支援を考える問いかけ
支援と援助の
違いって何ですか?
なぜ支援をすると
お金がもらえるのですか?
支援をする人と受ける人に
境界線はありますか?
先日とある人が
こう問いかけてくれた。
支援は困っている人が主役で
援助は援助する人が主役
なんじゃないかって思います。
そうです。
ではなぜ支援をすると
お金がもらえるのでしょう?
一定の能力のラインで
できる人できない人に
資本主義が線引きをし
さらに
できない人ができるようになることを
支援するとお金がもらえる
という枠組みを作ったから
なのではないでしょうか。
なるほどね。
他にもね
困っている人のニーズに応える対価として
お金がもらえるっていう考え方もあるのよ。
じゃあ、
支援をする人と受ける人に
境界線はあると思いますか?
本来はないと思います。
支援をしているつもりでも
実は目に見えない恩恵を受けていたり
支援を受けているつもりでも
支援者から感謝されるということが
実際にあるからです。
それに
人と人の境界線は
国境のようなものだと
私は考えています。
宇宙から見れば
緑や海や砂漠が広がっているだけ。
国境なんて
人が便宜上で引いたもの。
人と人の境界線もまた
生物学上は人でしかないのに
人が便宜上で引いたもの
だと思います。
…この時間の後
この方はなぜ
この3つの問いかけを
してくれたのだろうって
私なりに考えてみた。
自分がやっている仕事や
自身の役割について
もう一度原点に立ち戻るきっかけを
作ってくれたんじゃないか。
その原点があってこそ
今目の前にいる利用者さんに
支援員として何をすることがベストなのか
が見えてくるんじゃないかって
その方は言いたかったのかな。
どうだろう。
真意はその方にしかわからない。
だから
次に会ったとき聞いてみよう。
感謝の言葉と共に。