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#医療情報
アレクサ、看取って⑥ OK google, 金と人と場所と空気感をくれ
前回記事↓
大須賀の出番が来た。
「プレゼンテーションがうまい人ばかりで、このあとにしゃべるのは大変やりにくいですね」
のひと言で、会場がどっと沸く。
ど っ と 沸 か せ て ん じ ゃ ね ぇ かプ レ ゼ ン 上 手 め
彼の凱旋帰国を花で飾り、医師たちを集め、犬を召喚し・・・・・・何より、講演会場を用意するために、朝日新聞ウィズニュースはめちゃくちゃがんばった。
もともとは記
アレクサ、看取って⑤ 笑う犬とうさぎの冒険
前回記事↓
犬が目をしばたいた。
二度、三度。
ぼくの前説で苦笑が満ちた会場に、山本の計略が張り巡らされた。闇に閉ざされていた戦場に高らかに閃光弾が上がる。荒野。隘路。死角。布陣。伏兵。ぬかりなく、露わに照らされる。
医療情報戦略には何が必要で、何がすでに行われていて、何が効果を発揮していて、何が足りないのか。
世界のロジックがネオンのように可視化される。
情報戦においては発信者だけで
アレクサ、看取って④ グラディウスを知らずに大人になるなんて
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この日、渋谷ヒカリエの34階で行われたイベントの正式名称は、
知って、届けて、思い合う~やさしい医療がひらく未来~
であった。
このフレーズのうち、一番だいじなのは「思い合う」の部分かと思う。
正しい知識を知ろう、人々に届けようとがんばるのはとても大事なことだ。でも、送り手と受け手の間に相互に思いを巡らせ合う関係がなければ、意味がない。
なんて。
他人のことを思ったところ
アレクサ、看取って③ knowと書いて苦悩と読む
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ビュッフェのサラダを取って、お互い席に着く。朝食をはじめよう。
大須賀は「日本のビュッフェは豪華だなあ」と小さくつぶやいた。ぼくは、このホテルがたまたまそうなんじゃないかな、と思ったが、自分のホテルでもないのに謙遜するのも変なのでとりあえず黙っておいた。葉物の種類がやたらと多い。ドレッシングがキラキラしている。というか全体的に光量が多い。部屋は暗いのに食べ物が明るい。確かに豪華だ。
アレクサ、看取って② 俯瞰に眉をひそめた男
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渋谷の朝、ぼくは立ち並ぶビルがどれも古いことに気づいた。東京って意外と建物が古いんだな。
あちこち補修されて大規模な工事も行われている。生まれ変わりつつある街といえば聞こえはいいが、どちらかというと、全身にチューブをつなげて周りに何人も足の長いミニスカ看護師をはべらせた「海賊・白ひげ」のようだ。強い、危うさ。
「何度も何度も繰り返し殴られると、ひたいは簡単にやぶけて血が出るように
アレクサ、看取って①
noteの執筆ページを開いたら、まだ何も入力していない場所に、グレーの主張しない文字でこのように書かれていた。
おはようございます、今日もいい一日を。
ツイッターの入力欄をひらけばグレーの文字で「いまどうしてる?」 Facebookは「今なにしてる?」 微妙に変えてあるのがこざかしい。そしてよけいなお世話だ。
でも、確かにそうなのだ。今は朝。ぼくは生命よりも先にnoteからおはようのあいさつ