数字偏重⑭ - テストの成績「+30点」?&喫煙率低減目標
〔母数〕や〔起点とする値〕を蔑ろにしていては不都合が生じがち…との着眼点/気づき提起が主流になっている本シリーズですが、なんと累積⑭稿目となりました。
今回の表題。
⑬の時に連想思考してくださり、コメント欄にてお示し頂いた話について触れたいと思います。
~いつもmy noteを堪能頂いていて脳内brush up⤴ ナイスな着眼でコメント反応くださる【女王まりか】さんからの基ネタ📖
学習塾その他の教育機関にて掲げられがちなアピールポイント --- 《君の成績、+30点も夢じゃない💪》
「えっ?30点も成績が上がるの!?🆙」と驚いてくれるようにと趣向を凝らした”目からウロコ”な表現ではあるのですが…🙄
新たな学習サービスを模索している学習世代全体を見渡す/考慮した場合。そのうちの何割かにとっては「拍子抜け」するフレーズであることに気付けますでしょうか?
つまり、対象者を絞ったものにすぎない、というところ。
一応☝
もし既に70点台の生徒が受講したらどうなるの?😒
当該『+30点』は比較的多くの人がツッコみたくなる「ぐらついた空虚な数字」の一例、でしょうか。
話変わって、とある企業における従業員に対する『健康指導』の類で、違和感ある「目標数値」がみられました。
というもの📣
ポイントはいくつかあります👆
雑すぎて多義的/複数解釈のおそれ、ですね(~_~;)
論点の欠如もみられます
貴方の定義や先入観のほどは如何に🤔
~ ~ ~ ~ ~
①対前年比の《減少率が5%》以上なのか
<例>喫煙者200人⇒189人 11人(=5.5%)減
~もしこんな例ばかりなのであれば、”比較的”現実的な目標か🤔
②各年次の%数値を比較して-5”ポイント”であればよいのか
<例>16%⇒次年10%なら達成🏆
③かたや、「現状はともかくとして」次年に改めて喫煙率を計算した場合の結果数値が《5%よりも下回っていれば》達成なのか
どうですか?当方による言い回し/着色の影響を受けるかもですが、おそらく、あなたを含めた多数派が③だと捉えるでしょう
でも、この目標を掲げた人はそれ以外のつもりで言っているのかもしれません🙄
もし①なら・・・
喫煙者2人⇒1人 という事業所で減少率=50%となり、余裕で達成✌
⇒一部の対象者にとって、空虚な”目標”
もし②なら・・・
冒頭の【教育機関の宣伝文句】と同様、
◆例えば、現状で既に4%だったら達成不能
⇒”伸びしろ”具合を不考慮
既に低減の優良事業所の存在を無視した不適表現
もし③なら・・・
◆生体人員が20人未満の事業所では、たった一人でも居たらアウト
1人/19人≒5.3%
⇒母数概念欠落
「①でしょ」と受け取った人🙋
目標たるもの「前よりも良くする」が発想土台にあるので、《対前年比の減少率》との解釈に寄ってしまうのも、まぁ自然。
②③の想定で後に記した「辻褄合わず」論理が頭にあれば、そう解釈する経緯としてなお濃厚😫
でも、そもそも①と③は、目標を掲げる前の「現状把握」が欠如した設定だと言え、褒められたものだとは到底言えない🙅♂️
結局これらのどれをとっても、「これでOK👌」な”数値尺度”の扱いには至っていない、というところなのです😫
何度も重ね重ね提起申し上げていますが、
表層の数字ばかりにこだわって、本質を外した論点を声高に上げてしまう顛末にならないように気を付けたいものです🚫
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