「在宅緩和ケア」で大切な4つのこととは?発達障害の息子は癒しの存在(^^)
先日、血糖値が800を超え(正常値は110くらいまで)緊急入院した姑。
その際、「今日亡くなってもおかしくないです。」と医師に言われました。
その後は落ち着き、今は家で過ごしています。
やっていける自信がなく、不安で不安でつぶれそうな気持ちだった!
姑は10日ほど入院し、自宅に帰ることになりました。
姑の帰宅前、入院先病院の医師と看護師さん、訪問看護の看護師さん、ケアマネジャーさんらが一同に集まりました。
急遽中国から一時帰国した夫と私を交えて、姑の今後の自宅での過ごし方について、話し合いとなりました。
治療というより、残された時間を穏やかに過ごすことに重きをおいた、自宅での「緩和ケア」になります。
姑は、膵臓からインスリンがほとんど出ていない状態です。
毎日の飲み薬はもちろん、血糖値を測ること、インスリンを注射することが必須です。
私は大きく2つの不安がありました。
①血糖値を測る際に、姑の指に針を刺して血を出さなければならない。
インスリンの注射もしなければならない。果たして上手くできるのだろうか?
②夜中2~3回のトイレも介助していたら、睡眠がまともにとれない!私の体がもたない〜!!
特に②の夜中のトイレの問題を深刻に感じ、心が乱れました。
あれこれ思い悩み、イライラを夫にぶつけてしまいました。
大事なこと(1)、一人で抱え込まない
「あれだけ沢山の人が、お母さんのために一生懸命になってくれている!」
「一人であれこれ思い悩まずに、ケアマネさんか看護師さんに相談したらどうや?」と、夫に言われました。
早速ケアマネさんに相談しました。
姑が退院するまでに、リビングに介護ベッドを置き、その横にポータブルトイレを設置しました。
昼間は室内用の車椅子でトイレへ連れて行き、夜中はベッド横のポータブルトイレで自分でしてもらえれば私は寝られる!
退院当日、ケアマネさんと介護用品業者の人が家に来てくださって、
「ポータブルトイレなんかいらない!」と言う姑に対し、優しく説得していただきました。
お陰で私はゆっくり寝ることができました。
★万が一のために、緊急ブザーを姑の首にかけてもらっています。
大事なこと(2)、使える道具を使って楽をする
姑は介護保険によって、介護用品の負担額が1割になります。
介護用ベッド、歩行器、室内用車椅子、トイレの介助グッズなど、必要と思うものは全て退院前にお借りして、設置しました。
姑は入院時よりもかなり動きが良くなっており、昼間のトイレは、自分で歩行器で行くことができました。(見守りは必要です)
大事なこと(3)、出来るだけ睡眠をとる
栄養ドリンクやサロンパス、入浴以上に、疲れをとるには、やはり睡眠だと実感しています。
寝れるときは寝る!とにかく横になる!
介護者の睡眠が足りているかがどうかが、長く介護を続ける一番のポイントかもしれないと思いました。
寝不足で体がしんどい時は、どうしても気持ちがネガティブになってしまいますから...
大事な事(4)、ちょっと余裕ができたら、オンラインで誰かとおしゃべりするなど、別の世界に身を置いてみる
ジ~ッと家で介護だけの生活になっていくと、どこか心がモヤモヤしてしまいがちです。
体制が落ち着くまでは、どうしても人の出入りが多く、心も体も落ち着きませんでした。そのうち生活パターンができてくると、少しは余裕ができました。
そんな時に、ZoomやSkypeなどで別の世界に身を置くと、リフレッシュできました。
私は昨日、久しぶりに心理学の講座を受講できました。
また、カウンセリングも介護の合間を縫ってできました。
今の私にとって、オンラインは非常にありがたいものだと感じました。
息子の存在が癒しになっている
今回は、発達障害の息子の存在が私にとっては貴重な「癒し」の存在となりました。
姑が入院した翌日、夫が赴任先の中国から1年1か月ぶりに一時帰国しました。夫にとっては久しぶりの家、しかも母親に対する心情を思うと…
私は夫にも出来るだけのことをしようという思いになり、やや頑張り過ぎました。 (それで疲れてしまうのは、なんだか違う気がします)
息子は、台所で調理をしている私のところにちょこっと来ては、小声でこう言いました。
「パパがいない時は手抜きしてね!」
「僕はカップラーメンやレトルトカレーを自分でして食べるから...」
息子は掃除機をかけたり、洗濯物を畳んだり、料理を手伝ったりと、自分が出来ることをしています。
(息子がすると)人一倍時間がかかりますが、黙ってしてくれている姿を見て、なんだか心が癒されました。
夫にも感謝
私が姑の夜中のトイレの世話で寝られないかも?と、不安がっている姿を目の前にした夫。
楽になるいい方法はないかと、ケアマネージャーさんや介護用品業者さんに頼んでいたことが、後でわかりました。
先々考えすぎないでいこう!
これから姑がどのように変化していくかはわかりません。
不安がないと言えば嘘になります。
しかし、わからない先のことを考えて心を乱すよりも、状況によって誰に尋ねればいいかを決めておくことだけだと気づきました。
あとはその都度相談しながらやっていくしかないと思いました。
頼りになるケアマネージャーさんや介護用品業者さんの存在、安心できる往診や在宅看護、そして温かい家族...
(不安はありますが)ありがたく思います!
お陰様でおばあちゃん本人は、痛み止めの薬も効いており、穏やかに過ごしています。
ベッドに寝ながら、録画した「ローマの休日」を観ています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
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