見出し画像

新教育要綱 中学理科の場合

改訂中の教育要綱は、前記のとおり「量と質」、更には「活用力」を大きく求められます。
今回は、大きく変わる中学理科について、ポイントを纏めます。

中1の変更点は、

プリズムの分光
力のつり合い
生物の分類

中2の変更点は、

(特になし)

中3の変更点は、

イオン化傾向
ダニエル電池

小学校での変更点は、

小学4年
「光電池」省略(小学6年に移行)
小学5年
「水中の小さな生物」省略(小学6年に移行)
小学6年
「電気による発熱」省略(中学校に移行)

となっていました。

単元の学年移行が多少ありますが、それよりも理科の大きな変更点は、ページ数の大幅増と、『イオン』単元の完全復活でしょう。ページ数は主要5科目の中で最高の45%増です。『イオン』は、ゆとり世代からバッサっと減らされた単元ですが、ここにきていよいよ完全復活です。
資料の量も増える中、必要な情報を整理整頓して「具体的な事例」を理解し、「活用」することが求められます。

又、教科書の構成も、
第一分野・第二分野の上下巻から、学年別の分冊に変更されます。
教科書ごとに収録順が違うので、地域によって学習する順番がまちまちになってしまうという事態が起こってしまいます。同時期に同じものを学習すると言う事ではなくなると言う事は、実力テストや模試のデータ活用等にも影響が出そうです。

5科目の中では変更点が少ないものの、全体学習の予定が変わり、ボリュームも増えるので、高校入試に向けては、今までよりも少し早めに全体学習が必要になるでしょう。


この記事が参加している募集

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。 noteのアカウントが無くても「♡スキ」を押せます。 どうぞよろしくお願いします。 「シェア」「サポート」大歓迎です。 いただいたサポートは自分を磨くための資金にさせていただきます。