傾聴の習慣 - 2024年 ビジネススキルとしての陰徳を実践しよう - メンターの「あんちょこ」シリーズ for HNY🌄
ダイアリー式メンター Hara が主にメンタリングにまつわる話題をあれこれときどき発信するシリーズ。人を元気づける ”応援団・チアリーダー” への応援メッセージ。今回はビジネススキルとしての傾聴と陰徳について。
2024年の新年が始まりました。今年のあなたの目標は何ですか？コミュニケーションスキルを高めるため、『傾聴』と『陰徳』をテーマにしたビジネススキルの向上をご提案します。
被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。
傾聴の習慣 - 新年2024年に向けての陰徳の実践
2024年が始まりました。多くの方が新年の決意を立て、新たな目標に向かって一歩を踏み出す時期です。今年、私たちが特に注目したいのは「傾聴」と「陰徳」です。ビジネススキルとしての傾聴の重要性はよく語られますが、私たちの日常生活や人間関係においても、その価値は計り知れないものがあります。
傾聴の重要性
ビジネスにおいて、効果的なコミュニケーションは成功への鍵です。
傾聴は、単に他人の話を聞くこと以上の意味を持ちます。それは、相手の言葉に耳を傾け、理解し、共感する能力です。コミュニケーションの基本であり、関係構築の鍵となります。「ハーバード流交渉術」著者のWilliam Ury氏は、傾聴がコミュニケーションの重要な半分であり、しばしば見過ごされがちであると説明しています ⇓
The Power of listening Mr. William Ury ウィリアム・ユーリー氏「傾聴の力」
陰徳の意義
一方、「陰徳」という言葉に出会ったとき、その深い意味に感銘を受けました。淮南子に記されたこの概念は、人に知られることなく行う善行、見返りを求めずに他者のために尽くすことを意味します。これは、私たちが目指すべき美徳であり、傾聴の精神と深くつながっています。
この精神は、ビジネスの世界においても、信頼と尊敬を築く上で重要です。
傾聴と陰徳の共通点とメリット
傾聴と陰徳には、他者に対する深い理解と共感が必要とされる共通点があります。これらは、ビジネス環境での信頼と尊敬を築く基盤となります。傾聴はコミュニケーションの質を高め、陰徳は見返りを期待せずに行う善行を通じて、個人と組織の道徳的な価値を高めます。
共通の難しさ - 始めるのも続けるのも
傾聴と陰徳を継続することは容易ではありません。日々の忙しさに追われる中で、他者の話に耳を傾け、無償の善行を行うことは、時に忘れがちになります。しかし、この挑戦こそが、真の成長への道を開く鍵です。
実践方法
日々の業務や人間関係の中で、積極的な傾聴と陰徳の実践を心掛けましょう。
傾聴を実践するには、会話中に完全に相手に集中し、質問を通じて理解を深めることが重要です。
例えば、会議での発言に耳を傾け、チームメンバーへの支援を惜しまないことが、効果的なコミュニケーションへと繋がります。
傾聴/聴く力のスキルを身につける詳細は第6回～第12回をご参照ください⇓
陰徳の実践には、目立たない方法で同僚や部下を支援することが含まれます。例えば、静かに誰かの仕事を手伝ったり、必要なリソースを提供したりすることです。
注意点 ⚠
傾聴と陰徳は、自己犠牲に陥ることなく行うべきです。自分の感情や健康を犠牲にしてまでこれらを行うことは、持続可能ではありません。バランスを保ちながら、これらの価値を生活に取り入れることが重要です。
ビジネスにおける効果
傾聴と陰徳を実践することで、信頼性が高まり、チームワークが向上します。これは、長期的なビジネス成果に大きく寄与します。
例えば、助けを求めることに躊躇する人々に対して、傾聴と陰徳は大きな影響を与えます。『リミッティング・ビリーフ/制限する信念』を持つ人々は、自分の能力に疑問を持ち、支援を求めることを恐れます。
しかし、傾聴と陰徳を通じて、これらのネガティブな思い込みを解きほぐし、助けを求めやすい環境を作ることができます。これにより、個人も組織もより強固なものに成長します。
「リミッティング・ビリーフ」は、個人が自分自身の能力、価値、可能性について持つ否定的な考えや誤った認識です。これらの信念は、しばしば無意識のうちに形成され、人の行動や選択、成功を制限する原因となります。例えば、「私は成功できない」「私は十分賢くない」などの思い込みは、自己実現の妨げとなり、チャンスを逃す原因になることがあります。
「リミッティング・ビリーフ」は、過去の経験、周囲の人々からの影響、社会的な期待などによって形成されることが多く、これらを意識し、克服することで、よりポジティブな自己像を築き、潜在能力を最大限に発揮することができます。
メッセージ
あなたも、この2024年を傾聴と陰徳を実践する一年としませんか？
傾聴の習慣と陰徳の実践は、2024年の新年の決意として最適です。これらを通じて、より豊かな人間関係を築き、ビジネススキルを磨くことができます。相手の話を真摯に聞くことで、信頼と理解が生まれ、陰徳の行いは心の充実感と幸福感をもたらします。
傾聴と陰徳は、ビジネススキルだけでなく、人間関係においても大きな価値をもたらします。2024年、これらを心に留め、バランスを保ちながら実践していきましょう。わたしも自分のバランスとペースを保ちながら励みます！
© Forbes JAPAN 2023
いかがでしたか？
次回もお楽しみに！（何かヒントやきっかけになればうれしいです）
with all of my thanks and friendship💛
メンターに興味がある方は ⇓「メンターとメンティになる方法」を続けてどうぞ！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？