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1on1ミーティングの道具箱 - 第2回 プロのメンターが1on1のヒントとコツを紹介する新シリーズ 道具=意味 目的 ラポール 関わり方 テーマ 進め方 スキル

1on1 のヒントとコツをプロのメンターが1つひとつ紹介していく
「1on1 ミーティングの道具箱」 新シリーズ  第1章に入ります‼
「自分の思考やコミュニケーションのクセを理解する」
第2回のテーマは「自分の職場での日常を知る」前編

継続的に結果を出していくには、粘り強さが必要です。
この記事を読む「3分ルーティン」を
ご一緒に続けながら現場で実践していきましょう。


「1on1ミーティングの道具箱 」シリーズ 第2回


現在地



はじめに


4/3/2022付「1on1ミーティングの道具箱」ご案内記事をまだ読まれてない方はご確認をお勧めします。理解が深まり、効果がより高まります
・1on1の定義・目的・不可欠なこと ・このシリーズの目的・対象・効果

4/24/2022付「1on1ミーティングの道具箱」シリーズ  第1回 序章
これからいかに有効に進めていくか、使い方やスケジュールを含め
ターゲットに合わせた方針を示しています。より効率的、効果的に継続するためご確認をお勧めします。


第1章 

自分の思考やコミュニケーションのクセを理解する


1on1ミーティングの成功に不可欠な
・ラポール形成 (信頼関係)
・心理的安全性

その基礎、土台をつくるために

自分のコミュニケーションの傾向/クセを知る


前回の #1 "Quiz & FUN"


職場での自分を動物に例えると?


この問いを考えながら自身の態度や言動、
コミュニケーションの傾向をふり返る


自分の職場での日常を知る 前編


#1 Quiz & FUN  職場での自分を動物に例えると?で、
あなたはどの動物を選びましたか?

ゾウ?キリン?ワニ?サル?ライオン?…

会話/対話をする際にとりがちなコミュニケーションの傾向/クセ
どの面から、その動物に決めましたか?

1on1ミーティングでは、
相手との”対話”をうまく進めるために
まず自分自身をよく知り、理解していなければなりません。

自分を知ることから始めましょう。

人を引っ張っていくのが得意か?
謙虚に相手にコントロールを任せるか?
率直で自己主張がうまいか?
温かく気配りのある態度で接するか?


DiSC、ソーシャルスタイル、動物サークル理論などを参考に1on1の目的に合わせ改変。


図「4つのコミュニケーション(会話/対話)の傾向」を参照しながら
読み進めてください。まず基本を理解しましょう。


コントロール

縦軸の線は「力」
もしあなたが相手に対して「力」を持ちたいなら、心理的に上位に立ちたいのなら、コントロールの傾向が高い。


フォロー

縦軸の線は「力」
相手に対して上位に立つより謙虚に後ろに控えているのを好む。
フォローの傾向が高い。


縦軸の線は「力」を示しているので、どちらが「力」をもちたいのか。
もしあなたが「コントロール」の傾向が高いのなら同じような傾向の人と
競うより「フォロー」の傾向が高い恭順な相手を好むでしょう。
もしあなたが「フォロー」の傾向が高いのなら「コントロール」の傾向が
高い決断力のある相手を頼もしいと感じるでしょう。
「力」の縦軸の関係では、お互いを求め合います


コンフリクト

横軸の線は「感情、気持ち、意」
対立を恐れず率直に、直接的に発言する。
コンフリクトの傾向が高い。


サポート

横軸の線は「感情、気持ち、意」
温かく協力的。ときには相手との距離感をうまくとれない。
サポートの傾向が高い。


横軸の線は「感情、気持ち、意」を示しますので、
コンフリクト(攻撃)とサポート(協力)は対極にあたります。
縦軸の関係ではお互いに求め合うのに
横軸の関係ではお互いに反発し合います。敵意 vs. 好意
敵意はただ敵意を促すだけ。


どの傾向が優れているとか、劣っているとかはありません。


あなたは、どの傾向が高いでしょうか?


どの傾向にもそれぞれの良い面と悪い面があります


お互いの関係を深め、コミュニケーションを快適に進める良い面もあれば
コミュニケーションを滞らせ、関係性まで壊してしまう悪い面もあります。


自分がコミュニケーションの良い面と悪い面をもつ傾向があるように
相手にも傾向があります。
人それぞれに傾向は違い、その時々の状況も違います。


重要なのは、適切なタイミングに、適切な傾向を使い分けることを
知っていること


人は皆、この4つの基本的な傾向を生まれつきもっています
それぞれの傾向を鍛える、修練する必要があります

例えば、あなたはマネジャーならば、生まれつきの「サポート」
が高い傾向であっても、ときには、「コンフリクト」として、
相手をしっかり批判しなければなりません。

複雑な状況をうまく処理したり、
コミュニケーション(会話/対話)を円滑に進めたりするために
一本やりではない、成熟したコミュニケーションができる「道具」を
身につけた「フレキシブルなマネジャー」を目指しましょう。

1on1ミーティングの成功に向けて

あなたがいつもとりがちな傾向はどれか?
あなたがこれからもっとも取り組みたい傾向はどれか?


次回は、それぞれの傾向がどのように機能するかをご説明します。


次回のテーマ


柱 1
自身の思考やコミュニケーションのクセを理解する
タイムライン
1on1ミーティング開始前
一人ひとりに合わせる


自分の職場での日常を知る 後編


#2 Quiz & FUN


「あなたのコミュニケーションの傾向/クセで
 うまくいかない面は何ですか?」

次回までに考えてみましょう!


with all of my thanks and friendship


# 1から# 5まで英語版記事を同時公開予定


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