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息子の小さな改善にやっと気づいた私&発達障害の強いこだわりと上手につき合う方法を教えてもらった話

発達障害の中のASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠如・多動症)の混合だと診断を受けた息子。


ASDの強い「こだわり」とADHDの「衝動性」


息子には自分なりの様々なルールがあり、ほんの少しでもそこから外れるとパニックを起こすことがあります。

例えば机の上に置いた本が、自分が置いた位置からほんの数ミリでも移動していたら。。。もう心が激しく波打ちます!

パニックといっても、たいていは他の人にはわかりません。「フリーズ」のほうがピッタリ合う言葉かと思います。

しかし、そのフリーズする状況が二重、三重に重なったり、または衝撃が強すぎた場合は行動に出てしまうこともありました。物を壁や床に向かって投げつけます。小さい時はよく壁を蹴ってへこませていました💦


Amazonでサンドバッグを購入


3か月ほど前の出来事です。
息子はおばあちゃん(同居している私の姑)とのコミュニケーションがうまくできずイライラが出ました。
おばあちゃんから何度もチンプンカンプンな答えが返ってきたからです。

息子がテレビの旅番組をおばあちゃんのために録画してみせたのはいいのですが、
「ギリシャの風景だよ」と何度も息子が説明しても、おばあちゃんは、
「台湾はいいなぁ!」と言い続けていたとか。。。


真剣に説明(し過ぎ)ていた息子は耐えられなくなって、自分の部屋へ行き壁を殴っていました(トホホ)
私はそれを見て、息子のストレス解消と壁に穴が開くのを防ぐためにサンドバッグを購入しました。

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箱に入ったままのサンドバッグ


サンドバッグを箱から出してセットするのがめんどくさくて、私はしばらく放置していました。
といいますか、3か月経って、今だに箱のまま置いています。

そろそろ箱から出してちゃんとセットしようかな?と昨日思ったのです。
が。。。、「あれ?そういえばあれから衝動的な行動は1度もないわ!」
と気づきました。

おばあちゃんのトンチンカン発言は相変わらず健在です、他に息子のこだわりに反する出来事も数回ありました。
その時息子は機嫌が悪くはなりましたが、
そういえば(ブツブツ言いながら)切り替われるようになっていきました。

私は息子の改善を口では願いながら、無理だと思い込んでいたのかもしれません。

息子は息子なりに何か考え続けていたのでしょうか?
それとも私の対応で何か変化があったのでしょうか?
しいて言えば、以前のように息子を責めたりしなくなったのは事実です。


この調子だと、サンドバッグは要らないかな?
リサイクルショップに出すか、メルカリで売ろうかな?
嬉しい誤算です。


発達障害と向き合っている
あさぎさんの記事から「こだわり」との付き合い方を学ぶ


あさぎさんのこだわりや、物事が気になる感じ、息子のそれと本当にそっくりです。息子の話なのかと思ったほどでした。

彼女は日々の苦しみの中から、素晴らしい考え方をあみ出されました。
誰かに言われてではなく、自らの努力で出た思考は強力だと思います。心から敬服いたします。

考え方の切り替えで、ずいぶん楽になるのだとわかりました。
今後それがうまくいかないときもあるかもしれません。それでも落ち込まずに、またゆっくりとチャレンジしていっていただきたいと思います。

最初は息子にこの記事を見せようかとも考えました。

いやいや、親の押し付けになってプレッシャーになっても良くない、

本人も本人なりに少しは考えているみたいなので、もう少し様子を見守ろうと思います。


※おばあちゃんの名誉のために付け加えておきますが、トンチンカンな発言をするのはだいたい酔っぱらっている時です(;^ω^)


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