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第2回パイロット座談会〜支え合う、母と娘のハートフルインタビュー・前編〜

分身ロボットカフェDAWN ver.β

note担当のあーりん&くどぅです！
座談会企画第2弾！！今回はゲストとして公認OriHimeパイロットの中でも、親子で働いている2組の家族をゲストにお招きし、座談会形式でお送りします！

「親子で働く」というと、なかなか稀な働き方ですが、公認OriHimeパイロットの中には、親子でパイロットとして働くメンバーもいるんです！
「親子で働くってどんな感じ？」「仕事部屋は一緒？それとも分けてる？」などなど、OriHimeでのリモートワークかつ親子パイロットだからこその悩みや面白いことなどを、たくさん聞いちゃいました！

2家族分のストーリーは濃密で内容満載の座談会となったので、前編、中編、後編に分けてお届けします！
親子ならではの愛情たっぷりの座談会〜前編〜お楽しみください😊


＜参加者の紹介＞

まずはnoteチームの2名から！
・くどぅ：2021年6月、DAWN常設実験店OPENから公認パイロットデビュー。
心臓が悪くて、青森のおうちでのんびり暮らしている。愛犬とラーメンが大好き！

DAWNでOriHime-Dを巧みに操るくどぅちゃん

・あーりん：2021年6月、DAWN常設実験店OPENから公認パイロットデビュー。
4年前に茨城から上京し、都内に住んでいる。神経の難病でおうち生活をしながら、OriHimeで全国を飛び回っている。

OriHimeパイロットの優羽さんに撮ってもらったあーりん

・Akane：ミヨシの娘。秋田県在住。
2019年10月大手町にて開催された第2回目の期間限定分身ロボットカフェDAWN実験店にて公認パイロットデビュー。2020年5月から大先輩パイロットの岡部宏生さんが社長をしている会社にて、リモートワークで秘書の仕事も行っている。
だいたい毎日寝込んでいるが、寝込んだままでもできることをちょっとずつやって楽しく過ごしている。

DAWNに生身で来店した時のAkaneさん

・ミヨシ：Akaneの母。秋田県在住。
2020年9月からモスバーガーにて公認パイロットデビュー。
2005年に卵巣癌を発症し、現在は寛解している。趣味はOriHimeのお洋服・小物作りなどの手芸。

DAWNに生身で来店した時のミヨシさん

・ゆーちゃん：ようちゃんの娘。奈良県在住。
2021年3月、DAWN常設実験店OPENの少し前に開催されたイベントにて公認パイロットデビュー。
SMAという難病で全身の筋肉が弱く、4歳から電動車椅子を使いながら生活している。お寿司と推し活がパワーの源。

DAWNに生身で来店した時のゆーちゃん

・ようちゃん：ゆーちゃんの母。奈良県在住。
2021年6月、DAWN常設実験店OPENから公認パイロットデビュー。
前職は幼稚園でのクラス担任。線維筋痛症やメニエール病による片耳難聴などを抱えながらも自分の体をコントロールしつつ、娘のサポートをしている。

さっそく、この素敵なファミリーゲストを迎え、親子座談会を始めていきます！

くどぅ：みなさん本日はお集まりいただきありがとうございます。note座談会企画第2弾、親子パイロット座談会です！本日はよろしくお願いします！

あーりん：今回は座談会なので、かしこまらずにみんなでワイワイお話しできたらと思います！

全員：よろしくお願いします！

meetで座談会をしている時の様子

子を見て親も…

くどぅ：2家族とも我が子がパイロットとして働く姿を見て、OriHimeパイロットになろうと思われたようですが、パイロットに応募した経緯を詳しく聞かせてもらってもいいですか？

～ミヨシ＆Akane家～

ミヨシ：娘でありパイロットの先輩であるAkaneが、2019年の10月に大手町で行った期間限定の分身ロボットカフェDAWNで働いている様子を家で見て、特別なスキルがなくても自宅で働ける働き方があることを知りました。
その時に「2019年冬の実験パイロットを募集してるよ！」と娘から聞き、自宅で家族の身の回りのお世話をしていても、これなら働けるかも！と思い応募いたしました。
また、自分や家族の体調不良や急な通院などのお休みをいただく場合、バックアップ体制があることも魅力的でした。
2020年2月頃に就労候補生となり、2020年の9月からモスバーガーさんでOriHimeパイロットとして働いています。
また、私は2005年に卵巣癌を患いしばらくしてから以前の仕事も退職し15年ぐらいずっと専業主婦をしていました。なのでOriHimeパイロットとしてモスバーガーさんで働き始めたのが私の社会復帰となりました。

