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WONDER journal

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未来のいのち、死者のいのち、山川草木のいのちなどへの"みかた"や考えをめぐらせるきっかけになるような、アートやデザイン、クリエイティブな事例をお届けします。
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#生態系

ゴミと人間の境界線を溶かす。コンポストをわたしの「臓器」と捉えてみたら?

ゴミと人間の境界線を溶かす。コンポストをわたしの「臓器」と捉えてみたら?

ステイホームは家庭ごみの量を増加させたといいますが、毎週、毎日、ごみ袋をしばりながら、「生きているだけでなぜこんなにもごみが出るのか…」と、もやもやした気持ちになったことがある人も少なくないのではないでしょうか。

気候危機とごみの問題は、どの角度からみても密接に関係していることは明らかです。過剰生産、焼却の環境負荷、分別、マイクロプラスチックなど。
調べてみてすぐにわかったのは、なんと日本のゴミ

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More-than Human Food: 贈与の連鎖としての食から生態系バランスを考える

More-than Human Food: 贈与の連鎖としての食から生態系バランスを考える

こんにちは、Deep Care Labの川地です。

「食べる」って1日3回おこなう日常的な営みだけど、いろんな世界の拡がりを考えさせてくれる営みでもあります。『食べることの哲学』では、食は人間の動物的・生命的な側面と社会・文化的な側面がぶつかりあうような交点にある、と語られます。

食べなきゃ生きていけない、その意味では人間は他のあらゆる生きものと等しいし、一方でわたしたちはそこに生き延びる以上

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あらゆるいのちへのケアする想像力を。Deep Care Labの設立のお知らせ

あらゆるいのちへのケアする想像力を。Deep Care Labの設立のお知らせ

本記事は元記事からアカウントの統合・整理のため転載しております。

先日、Deep Care Lab (DCL)という、一般社団法人を立ち上げました。川地真史と田島瑞希の2名による共同創業となります。「あらゆるいのちへのケアする想像力をはぐくむ」というパーパス(存在目的)を掲げ、複雑な課題に対峙するため研究と実践をかさねていきます。

本稿では、設立にあたりどのような問題意識をもっているのか、何を

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