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ちょっと聞き方を変えただけで、親子の関係性が変わった話

そう言えば最近「何もない」!


息子は、外出先から必ず私に電話をかけてきていました。
困りごとがあるたび、感情をぶつけてきました。

思い通りにいかないのを他人のせいにし、電話口で暴言を吐くことも日常茶飯事。

「ムカつく~!!」

乱れに乱れた心で帰宅し、なかなか気持ちが収まりませんでした。
ようやく落ち着いたころには、自分の部屋のドアや壁を蹴って穴をあけていたことも...(;^ω^)

そういえば...!
ここ最近は電話がかかってきません。何事もなかったような顔で帰ってきます。

「ただいま~、ああ、やっぱり家が一番落ち着くわぁ!」
息子の口から常にこの言葉が出るようになりました。


些細な事で言い合いに


以前は内容が思い出せないほど些細なことから息子と変な空気になり、挙句の果てに口喧嘩になることが「日常」でした。

今はそれが全くありません。
「なぜなんだろう?」と考え始めました。

逆効果な母親の思考とは?


「発達の特性を持っているから、家の外ではつらいことが多いだろう。守ってやらなければ!」
「息子が困らないように、嫌な思いにならないようにしてやろう。」

この一心で息子に対処してきました。

「あなたのためを思ってのことだよ!」
というセリフで息子を黙らせていたように思います。

私はいつも自分を正当化していました。
人生経験が浅い息子よりも、自分の考えのほうが優っていると思い込んでいました。

「こうしなさい!」
「こうしなければダメ!」
と、いつも息子の行動や思考を強制していたように思います。

「私は、一度でも息子の気持ちを聞いていたことがあったのだろうか?」
という気づきがありました。


考えない子どもを作り上げた母親

いつの間にか息子は、何事も考える前に私に聞いてくるようになっていました。

「僕のためを思って、お母さんは言ってくれている。とにかく言うことを聞かなければ!」
子どもに不必要な固定観念を植え付けてしまったと、今では反省しています。


親子ともに不幸にする「親の妄想」


「こうなるべき!」という親の発言や態度は、子どもを萎縮させる可能性があると感じます。子どもが親に本心を出さなくなることにもなりかねません。

子どもも「尊重すべき別の人格」です。
どんなことを言ってきても、まずは話を聞くべきだったなと、思います。


発達の特性があっても考えはしっかりとある


息子の話をじっと聞く。どんなに理解しがたい内容でも否定なしで聞く。
ただし、話しっぱなしにはしません。
途中でよくわからないことは質問する。
時々「言っていることはこういう意味?」と確認することも。

話をしているうちに息子自身に気づきがあり、自己解決することもしばしば。更に自分の感情を客観視できるようにもなりました。前の記事でもその一例を書いています。


目線を変える

親だからと言って、いつも上から目線で会話する必要はないと思います。
時には同じ目線で。

親も人間なので、色んな感情が出てあたり前。
そんな人間らしいところも含めて、親子が認め合い、信頼し合える関係になればいいなぁと、思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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