駅の改札口 - 工夫をさがしてみよう ナッジ① +
昨日の記事で、アンケート的にお尋ねしました。
《自動改札二者択一のデザイン
- 貴方は左右どちらのレーンを選択しますか?》
その懸案について、再掲的記事にて提起を続けます✍
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この写真の中に、駅員によって施されたある工夫点が見受けられます。
それはどこか。
そのねらい(目的)は何か、及び実際の効果はいかほどだろうか
という推測、をしてみましょう☝
ここは地下鉄の駅🚉です。利用客は割と多い方で、人の往来が絶えることはありません。写真は、自動改札を通ってプラットホームに向かって入場しようとしている場所で、多数あるレーンの一部分です。映っている4台全てが入場の方向として〔通行可〕👌という設定になっているようです。
ヒントは「円滑な通行のため」ですが、混雑時の様子を想像して(経験を踏まえながら?)考えてみてください💡
と、問いかけてみたところで、画像内に含まれているものが少ないのですぐ分かりますね… 答えは【足元に書かれた黄色い矢印】で、そのねらいは「誘導」だと考えられます。つまり、左側の2台よりかは右側の2台の方へ極力進んでもらおうとの”仕向け”です。
人の往来が多いので、交錯を避けるべく、進路を一定に保たせようとする目論見を窺い知ることが出来ます。
現在日常的に電車に乗っていない方でもお分かりなるかと思いますが、矢印が付いた右の2レーンは、自動改札機の奥側に閉じられたフラップが見えますので、向こう側からは進入(出場)できない設定になっています。
他方、左の2レーンは特に制約が無いようですので、双方向から進入可能です。
改めて整理すると、手前側からの入場は4レーン全て使えますが、奥側からこちらへの出場に際しては、向かって左の2つのみ利用可、という状況なのです。それが「誘導」する理由です。
※手前側からの入場者がもし向かって左の2つに集中したら? ---
◆他の駅でも類似事例を見つけました◆
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この例は「文字による示し」ではないので、
実際に通る人が、仮に”無意識に”であっても、行動に影響が及ばないと意味がない、
という点が懸念されます。
さらに、そもそも、このような”仕掛け”を施すに至った動機(駅での通行不円滑問題の具体的な発生事象)にまで、より深く考えを巡らすことができますでしょうか?
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