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よそじの台所から【1月26日の夕食 と誰かと食べる食事】

夫なし。子は独立。
アレルギー対策に 油をやめ、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖を減らした食生活。
「家族のためのご飯」を卒業した40代。主に自炊の記録。

残りの
・ごぼう 人参 椎茸 秘伝豆 の煮物(味付:砂糖 醤油)
・きゅうりの浅漬(味付:カンタン酢 生姜)
and
・鮭
・ピーマン 長葱 大根 の素焼(タレ:めんつゆ ナンプラー)
・白米 納豆 鰯ふりかけ

19時近く。
煮物と浅漬けを少し残して夕食を終えようと、そのほかの空になった器を重ねていたら、スマートフォンがブルブルとなる。

娘からの着信だ。この時間といえば
2歳の息子と食事を終えて一段落・・したいが、やんちゃイヤイヤ盛りの男の子相手に使える体力はもう残っておらず、さていよいよ
「ばあばに電話しようか!」って
なったんだろうな。

ビデオ通話っていうんですか?
昔で言う「テレビ電話」
お互いの顔を見て話すのだけど、最初こそ
「ばいばーい」とか
お孫様の着ているもの自慢とか
(昨日はミッキーマウスのトレーナーを見ろ見ろ!というので、ありったけの誉め言葉を投げかけた。)
おもちゃ自慢とか
(光や音の出る鉄砲のおもちゃの的になったので、大げさによけて画面から消えると大喜び。)
でお孫様の顔が見えているのだけど
そんな状態は一瞬で、その後はスマートフォンを首からぶら下げてズンズンと歩くので、地面と天井がぐらんぐらんの映像が映るスマホをただただ見ている。

お孫様はまだ言葉が出ないのだけど、とにかくずっと何かを発していて
娘と話したくとも、互いの声はほぼ届かない。

なんていうことを10分も続けていたら遠くの方から
「そろそろパパ帰ってくるってー」
「ばいばーい」
と、一方的にさよなら。

目の前にはいつの間にやら
煮物と浅漬けが空っぽになった器が残っていた。

誰かと食べるご飯は
おいしい から

と、いうわけではない と 思う。



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