すさのお@とある赤裸々な教室長の他愛もない雑記など

色々と紆余曲折がありましたが、現在は某塾で教室長をさせて頂いております。 将来は、知育…

すさのお@とある赤裸々な教室長の他愛もない雑記など

色々と紆余曲折がありましたが、現在は某塾で教室長をさせて頂いております。 将来は、知育・食育を通じて貢献できる道を模索中~ 日々思う事、業界の話、勉強の話、その他気づいたことを、赤裸々に、辛辣に、忖度なしに語ります。お耳苦しいところはご容赦を!

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初投稿です。

はじめまして。ただ今、宮城県下で某学習塾の講師をしております。 教育業界に関わって早10年経とうとしています。色々と紆余曲折ありましたが今現在は塾での講師生活を続けています。 私の人生も早くも折り返し地点。残り僅か。何か世の中に恩返しをしなければと思う今日この頃、いづれかのタイミングで、知育食育の分野で何か出来ることがあればと模索するようになりました。いつまでこの環境を続けるかは分かりませんが、その時々の立場で何にも忖度せず、私見を日記風に書き綴ろうと思います。 ただの悪

    • 「アルバイト・バイト」という勿れ

      「アルバイト」もしくは「バイト」という言葉の意味を調べると、 という感じの事が出てくると思います。又、ウイキペディアで「アルバイト・バイト」調べてみるとこんな感じに掲載されておりました。 なぜ急にこんな話を始めたかと言うと、最近講師の中に、 『バイトのシフトを教えてください』 的な発言を生徒のいる前でも平然と口にすることが増えてきました。 確かに、講師の方々にお願いしているのは「アルバイト・バイト」であって何も間違っていないので、特に何を責められなきゃいけないのか?と思

      • 「古典・古文」学習の「嫌度」の深さ

        つい先日、ネットニュースで、 「一生使わない古典(古文)なんて勉強するくらいなら、プログラミングや投資などの、社会人になってから役に立つ知識を勉強した方が良いのでは?」 といった話題に賛否両論がつけられていました。 芸人の「カンニング竹山」氏もヤフーニュースで発言して話題になっております。(ヤフーニュース故にリンク先に記事がなくなっている可能性もありますのので、以下スクショ貼っておきます) まぁ、彼は芸能人なので本心で話していない可能性もあります。(記事内にも「歴史好き

        • 宮城県公立高校入試が終了しました。

          3月5日、宮城県公立高校の入試が滞りなく終了した模様です。悪天候というわけでもなく、大きなシステム障害等があったわけでもなく、出題ミス等の混乱もありませんでした。 受験生のみなさんお疲れ様でした。日頃培った実力は思う存分発揮できたでしょうか? まだ詳細な結果データはありませんが、総評として「理科が難しかった」という声が多く聞かれます。 3年前は各科目の問題に対してお恥ずかしながら総評をさせて頂きましたが、そういう作業は高邁な業界関係者にお譲りしましょう(笑 ざっと見廻し

          春の学習塾選びの季節になりました

          今年も早いもので2月も半分を過ぎてしまいました。 受験生の皆様はもう少しですね。最近は、「公立高校に何が何でも勢」が減少してきているようにも感じますが、それでもまだまだ公立高校を目指す層は、相当数いらっしゃると思います。 (ちなみに宮城県の公立高校入試は3月5日(火)です) そんな中、非受験生と呼ばれる今回受験しない層の学習塾選びはこの時期が一番加熱します。(とはいえ、東北地方は比較的「ゆっくり」な印象です。首都圏ではもうこの時期に先んじて動いているものと思われます) 先

          教育雑記を約3年ぶりに再稼働したいと思います。今度は教室長として。

          最後の記事投稿が、2021年3月20日・・・・ と言う事は、約3年ぶりに記事を書いている事になります。 忙しいの一言だけでは済まされない程、色々な事が詰まっていた3年間でしたが、幸いなことに(?)この間はいわゆる「教育業界」からは離れることなく過ごしてきており、なんと昨年11月からは『教室長業務』を仰せつかっております。 この環境の変化に少々驚きつつも、与えられた喜びを胸に業務に邁進していきたいと考えております。業務も少々落ち着いてきたので時期的には「受験ラストスパート」

          教育雑記を約3年ぶりに再稼働したいと思います。今度は教室長として。

          新教育要綱 中学社会の場合

          改訂中の教育要綱は、前記のとおり「量と質」、更には「活用力」を大きく求められます。 今回は、大きく変わる中学社会について、ポイントを纏めます。 中1の変更点は、 日本の姿 時差 日本の特色について世界からの視点は削減 歴史が5時間増(地理が5時間減) 中2の変更点は、 ヨーロッパ史(主に憲法史) 琉球文化 アイヌ文化 歴史の履修範囲が明治時代まで 歴史が5時間増(地理が5時間減) 中3の変更点は、 近現代史(大正時代以降)の充実 領土問題 社会の大きな変更点は2

