのが実情ではないでしょうか。初夏となりました。いや、最近の暑いこと暑いこと、参ってしまいます。このようなときには海に
2024年3月7日 00:20
詩には、人間や世界というものがみせる、さまざまな姿が顕れているような気がします。信仰、熱狂、沈黙、恋、愛、死、生、怒り、陶酔、喜び、かなしみ……挙げていけばきりがありませんが、それらはおそらく世界を鏡写しにしたものでしょう。私は、ずいぶん詩に助けられてきました。そして私を支えている詩人は、すでに死者となって私をめぐります。私はそれらの懐かしく、また生々しい彼らの話をしたいと望んでいます。 例