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「アルバイト・バイト」という勿れ

アルバイト」もしくは「バイト」という言葉の意味を調べると、

『「アルバイト」は、ドイツ語の「Arbeit」が語源です。直訳で「労働」とう意味を持ちますが、現在日本では「本業や生活の目的が別にあり、そのかたわら働くこと」というイメージがついています。学生のお小遣い稼ぎや副業、ライフワークバランスを考えた働き方が代表的な例です。また、生活のメインを別に設けている方の雇用形態なので、「比較的短時間の労働」として定義とされることもあります。』

エボジョブ様コラムより抜粋

という感じの事が出てくると思います。又、ウイキペディアで「アルバイト・バイト」調べてみるとこんな感じに掲載されておりました。

アルバイト(「労働」「仕事」を意味するドイツ語: Arbeit に由来する[2]外来語)は、期間の定めのある労働契約有期労働契約)に基づき、企業・公的機関などによって雇用される従業員または労働者を指す、日本韓国における俗称である。略称としてバイトとも呼ばれるほか、アルバイト形態で働く人を指す和製造語として「アルバイター」「フリーアルバイター(フリーター)」が派生した。

非正規雇用の雇用形態の一種とされているが、正規雇用期間の定めのない労働契約)としてのアルバイト社員とする企業もある。

「アルバイト」と「契約社員」の区別は慣習的なものであり、企業がそのように勝手に呼称を使い分けているだけに過ぎず、同一同格の労働者である(「パートタイム非常勤)」と「アルバイト」の区分についても同様)。

労働法的にはあくまで双方とも労働者であり、単に労働時間や契約期間が異なるに過ぎない。労働力調査においては勤め先での呼称にて集計されている[3]

出典:ウィキペディア

なぜ急にこんな話を始めたかと言うと、最近講師の中に、
『バイトのシフトを教えてください』
的な発言を生徒のいる前でも平然と口にすることが増えてきました。

確かに、講師の方々にお願いしているのは「アルバイト・バイト」であって何も間違っていないので、特に何を責められなきゃいけないのか?と思われる向きもあるかと思うのですが。

では、何が問題なのかと申しますと、この『アルバイト・バイト』という言葉の持つ『意味合い』に問題があるのです。
先程の「エボジョブ様のコラム抜粋」にあったように、

現在日本では「本業や生活の目的が別にあり、そのかたわら働くこと」というイメージがついています。

エボジョブ様コラムより抜粋

この語彙の中に「片手間に働いてます」的なニュアンスを感じる人は感じるのです。
私的には、「皆様の貴重でハイスペックなリソースを生徒の指導にご尽力頂いている」という認識でおりますが、この「アルバイト・バイト」という言葉に持たされた「ラフでフラットなイメージ」が全てを台無しにしてしまっていたりします。
いくら「ウィキペディア」で「労働している事に何ら変わりはない」と書かれていたとしても、やはり「アルバイト・バイト」という言葉を聞くと、「一段下に思われる」上に、そんな「一段下の人」に相手されたと言って面白くない層が一定数いるのです。

こちら「NOTE」の記事界隈でも、著名な(著名と言われている)方々の中に「アルバイト講師の功罪」的な記事を散見する事も多いです。

入塾を検討されるご父兄の中にも「講師はどうせアルバイトでしょ?」と真正面から切り込んでくる方も現実にいらっしゃいます。


まぁ、この際是々非々論は一旦横に置いておいて、この言葉は「イメージが悪い」とだけ認識して頂きたいと思います。
そして、何も「みずからイメージの悪い言葉を纏う意味が無い」という意識をしっかりと持って頂きたいと思います。

言葉を変えれば、意識が変わります。意識が変われば、仕事の内容が変わります。仕事の内容が変われば、最終的には人生も変わると思うのです。

イギリスの政治家で同国の第 71 代首相を務められた「マーガレット・ヒルダ・サッチャー女史」の有名な言葉に、

Watch your thoughts, they become your words; watch your words, they become your actions; watch your actions, they become your habits; watch your habits, they become your character; watch your character, it becomes your destiny.
訳 思考に気をつけなさいそれはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

という言葉があります。(サッチャー女史がご存じだったかは判りませんが、この言葉の原典は実は中国の思想家「老子」の言葉だったりします)

生徒もアルバイト講師に教わる」事を不快に思うかもしれない、父兄様も「アルバイト講師に任せられない」と思うかもしれない、教育評論家やプロ教師と呼ばれる方々からも「一瞥される」かもしれない・・・という不当な扱いを自らの意思でかわす事が出来ます。

皆様は、こちら側で養成させていただいて、生徒様の学力向上のために最前線でご活躍頂く立派な『講師』です。
ですので今後は、
仕事の予定(シフト)を教えてください
で良いではないですか!

この件に関しては、様々なご意見があると思いますがそれは認めながらも、「仕事の中身にプライドを持って」取り組んで頂ければと思う次第です。
本来は、呼称などどーでも良い派ではあるのですが、呼称に流されて「ダレて行かないよう」に講師の方々にはお願いしたいと思います。

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