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50歳ひとり暮らし(仮)【休みの食事 と 休みのこと】

夫なし。子は独立。
アレルギー対策に 油をやめ(家にある油はラー油のみ)、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖をなるべく減らした(い)食生活。
「家族のためのご飯」を卒業した50代。主に自炊の記録 と 自分を観察する日記。

先週金曜日は、職場の健康診断だった。
出勤して1時間ほど仕事をして、電車で数駅の検診センターへ向かう。
50歳になった今年は「節目」として、いつもより少しだけ検診項目が増える。
更に偶数年は、子宮がん検診とマンモグラフィー検査も自腹で追加している。

検診が終わると節目年だけ出される食事を頂き、その後その日中に分かる健診結果を聞く。
結果はオールA・・と書きたいところだったけれど、悪玉コレステロールが高めとの判定が出た。PCディスプレイの中そこだけ黄色くマークされていて、危険ということか・・?と視線が外せない。
酒は飲めず習慣的に油や乳製品、糖分は控えめの食事だというのに(コソコソ甘い物を食べていますが・・)。

結果を伝える医師らしき身なりの女性は、もう次の項目を読み上げているけれど、わたしは「悪玉コレステロールって・・なんですか?」と引き戻す。
「油を控えているし。お肉よりもお魚を食べているんです。」
悪玉コレステロールがなんなのかわからないけれど、それが食生活の結果だということはなんとなくわかるし、「悪玉」なんていう物騒な名前の付くものが作られる食べものを大量に摂取している実感はなかった。

女性は「例えば甘い物に使われる油とか、クリームですかね。対策としては和菓子に置き換えるとか・・ですね。」と言った。
確かにここに載せない「甘いもの」は、誰に対してかわらないけれどもコソコソと食べている。
でも人に見せられない量ではない。
そんな楽しみすらだめなの・・?と悲しくなってしまった。

家に帰って悪玉コレステロールについて調べてみると
「40~50代の更年期女性は、悪玉コレステロール値が上昇する」と書かれたサイトや動画を見つけた。
だから良い、というわけではもちろんないけれど
「なーんだ、教科書通りに老いている というわけか」と不思議な安堵感。

白髪も老眼も2度患った四十肩も、このくらいの年齢でという時期にちゃーんとこの身体に現れる。
近くが見えないって?腕があがらないなんて嘘でしょ?
「それってどんな感じ?」と思っていたものが、誰に教えられることも判定を受けることもなく「あ、これか」と分かる。
見事なものだなぁと感心する。

健康診断は常に金曜日に設定してもらっている。
帰宅後すぐに下剤を飲んで、土日はバリウム排出dayとしてなるべく家にいる。
途中脂っぽいものを食べて(今回はラーメンと餃子)、人工的にお腹を下すようにして出し切る。
以前外で出てしまい、流すのが大変だったトラウマがある。

次に節目検診が受けられるとしたら、その時わたしは「60歳」
定年までこの会社で働くとしたら、その可能性はないわけではないんだなぁ。



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