ちょうどモスバーガーさんで働き始めるときに、”家族が一緒に働ける”っていうきっかけになった言葉を、オリィさんがTwitter(現X )でつぶやいてくださったんですよ。その時は多分まだ、”介護や身の回りの世話をしている人が働く”というパターンは無かったんです。でも、ちょっとずつ私たちのように身の回りのお世話をしている人にも目を向けてくださった、っていうすごいありがたいなと思った言葉​​でした。

あーりん：そうだったんですね！障害当事者のみならず、その当事者を支える家族にも光が当たり、働いてもいい、働けるんだということを体現できた初めての事例、いわばファーストペンギンがミヨシさんだったんですね！すごい！

～ようちゃん＆ゆーちゃん家～

あーりん：ようちゃんは私やくどぅちゃんと同期ですが、どんな経緯でパイロットになられたんですか？

ようちゃん：私もミヨシさんと同じで、娘が先にパイロットデビューしました。
娘の働く姿を見ていて、すごく微笑ましいというか、人と関わることが何より好きな娘が、久しぶりに生き生きとしている姿をとても嬉しく見ていました。
でもちょうどその頃に、母と娘との関係で行き詰まりというか、自立したい娘と『私』としての時間が全く無い母、という関係をなんとかしたいと藻掻いていた頃でもありました。
社会から孤立し、視野が狭くなっていくことに不安を抱きつつ、娘は娘で私の生活を気遣っていろいろ思うところもあったようで「このままでいいんだろうか？」とすごく悩んだ時期だったんです。
現実問題として、娘が微妙な介助のコツを必要とする子だったので、介護の手を離れることができずに24時間一緒にいる生活をしていました。
その中で、DAWNが常設実験店としてオープンすることになり、「ママもこれなら私の介護と両立して働けて、自分の世界も持てるんじゃないかな」と娘が教えてくれたんです。
その話を聞いて、私の得意とする分野とは違う新たなチャレンジになるので悩みましたが、思い切ってパイロットに応募させていただき、DAWN常設実験店オープン時からメンバーとしてご一緒させていただいております。

ゆーちゃん＆ようちゃん親子

”カフェロス”とは？！

くどぅ：今回のゲストの中で、モスバーガーさんとcaféツムギstationさんで働いている方が3人もいてびっくりしました！最初にモスバーガーさん等の仕事を始めた時のお話を教えてください！

Akane：ちょうどその当時、母のミヨシさんと、叔母のこずえさんの2人が同じタイミングでOriHimeパイロットになり、2020年9月から私とミヨシさん、こずえさん、まやちゃんとでモスバーガーさんのお仕事を始めました。
当時、期間限定イベントで開催していた分身ロボットカフェ以外の仕事が無くて、終わったら「終わった〜！次のカフェ楽しみだね〜」みたいな感じで、”カフェロス”という言葉がパイロットの間で流行ってました。
イベント期間中は、文化祭のようにすごく濃密な期間を過ごすので、濃厚な期間とやってない期間のギャップがすごくあって「カフェロスだ！カフェロスだ！」ってみなさん言い合ったりしていたんですよ。
そんな中で、まやちゃんとかが「モスバーガーさんで働くことになりました！」っていうと「うおぉ!!」って、みんなで拍手！みたいな雰囲気がありまして。
だから今みたいに常設店でずっと働いて、単発的にイベントのお手伝いに行くとか、他の店舗でお仕事しに行くっていう形は本当に最近のもので、それ以前は本当にある時だけあるみたいな感じで、お仕事がない時は「楽しみだね〜次のお仕事！」みたいな感じで、各々自由に過ごしておりました。

くどぅ：へ〜なるほど！先代のパイロットさんたちが新たな働く場所を開拓していってくださり、今の常設実験店や様々な場所でもOriHimeが活躍出来るようになったんですね！！
ゆーちゃんがOriHimeパイロットになった時はどうでしたか？

