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「お客さんの話は聞くな」 〜あるデザイナー師匠のおしえ〜
「お客さんの話はまともに聞くな」--
ボクのデザインの“師匠”の一言です。そのコトバの衝撃は、30年たった今でも忘れません。記憶しているというよりは、身に染みてるといった方がいいかもしれませんね。下積みデザイナーで当時20歳そこそこだったボクにも、多少なりとも世の常識というものを持ち合わせているつもりでしたから、なんて身勝手なコトバなんだろうと思っていました。
でもデザインの仕事を長く続けてい
事例(4)広がるケンケンガクガクの、究極の収束化
「マニュアル化時代」などと言われてずいぶん久しくなりますが、昨今はなかなかそうも言ってられず、職務対応がケース・バイ・ケースになりマニュアル自体作りにくくなっています。
そこで問題となっているのが「ノウハウの伝承」なのですが、
職務に不慣れな人は、想定外のケースに戸惑い、
職務に慣れた人は、後輩がいちいち指示を仰ぎにくることに不合理を感じます。
そこである一定数の暗黙知をサンプリングし、それぞ
【事例(3)】:演じてみて、描いてみて、商品開発
商品企画や製品開発でも「グラスト」を活用いただいています。
近年、商品開発の「考えドコロ」が変わってきています。消費者心理の研究も多方面で進んできましたが、今のように市場が成熟化してくると「買いたいものが分からない」「買った理由がわからない」などと、人のニーズは言語化されずに潜在下に眠った状態になっています。
商品企画、製品開発がはじまるのはまさに暗中模索の状態からです。「モノ」としてのデザイ
【事例(2)】グラフィックで、ビジネスモデルづくり。
2つ目の事例は、ビジネスモデルづくりです。
さまざまな企業や各種団体の、新規ビジネス立ち上げや新サービスの企画に、グラフィック・ストラクチャーを活用いただいている例です。
シークレット性が高いものが多いので具体的な事例は差し控えさせていただきますが、経営者や担当者が集まるプロジェクトに参入させてもらいながら進めています。
最近のビジネスの傾向として肌で実感することは、消費者ニーズが「潜在的な
【事例(1)】専門家の知識と、生活者の生の声をグラストで編む。
グラフィック・ストラクチャーの活用事例として一つ、「ぎんのライフマガジン」という広報誌の制作プロセスを紹介させてください。
「人生100年時代」とか「超高齢社会」といわれるこれからの時代を、いかに楽しく、自分らしく生きていくかという生活提案誌なのですが、この制作(編集)プロセスがじつにユニーク。
発行者は豊富な実務経験をもつ民間の介護事業者、いわばプロ中のプロですが、この編集プロセスにまったく