見出し画像

日日自炊自足【休みの食事 と 休みのこと】

夫なし。子は独立。
自炊の習慣で自分の必要をみたす、50代ひとり暮らし。
アレルギー対策に 油をやめ(家にある油はラー油のみ)、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖をなるべく減らした(い)食生活。

「家族のためのご飯」を卒業した献立の記録 と 自分を観察する日記。

先週から体調を崩し水曜日に有給休暇をとったけれど、全快には至っていなかった。
金曜日仕事終わり、予約していた整骨院に行った。
「うつぶせになってください」と言われ、施術台(簡易ベッドのようなもの)に腹をつけ横になると鼻水がたれそうになるので、1呼吸を薄く長くして堪える。
治療を終え整骨院を出ると、目の前は繁華街(商店街含む)。
自炊をすることはもう諦めていたので、何か食べて帰ろう・・と思うものの

お店を出る時、タイ人らしき女性が「コップンカー」と言ってくれる

ここは飲みがメインの店が多くて難しい。
お酒が飲めないと、夜のひとり外食はハードルが高い。
酒の単価は高いので、個人店で食事だけということに勝手に後ろめたさを感じてしまう。
かといってチェーン店での夕食は、ランチよりも侘しさが浮き彫りになる。
とりあえずこの繁華街から離れて電車に乗る。
乗り換え駅で降り、混んでいたらテイクアウト、空いていれば食べて帰る・・どちらもいける店。と考えて、以前テイクアウトしたタイ料理屋に向かう。

パン屋の外から「モンブラン!」と飛びついたら、ピスタチオクリームだったが買う。

駅から徒歩15分ほど。できれば食べて帰りたい。
店の扉を開けるとタイ人と思われる女性グループと、日本人の家族が一組。
もともとひとり掛けの席などない小さな店。奥のいちばん大きなテーブルに案内され、壁際の端に座る。
水分を多くとることが難しいわたしは、こういうとき(喫茶店以外の店で)飲み物をあまり頼まないのだけど、カオマンガイが800円と安く、やはり酒を飲まない罪悪感もあってジャスミンティーを頼み
案の定、全てを飲むことができなかった。

家に帰ると「待ってました!」とばかり、体調が悪くなった。
1週間重ねていた元気の前借りが、もう底を尽きていた。
土曜日は図書館の予約本を受け取りたいのに、やっぱり身体が動かずほぼ寝たきり。
朝昼は家にあるものをかき集め食べ、夜はマーケットへ出かけたが食べたいものが思いつかず、オリジン弁当で海苔弁当を買う。
味噌汁を作るのも億劫で、お湯を注ぐだけのものを買い、冷蔵庫にあった長ネギを切って足した。
先週末「だーさん」が来た時に買った根菜を消費するべく料理をしたかったけれど、どうしてもできなかった。

整骨院前の商店街で見つけた「どら焼きの皮のみ」

シンクには食器や洗ってから捨てようと思うゴミが重なって、洗濯も掃除もできない。
食べるだけに起きて、終わるとまた横になる。
お風呂にも入らず、歯は・・磨いたっけ・・?
どうでもいいかー・・。全部、全部。元気になったらやろう・・。
ベッドでスマートフォンを見る。
LINEのアイコンに触れる。あるグループの数字が増えている。
先週久しぶりに連絡した「趣味友」のグループ。
あれから毎日のように動きがある。
「あぁ・・これが嫌だったの忘れてた・・・・・・」

タルタルソースがご飯につくの嫌派です。そしてなんとなく程度の野菜も食べる。

LINEの家族以外を非通知に設定しているので、時々迎えLINEをする。
返信できる気分の時、何か気になった時、自らLINEを開く。
3人しかいないグループに21の会話があったことが、トーク画面を開く前にわかる。
肩が下がることにつられて背中が丸くなる。顔の半分まで掛け布団で覆う。身体がベッドに沈んでいく。
いやもういっそ沈みたい。
スマートフォンを閉じ、数字が動かなくなった頃「いいですね!」と返してみる。返事はない。それでいいはずなのに


嘘をついていることが苦しい。
「誰ともうまくできない」と思えてしんどい。

そう思ってるけど・・基本そうだけど
こんな体調だからいつもよりも深く考えてしまうんだ。きっとそう。
寝よう。寝てしまおう。


土曜日夜、楽しみにしていたドラマが始まったので観る。
日曜日、お昼過ぎまで雨。
夕方やっと図書館へ行く。
帰ってきて余っていた根菜で煮物を作る。
夜はうどんにする。
卵を買ったので、冷やしうどんにしてつけ汁に生卵を落とそう。
図書館のついでに寄ったコンビニエンスストアで買ったコロッケを、フライパンで温め直して食べる。
全て食べきった後で、生卵を落とすことを忘れたことに気付く。



この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?