ゆーちゃん：私はモスバーガーの前に、大分のショッピングセンターの中のフードコートで行った単発イベントで働いたのが最初のお仕事でした。

ミヨシ：Akaneさんもやってたやつだ！

Akane：そう！私も一緒にOriHime-Dでタピオカ運んでた！無限タピオカーって！

ゆーちゃん：懐かしい！そう、その時が初めてで、期間は一週間くらいでした。その後caféツムギstationさんがオープンして、1~2ヶ月後くらいのタイミングでcaféツムギstationさんでもお仕事させて頂けるようになりました。私は最初はツムギさんでのお仕事だけだったんですけど、当時モスバーガーさんの大崎店でOriHime Poterを使った配膳業務が始まり、そこからモスバーガーさんの方でもお仕事させていただいています。

2021年　ポーターを乗りこなすゆーちゃんと生身のあーりんがイベントでばったり!!

くどぅ：そうだったんですね〜！私は基本DAWNのことしか知らないので、興味深いです！貴重な常設店開始前のお話をありがとうございます。

パイロット以外の一面も

くどぅ：事前のアンケートで、ようちゃんが小学生の学習チューターをしているって知ってびっくりしました！

ようちゃん：お家でのゆーちゃんのサポートがあって、ゆーちゃんから手を離れることができないので、なかなか外出もままならないんですけど、このお仕事を依頼された時に条件がとても良かったんです。
時間もちょうど一時間だけで、しかも場所は家のすぐ近くのゆーちゃんの出身小学校。その小学校で知り合いの教育委員会の方が開催している”放課後塾”っていうのがあって、学校が終わった後子どもたちの中で希望する子が集まって、宿題をしたり、まあ言ってみたら寺子屋みたいな雰囲気なものですね。そんな取り組みをしていて、週に1日だけ、しかも一時間、往復の通勤も時間も含めたら2時間以内でできるっていうことだったので、ちょっと思い切ってやってみようかなと始めてから、もう4年になります。

くどぅ：すごい！学習チューターとOriHimeのお仕事を掛け持ちされてるんですね！

ようちゃん：そうですね。前職では幼稚園のクラス担任をしていたりと元々子どもが大好きで、子どもと関わるお仕事がしたかったんです。
これは本当に週に1日だけ、しかも短時間でできるので、最初は学習チューターの方から社会への復帰をしました。
それをしばらく続けた後、OriHimeの仕事もプラスしていって、だんだん家の中の引きこもりからちょっと抜け出すことができました。

幼稚園でクラス担任をしていた頃のようちゃん

あーりん：そうだったんですね。知られざるようちゃんの歴史でした！
Akaneちゃんも秘書とかやってるよね！

Akane：ALSの岡部さん(DAWN名誉店長)の会社で秘書のお仕事をさせてもらってます。動画編集は編集ソフトの使い方がわかるというくらいではあるんですけど今楽しくてやってます。AdobeのPremiere Proはできるようになった気がする！

あーりん：Adobeのあれを使いこなしてるなんてほんとすごい！
みんな多彩ですな〜！

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まだまだ座談会はつづく。。。

前編 あとがき

一緒に暮らす親子ならではのお話がたくさん聞けた今回の親子パイロット座談会。
今回お届けした、母が働くきっかけとなった娘のことや、親子であり、家族であり、同じ職場の同僚である母と娘のハートフルなお話もたくさんありました💓
この先も余すとこなくしっかりとお届けしていきます！
続編の公開をぜひ楽しみに待っていてくださいね💫

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あなたもぜひ一度、OriHimeパイロットに会いに来ませんか？
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『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』
［営業時間］
全日11:00-19:00
［定休日］
木曜日(祝日の場合は営業致します。)
臨時休業など最新の営業時間などは、公式Xをご覧ください。
[住所］
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-8­-3
日本橋ライフサイエンスビルディング3 1F
TEL : 03-3527-2136
メール : dawn@orylab.com
[アクセス]
●東京メトロ日比谷線 ： 小伝馬町駅 徒歩4分
●JR総武線 ： 新日本橋駅 5番出口すぐ
●東京メトロ銀座線 ： 三越前駅 徒歩7分
●JR山手線 ： 神田駅 徒歩10分

●東京駅より タクシー約4分(約1.9km)
●上野駅より タクシー約6分(約3.1km)


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