いよいよ夏本番!心がバテない「食薬習慣」のすすめ
強い日差し、紫外線、湿気、さらには室内の冷房やゲリラ豪雨等の影響で、
心身ともにバテやすいこの季節。
そんな時期には、「食薬」がおすすめです。
「食薬」は心がバテる原因に効果的な
西洋医学(栄養学、腸活)×東洋医学(漢方)の内容を
日々の食事に落とし込んだアプローチです。
毎週単位で食べるとよい食材について、効果、おすすめの食べ方を紹介。
8月のおすすめ食薬は……強い紫外線による「サビ」からオイルで心を守る
✓青魚&カレーパウダー
✓あまに油・えごま油&魚卵
✓クルミ&ニンジン
✓チアシード&アボカド
◆「サバ缶+カレーパウダーでつくるオリジナルカレー」
*余裕をつくる青魚×万能スパイスで気力を補う
「青魚」
青魚には、全身の細胞膜を修復し、炎症をおさえる特徴があります。
サバ、アジ、イワシなど、青魚はたくさん種類がありますが、 どの魚でも大丈夫。オメガ3 脂肪酸(EPA、DHA)、ビタミンDなど 脂溶性の栄養素が豊富で、記憶力や思考力などを保ってくれます。
動物性の食材なので、ビタミンB群やタンパク質、鉄も豊富に含まれ、
心の栄養を補ってくれます。基本的に、お肉にはオメガ6脂肪酸が含まれるので、この暑い時期には肉よりも青魚が◎。
「カレーパウダー」
カレーパウダーには、ターメリック、クミン、ナツメグ、フェンネル、 サフラン、カルダモン、チリパウダー、赤トウガラシ、コショウ、 ショウガ、コリアンダー、シナモン、オールスパイスなどから、 最低でも5種類以上のスパイスが配合されています。
抗炎症、抗菌、抗酸化作用などが期待でき、漢方薬でもよく使われる材料が
多く含まれています。中でもクローブ、コリアンダー、ターメリック、 シナモンなどは、冷え・ストレスをやわらげるスパイスですが、ほとんどのカレーパウダーに配合されています。
◆「しらたきタラコサラダ」
*ピリピリとした神経をしずめる食材をとる
「あまに油・えごま油」
活性酸素から、脳を始めとした細胞を守るために、オメガ3脂肪酸を含む 代表的な油をとっていきましょう。これらは加熱すると酸化するので、 食事にそのままかけたり、ドレッシングとして使う調理が向いています。
「魚卵(タラコ、イクラ、スジコ、カズノコなど)」
魚卵の特徴は、活性酸素を除去するビタミンEが豊富なこと。
また高タンパクで、ビタミンB群、A、D、亜鉛等も豊富に含まれています。
とくにタラコには、心を安定させるのに必須である「ナイアシン」が 多く含まれています。
あまに油やえごま油に魚卵をなじませると、食材とあえやすくなるので、
「しらたきを使ったタラコサラダ」、 「山芋やレンコンと合わせたタラコきんぴら」、 「ニンジンとタラコをあえたキャロットラペ」等のメニューがおすすめ。
◆「ニンジンのきんぴら」
*夏のダルさに効果バツグンのナッツ×抗酸化& 消化補助食品でやる気UP
「クルミ」
間食に、ぜひクルミをとりましょう! クルミには、心を乱す炎症をおさえる働きがあります。 クルミは、ナッツ類の中でもオメガ3脂肪酸が最も多く含まれ、 さらに抗酸化作用もトップクラスです。 「クルミひとつかみ」のポリフェノールの量は、グラス1杯の赤ワインよりも多いといわれています。
「ニンジン」
ニンジンの特徴は、カロチンを含むことです。 胃腸の粘膜を修復したり、活性酸素を除去する働きがあります。 中心部よりも、皮に栄養があるので、皮ごと食べるようにしましょう。 また、ビタミンAは脂溶性のため、油で調理することで、吸収率がアップ。クルミを細かく砕き、あえて、「ニンジンのきんぴら」にして食べるのが おすすめです。
◆「アボカドの味噌漬け」
*なんだかスッキリしない心に元気の種×抗酸化& 血行改善食材
「チアシード」
チアシードは、炎症をおさえるオメガ3脂肪酸を多く含みます。
それだけでなく、ミネラルも多く含む栄養価の高い食材です。
10g で約2g のオメガ3脂肪酸をとれるので、厚生労働省が推奨する
1日に必要なオメガ3脂肪酸(2g )を簡単にとることができます。
一度買ってしまえば、一袋にたくさん入っているので、 ストックしておくと、黒ゴマと同じ要領で、楽に使用できますよ。
「アボカド」
アボカドは、抗酸化作用が高く、血行を改善する特徴があります。
アボカド1個の食物繊維の量は、ゴボウ1本分に相当するといわれていて、
それだけ食物繊維が豊富な食材です。味噌や納豆などの発酵食品と合わせて食べると、整腸作用がさらに期待できます。
ただし、脂質が多くカロリーが高いため、1日1個までに。 「アボカドの味噌漬け」、 「チアシードの味噌ドレッシング・アボカドサラダ」がおすすめ。
その他、
◆9月……乾いた心と腸にうるおいをチャージ
1週目→海藻&たまご
2週目→リンゴ&きな粉
etc.
など、季節や天候に合わせた「食薬習慣」で、暑い夏を乗り越えましょう!
ご紹介した食薬習慣は『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』に
詳しく載っています。
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