          新教育要綱 中学理科の場合

          改訂中の教育要綱は、前記のとおり「量と質」、更には「活用力」を大きく求められます。 今回は、大きく変わる中学理科について、ポイントを纏めます。 中1の変更点は、 プリズムの分光 力のつり合い 生物の分類 中2の変更点は、 (特になし) 中3の変更点は、 イオン化傾向 ダニエル電池 小学校での変更点は、 小学4年 「光電池」省略(小学6年に移行) 小学5年 「水中の小さな生物」省略(小学6年に移行) 小学6年 「電気による発熱」省略(中学校に移行) となってい

          新教育要綱 中学国語の場合

          改訂中の教育要綱は、前記のとおり「量と質」、更には「活用力」を大きく求められます 今回は、中学国語について、ポイントを纏めます。他の科目と違い、国語については大きな変更ポイントはありません。 国語教育の在り方として、小中高を通じて、 語彙力・文章読解力の養成とともに、「話すこと・聞くこと」「書くこと」にも力を入れた学習、古典も含めた言語文化を大切にする事が求められて行くようです。 具体的なポイントとしては、今回の教育要綱の改訂で中3で扱う漢字が、1945字から2136字に

          新教育要綱 中学数学の場合

          改訂中の教育要綱は、前記のとおり「量と質」、更には「活用力」を大きく求められます。 今回は、大きく変わる中学数学について、ポイントを纏めます。 中1の変更点は、 素因数分解 確率 累積度数、累積相対度数 中2の変更点は、 反比例 四分位範囲、箱ひげ図 中3の変更点は、 (特になし) 英語に比べると変更点は少ないのですが、実は小学生範囲から数学は大きな変更がなされていました。小学校での変更点を纏めてみると、2018年度~2019年度の間に、 小学3年 メートル法

          新教育要綱 中学英語の場合

          改訂中の教育要綱は、前記のとおり「量と質」、更には「活用力」を大きく求められます。 今回は、大きく変わる中学英語について、ポイントを纏めます。 中学3年間で主要5科目の授業時間は、年間1,565時間 ⇒ 1,925時間と360時間の増加になります。中でも英語は3年間で、最も多い460時間増えることになります。 中1の変更点は、 be動詞と一般動詞の現在形、can が「小学校の復習」の扱いへ 英単語600語くらいが「小学校の復習」の扱いへ 新規の英単語数が年間130程度増

          学習指導要綱 刷新中の中身とは

          学習指導要領が約10年ぶりに改訂されています。これまでも、およそ10年毎に改正され続けてきました。 過去の改訂は、 1989年   (平成元年) ・・・ 小1・2に生活科、高校での家庭科男女必修 1998・99年(平成10・11年) ・・・ 総合的な学習導入、高校に情報化を導入 2008・09年(平成20・21年) ・・・ 小5・6年で外国語(英語)活動導入 2015年   (平成27年) ・・・ 道徳の「特別教科」化 でした。 学校での学びを通じ、子供たちがそのような「生き

          国語力低下を克服する

          大学入試の共通テストしかり、高校入試の問題しかり。過去問を眺めて思うのは、圧倒的な国語力の低下だと思うのです。 私が大学受験した当時の過去問と見比べていると、数学は逆に今の方が難しいと思います。各分野とも学問的に研鑽が進み、新しい発見があったり歴史では史実が訂正されたりしているので、『今』が一番難しい問題を出すというのは当たり前ですが、国語に至ってはどんどん後退している感じがします。 原因については色々な方が色々な角度から検証していますが、私なりに考えると、やはり根本的な教

          3・11に寄せて(10年の月日が想い起こさせること)

          今年も当たり前のように、3・11がやってきた。 地震には慣れていた。毎年、多少は揺れていたから。他の都道府県に比べれば地震は多く、慣れていたつもりだった。 しかし、『あの時』は違っていた。私は仙台駅の横に架かる陸橋の上で、渋滞の列に参加していた。 揺れは、緊急地震速報とほぼ同時だった。「橋の上だし揺れの大きいのも当然。」と思っていた。 ・・・・が、長い。揺れが長い。そして大きい。 仙台駅からは、バキバキバキ・・とものすごい音がした。「・・・?これはやばいかも。」 おそらく誰も

          3・11に寄せて(10年の月日が想い起こさせること)

          高1先取授業スタート

          高校受験も終わって、その後も継続する新高1生の先取学習が今週から、始まりました。授業してみて思うことは、どこかまだウワの空。 このタイミングではまだ、公立高校の合格発表が終わっていないからでしょう。(発表は16日15時の予定です。) この春から高校生の自覚はあっても、まだどこの学生になるかの明確な自覚もない。まあ当然の感覚だとは思いますが、この僅かのスタートダッシュの差が、ずっと付き纏うことになるかは今は知る由もないよね。 進学校と呼ばれる学校に進路を取った生徒は学校自体

          春期講習とは

          春期講習の季節ですね。 各学習塾が競うように講習を推してます。もはや風物詩的なものを感じますが、実は、私が学習塾を運営していた頃、この春期講習の展開はあまり乗り気ではありませんでした。 ですので、大々的な販促もした覚えがありません。 各学習塾が、この時期春期講習に力を入れているのは、表向きは『先取学習』とか『学年のまとめ』とか『スタートダッシュを決める』とか言いますが、やはり本音はズバリ、次年度の生徒数の確保、生徒の囲い込みに間違いないでしょう。 都市部と地方部、または学