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実感した言葉の悪影響!発達障がい息子が心に刻んだおばあちゃんの言葉とは?



困った口癖

「無いものは出えへんやろ!?」

おばあちゃん発言の意味:
(その人から出た言葉や態度は、全て持っている気質から出ている。
自分が持っていないものが表に出るわけがない!)


96年、息子が3歳のときに北京から帰国し、姑と同居が始まりました。
息子は物心ついたころからズっと、
「無いものは出えへんやろ!?」を聞いていました。つい3か月前まで。


息子の心の中に、
おばあちゃんの固定観念が深く刻まれていたことに気づかされました。
(息子の)父親の件で。


お父さんと会うのが怖い!


双極性障害で入院し、先日退院した夫。

お陰様で非常に落ち着きましたが、
別居しています。

夫の病気がピークのとき
夫の言葉、態度、表情などが息子はトラウマになってしまいました。

思い出してはパニックになるのです。

「お父さんにはお世話になっている、感謝しないといけない!」

「僕のことは『重荷』と感じているのだろうな...」


「おばあちゃんが
『無いものは出えへん』て言った」
「あの時のお父さんの発言は本心からだったのだろう」

「お父さんに会うのが怖い!」



私から息子への言葉


「感謝なんかせんでいい!!」

「お父さんには感謝」と常に言っていた母親からの思いがけない言葉。
息子はキョトンとしました。

「あんたにそこまで苦しい思いをさせて、アホな奴や!」
「感謝なんかせんでいいから、思いっきり私に言いなさい!」


それでも息子は父親のことを悪く言いませんでした。
家族としての愛情が深いのを感じました。

ただ一言…
「お父さんには一生会いたくない...」


「あれは本心からではないよ」

お父さんを想う気持ちと、拒絶する気持ちが入り乱れ、
考え始めるとパニックになる息子。

先日、私の発言で少しだけ落ち着きました。

「お父さんの主治医がおっしゃってたよ。
『今の(落ち着いていて静かな)姿が本来の姿なんです。』て。」

「○○くん(息子)が会いたくないなら、会わなくていい!」
「お父さんも(会わないことを)理解してるからね。」



いま一番大切なこと

息子の主治医も、私と仲良しの臨床心理士さんも口をそろえて
別居に賛成、応援してもらっています。

私と夫の関係性は変わりつつ(変えつつ)ありますが、
前よりも仲良くなったかもしれません。

しかし、今は息子の心が壊れないようにすることが第一だと、
夫婦で認識しています。


影響力大な存在おばあちゃん(姑:故人)


絶対○○や!間違いない
「○○に決まってる!

発言には何の根拠もありません(~_~;)

毎回バチっ!と言い切ってしまうのと、時々とても素晴らしい(と思える)ことを言うので、

おばあちゃんの発言は、
知らず知らずのうちに息子の心に影響していました。


「無いものは出えへんやろ!?」
この言葉も息子の心に刻まれていたのです。



私にとっては魅力ある存在の「困ったちゃん」


いわゆる「歯に衣着せぬ」おばあちゃん(^^;)
私には無いものがあり、面白くて、とても魅力的な人でした。


おばあちゃんと息子は不思議な「仲良し」関係でした。


学んだこと

息子のトラウマの原因の一つ、姑から植え付けられた固定観念。

「無いものは出えへん」


息子だけではなく、
私も含め、家族から刷り込まれた固定観念がある人は少なくないと思います。

偏った、または間違った思考。
無意識に当然のように持っていて、一生気づかない場合もあるでしょう。

ある意味恐ろしく感じます。


希望

「無いものは出えへん」ではなく、

お父さんの以前の言葉や表情は、本来の姿ではないと説明したところ、
「それでもまだ、会うのは難しい…」
と、息子は言います。

その後、
「でもちょっとぐらいなら、何ヶ月か先に会ってみようかな…」

ゆっくりですが、心境は確実に変わってきています。



ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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