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発達障害をきっかけに変わった、夫と私の考え方

息子が発達障害と診断された事を伝えた日

単身赴任中の夫は
「そんなもん甘えや!」「気合いで治せ!」

その後夫は、私を通して息子に厳しい言葉を投げかけ続けました。
「伝えておきますね。」
私はそう返事をして、息子には一切何も言いませんでした。

父からの厳しい言葉で息子は卑下し、自己嫌悪になり、エスカレートすれば
場合によっては「死」を考える可能性もあると感じたからです。


昨年事業所での突然の出来事から息子がパニックを起こし、
精神科でカウンセリングを受け始めたことも、暫くは夫には黙っていました。

発達障害とわかってから半年経ち、1年経ち、
夫は息子に対して次第に何も意見を言ってこなくなりました。


そして約2年後の先日、夫が私にこう言いました。

「これからは発達障害の事を詳しく教えてな。」
「息子には、明るく元気でさえいれば、それで良いと伝えてくれ。」
「たおたおには苦労かけるね、ありがとう!」

夫も夫なりに心の葛藤があったのだと思います。
ずいぶん変わってくれました。

夫は気遣いで苦労をかけると私に言いますが、
私は息子の事を苦労だと思ったことはありません。
カッコつけて言うわけではないです。

「発達障害」という言葉も知らなかった私です。
やはり最初はどうなるんだろうと、戸惑いはしました。

今ではこう思えます、
息子を通して想像し得なかった心の世界を知ることが出来たと……
更に今まで信じて疑わなかった「常識」「普通」「固定観念」が
全て流れ去っていった気がします。

私はなんて狭い心の世界で生きていたのでしょう!傲慢でした。何もわかってないくせに…

世の中には他にも私の感性とは全く違う人たちが生きている!
それを痛感しました。

今後はより一層発達障害について学び、大切な息子を守っていきたいです。
私亡き後も安心して息子が暮らせるように、考えていきたいと思っています。



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