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小説:1話で完結

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2021年3月の記事一覧

【ショートショート】とある夫婦の日常、人のことを気に掛ける。

【ショートショート】とある夫婦の日常、人のことを気に掛ける。

 妻は私に珍しく
 仕事のことを
 話してきた。

 
「人は何で人のことを気にかけないのだろう」

 私は答える

「仕事だけ集中していればいいからじゃない」

 妻はどうやら
 社内環境を
 良くしたいらしい。

「人間関係をよくする方法を試したがうまく行かない」

 私は聞いてみた。

「なぜ人間関係をよくしたいの」

 妻は答えた。

 「社内で孤立している人がいるから何とかしたい」

 

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自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#9

自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#9

 主人公:エレナ(女子)お祓いスキルは無限大、普段能力を隠している。
           結果パーティーを追い出され自由の身。
           仕事も終わりひと段落と思ったところで
           新しい仕事が舞い降りる。
 ドラゴン:メイ(性別不明)能力はエレナと連動しているようだ。
 聖女:ルーナ(女子)本当は大聖女エレナのことを良く知る。
 騎士:ソラ(男子)騎士見習いから騎士

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【ショートショート】とある夫婦の日常、さくら_sakura

【ショートショート】とある夫婦の日常、さくら_sakura

 私と妻はさくらを見に行った。

 奇麗なさくら

 さくらは何処にでもある。

 さくらは散り始めていた。

 妻は楽しそうに

「さくらがきれいだ」

「かわいく咲いている」

 楽しそうに写真を撮る。

 だいぶ暖かくなってきた。

 人もだいぶ出てきている。

【ショートショート】とある夫婦の日常、食べ物でほっこり

【ショートショート】とある夫婦の日常、食べ物でほっこり

私の妻は食事を

おいしそうに食べる

特技を持っている。

今日は久しぶりに出社した。

帰りにお弁当を

買って私は帰った。

テレビを見ながら

横になっている

妻が弁当袋を

ロックオン

「あ、弁当買ってきてる」

私はテーブルに弁当を置いた。

「今日はご飯を食べる機会がなかった」

妻は興味深そうに

弁当を覗いている。

「へ―忙しかったんだ」

全く心がこもっていない。

「食

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【ショートショート】とある夫婦の日常、お買い得に目がない

【ショートショート】とある夫婦の日常、お買い得に目がない

 妻が商品のバーコードを
 ネットで確認している。

「真剣に何調べているの」

 妻は答える。

「お買い得セールの
 割引率を確認してる。」

 おお、主婦だ。

「おさすがだね」

 妻は答える。
 
「元の売値が分からないと
 調べられないでしょ」

 疑問に思ったので
 質問した。

「普通は買う前に調べない」

 妻は答える。

「事件は会場で起きているんだよ」

 よくわからん、
 

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自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#8

自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#8

主人公:エレナ(女子)お祓いスキルは無限大、普段能力を隠している。
           結果パーティーを追い出され自由の身。
           仕事も終わりひと段落と思ったところで
           新しい仕事が舞い降りる。
ドラゴン:メイ(性別不明)能力はエレナと連動しているようだ。
聖女:ルーナ(女子)本当は大聖女エレナのことを良く知る。
騎士:ソラ(男子)騎士見習いから騎士にエレナ

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【ショートショート】平和が1番良いと思う。

【ショートショート】平和が1番良いと思う。

ある世界の言い伝え、

神様が二柱おりました。

彼らは大きな金魚鉢の中に

宇宙をつくりました。

一柱が惑星に魂を投げ入れましたが、

なんの変化もありませんでした。

もう一柱が身体を投げ入れました。

それが人間の始まりです。

人は増え続け、

ある時争いが始まりました。

土地が欲しい、

資源が欲しい、

支配したい。

中かには、

平和に暮らそう、

資源を分けよう、

仲良くし

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【ショートショート】とある夫婦の日常、出会ったときの印象

