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現代詩

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#詩

明日、何をしようか

1秒後 ワクワクしてる?
2千年後 ビクビクしてる?
期待と不安が入り混じって、
僕のなかで溢れかえる

1秒後 ビクビクしてる?
2千年後 ワクワクしてる?
希望と絶望の狭間で
君は僕に嘘をつく

"明日は晴れるよ"
うそだ、そんなことは信じない
明日も明後日もずっと曇りで
この先もずっと雨に降られる
きっと、寒くて、暗くて、一人で、虚しい

"夢は叶うよ"
うそだ、そんなことは信じない
だって

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宇宙になりたい原子の話

僕は原子。
どこにでもある普通の原子。
僕は、君の体かもしれないし、
今日君が食べるその牛肉かもしれないし、
今日君が排泄するうんこかもしれないし、
その辺に転がってる石ころかもしれない。

ちっちゃい僕のことを
みんな誰も気づかないけど、
意外と僕はそこに、すぐ近くにいるんだよ。
みんなには気づいてもらえないけどね。

僕には大きな夢があってね、
僕は、宇宙になりたいんだー。
宇宙っておおっきい

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思うままに、踊るように

"自分にしかできないこと"
なんて、
この世にあるわけなくて、
大体のことは誰でもできる。

"自分だけができないこと"
はたくさんあるし、
努力したって、できないことはできないね。

できることなんてないし、
できないことがいっぱいある。
世の中なんてそんなもん、そんなもんだよ。

大人はみんなそういうし、
こういうとあなたはきっと
悲しい顔をするんでしょう?
だからぼくは、あなたにいうよ
"あ

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雨が、ふっている

雨が、ふっている
男は立つ 傘をさして
男はつぶやいた
” 今日はいい日だ、雨さえなければ ”
雨は彼の心に阻まれ 寂しく彼の靴を濡らした

雨が、ふっている
男は立つ 傘をささずに
男はつぶやいた
” 今日はいい日だ、雨がふっている ”
雨は彼の心に触れ 心のさびを優しく流した

雨が、ふっている
雨はすべてに等しく、ふる
彼にも、もう一人の彼にも、そしてあなたにも
心に触れたくて、心に寄り添い

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待つ女、居る男、居させる女、待たせる男

そばに居るとき きみはいったね
"いつまで 私を待たせるの"

ぼくが去るとき きみはいったね
"あなたはわたしの そばに居て"

そばに居るのに
きみの心にぼくは居ない
きみの心にぼくは居るのに
ぼくはきみのそばに居ない

すれちがって いれちがって
おいかけて おいかけられて
それでもぼくは

きみの心に きみのそばに
待たせてごめんね
あとちょっとだけ 待っててね

青い正義感

せかいをぼくは よくしたいのに
せかいはぼくを 拒絶する

せかいをぼくは よくしたいのに
せかいはぼくを 否定する

せかいをぼくは よくしたいのに
せかいはぼくを 見てくれない

せかいをぼくは よくしたいのに
せかいはぼくを 諭してくる

よいことを わかってるのは
いつもいつだって ぼくだって
ぼくは知っているっていうのに

ぼくはせかいに 暴言を吐く
ぼくはせかいから 逃避する
ぼくはせ

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理想の現実

目の前に広がる現実に
理想の僕は砕かれる

砕かれ散った理想の僕は
波打つ心に依存し縋り
それでも生きる理由をもらった

波打つ心は時として
理想の現実を僕に突きつけ
僕の元から去ってゆくけど

そのとき僕はもう一度
散った理想のカケラを集めて
か弱く小さい確かな一歩を
現実に向けて踏み出すんだ

愛し愛され

きみはぼくを 愛してくれたね
ぼくはきみを 愛していたよ

きみはぼくを 愛してくれたね
でもぼくほんとは 余裕なんか全くなくて
自分の世界に 引きこもって閉じこもって
きみをたくさん 待たせて傷つけてしまったね

ぼくはきみを 愛していたよ
ほんとはちゃんと 受け取りたかった
そしてほんとに 伝えたかった
きみの愛を 僕の愛を
ちゃんと受け取って
ちゃんと伝えたかった

ごめんね
ちゃんと愛され

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僕の叫びは

僕は 叫んだ
"嵐がくるぞ! 身を隠せ!" と

僕は 叫んだ
"地震がくるぞ! 気をつけろ!" と

僕は 叫んだ
"明日が来るぞ! 目を覚ませ!" と

僕の声は がらんどうの空に響き
そして 誰にも届かず 消えていく

僕の叫びは 虚しく響き
今日も誰かの 明日を呪う
僕の叫びは 夢中に終わり
僕の心は 乾き澱む

誰か聴いてよ
誰か聴いてよ
僕の叫びは 今日も何処かで
変わらず 響く

ぼくは補欠の3年生

ぼくは補欠の3年生
スタメンからは程遠い
戦う資格がぼくにはない
仲間が負けたらぼくも負ける

だからぼくは
だれよりも声を張るよ
だれよりも走るよ
だれよりも早く来て
だれよりも遅く帰るよ

だからぼくは
絶対に準備をするよ
絶対に片づけをするよ
絶対にあきらめずに
絶対に仲間を信じぬくよ

ぼくは補欠の3年生
負けてしまった3年生
ぼくらの代が終わっても
ぼくらの意思は繋いでいくよ
ぼくらの気

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