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ちえのかたまり

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#ウクライナ

「ロシアよりフェイクを込めて」ジャーナリストの登場と死まで演出した偽情報…危険なナラティブ(物語)が増殖中

「ロシアよりフェイクを込めて」ジャーナリストの登場と死まで演出した偽情報…危険なナラティブ(物語)が増殖中

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。

きょうのおすすめはこちら。

From Russia, Elaborate Tales of Fake Journalists(ロシア発、偽ジャーナリストの巧妙な物語)ムハンマド・アラウィ。調査報道記者の名

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「この戦争を知りたければ、ウクライナを知れ」 監修新著『美しきウクライナ』の紹介

「この戦争を知りたければ、ウクライナを知れ」 監修新著『美しきウクライナ』の紹介

露宇戦争全面侵略局面が始まって、日本ではウクライナに対する関心が爆発的に生じた。無理もないことで、2014年のクリミア・ドンバス侵略・占領を発端とする開戦後も、日本の多くの人にとってはウクライナは引き続き「よくわからない国」のままだったからだ。多くの専門家が過去1年にわたり、戦争の推移、侵略の犠牲者、地政学的文脈やら機甲やら長射程やらの兵器、あるいは時にはウクライナ人の今の不安や望みについて語って

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2022年ウクライナ情勢をより深く理解するための歴史文化背景雑学

2022年ウクライナ情勢をより深く理解するための歴史文化背景雑学

当方はウクライナやスラブ研究者では無く、米国大学にてホスピタリテイ・観光経営分野で研究系博士教員をしている日本人米国永住者です。ウクライナには縁があって旧ソ連崩壊後数年であった1995年から往訪しており、渡航回数は30回程度です。過去5年は年に数回のペースで渡航していました。

普段ウクライナの名前が出るのはチェルノブイリ原発事故に関連した話程度で、ここ数か月のロシア軍国境集結と侵攻のニュースで突

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ゆめのつばさ

ゆめのつばさ

ああ、やっと自由になったのね。

たくさんの鉄の雨が降ってきて、閉じ込められたまま燃えていくのはつらいことでした。
燃えるものがすべて燃えつきた時、ぷしゅーっとため息をつくような音がしました。

ムリーヤ。
彼女の名前は、ムリーヤと言います。
ウクライナという国の言葉で、夢という意味です。
素敵な名前でしょ?

ムリーヤが生まれたのは、ソビエトという国があった頃。
宇宙まで飛んでいく仲間を背中に載

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