【ショートショート】とある夫婦の日常、出会ったときの印象

私は初めて

妻と会った時

妻の印象は悪かった。

何となく

感じが悪く思った。

しかし、

結婚するな

家庭的で

良いと思った。

妻から言わせると、

私の印象は

「社交的に見せてるコミ障」

お料理の会で

洋服は白だった

私を見て

「こいつ相当自信あるな」

と思ったそうだ。

実際に

「社交的に見せてるコミ障」

は間違いなく正しい

当時私は退屈で

たまらなくなり

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【ショートショート】とある夫婦の日常、妻の美貌の磨き方

【ショートショート】とある夫婦の日常、妻の美貌の磨き方

テレワークの為、

土日の感覚が分からない日々である。

私は妻に今日の活動報告を聞いた。

「ゴロゴロしてるけど、今日は何してたの」 

妻はキラリと目を輝かせ、

「世の中のためになることをしていた。」

私は感心して、

「ほう、何してたの」

妻はさらに目を輝かせ、

「美貌を磨いてた」

私はさらに、

「どうやって」

と聞いてみたところ、

「こうやって」

とふくよかな顔を手で擦っ

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【ショートショート】とある夫婦の日常、妻の豆知識

【ショートショート】とある夫婦の日常、妻の豆知識

私が新しいサービスの

書き上げ中に妻はやってくる。

「ねーねー、犬になつかれる方法教えてあげる」

仔犬のように目を輝かせ、

聞いて聞いて魔神になっている。

無視すると大変なので返答する。

「へーそうなんだ」

私は新しいサービスの

書き上げを続ける。

妻は反応が薄いことに

満足していない。

「ねーねー」

私の豊満なウエストを突いてくる。

ちゃんと相手をしないと後が大変だ。

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自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#7

自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#7

主人公:エレナ(女子)お祓いスキルは無限大、普段能力を隠している。
           結果パーティーを追い出され自由の身。
           ギルドからの依頼での悪魔祓いは完了した。
           聖女として鎮魂の儀式を行うことになる。
ドラゴン:メイ 能力はエレナと連動しているようだ。
騎士見習い エレナの機嫌を伺っているが、そこそこ強い。

ドラゴンと騎士見習いの稽古#7

 

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【ショートショート】とある夫婦の日常、わがままを聞く能力

【ショートショート】とある夫婦の日常、わがままを聞く能力

妻は訴える。

「オレンジジュース飲みたい」

わたしは無視をする。

妻は訴える。

「オレンジジュース飲みたい」

わたしは無視する。

妻は訴える。

「オレンジジュース飲みたい」

わたしは伝える。

「ご自分で買ってらっしゃい」

妻は訴える。

「うるさいと言う」

妻は続けて赤飯の歌を歌い始めた

「赤飯食べたい、赤飯食べたい」

妻は報酬をよこせと言ってきた。

「赤飯食べたい、赤

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自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#6

自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#6

主人公:エレナ(女子)お祓いスキルは無限大、普段能力を隠している。
           結果パーティーを追い出され自由の身。
           ギルドからの依頼での悪魔祓いは完了した。
           聖女として鎮魂の儀式を行うことになる。
ドラゴン:メイ 卵から孵ったばかりの子供
騎士見習い エレナの機嫌を伺っているが、そこそこ強い

 大人の都合で聖女から魔女になりました。#6

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【ショートショート】考えを捨てる。

【ショートショート】考えを捨てる。

言葉で人は殺せないが、

言葉で人を追いつめることはできる。

そこには絶対君主制が引かれている。

年功序列と成果主義がフレンドされている。

先輩社員に対しては敬語は必須である。

後輩は先輩より成果が倍開きがあると昇格する権利を得る。

ここは、言葉の銃弾が飛び交う。

新人は精神的な体制を試されている。

弱い人間は先進的に破壊される。

安心してほしいちゃんと精神洗浄設備も完備されている

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