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鋭く厳しい無意識を越えて

無意識って
なんだか怖い。

私の無意識で
誰かを傷つけちゃうかも。

そんな私の無意識について
向き合ってみたお話。



この人は
何が言いたいんだろう。
何をわかってほしいんだろう。

なんで自分の感情を表現しないんだろう。
なんで自分の考えを表現しないんだろう。

なんで聞かれたことに答えないのだろう。
なんで的外れなことを言うのだろう。

誰かと話しているとき
ときどきそう思うことがある。



そして
そんなコミュニケーションに対し
イライラしたりがっかりしたりして
大らかで優しい心でいられない自分が
とても残念に感じてしまう。



私はコミュニケーションの相手に
いったい何を期待しているのだろう…

そんなことを考えていた。



そうして気が付いたこと。



私は無意識のうちに
相手に私と同じ努力を求めている
ということだ。



私はもともと
コミュニケーションが苦手だ。
口下手で内向的で
人間関係を築くことが苦手だ。

そんな私だったから
これまで人一倍努力をしてきた
と自負している。



自分の感情にアンテナを張り
自分の感情をどう表現したらいいか。

相手の反応にアンテナを張り
相手の気持ちにどう寄り添ったらいいか。

とことん考え
挑戦し失敗し学び
今の私になったのだ。



その過程で私はきっと
努力すれば人は変われる
という考えが
当たり前になったのだろう。



だから
相手の意図がわかりにくかったり
相手が意図をわかっていなかったりした場面
に置かれたときに
私は相手に私と同じレベルの努力を
無意識のうちに期待してしまうのだ。



このことに気が付いたとき
私はなんて鋭く厳しい無意識を
持っているのだろうと思った。



相手の背景も状況も
何もかも置き去りにして
相手に寄り添いたいなんて言いながら
私は結局自己中心的な人間なんだと。



きっと現時点の私も
まだまだ成長途中なのだと思う。

もっと人の話を聴ける。
もっと相手を知ることができる。

そんな伸びしろがあるのだと
気づかせてくれた出来事だったのだ。



この出来事の先に
もっとコミュニケーションを
楽しめるようになれる未来が
私には待っている。

そう信じて
目の前のコミュニケーションを
大切にしていきたい。