ワガママな要介護おばあちゃん!それなのに、なぜ私は姑のことが大好きなのだろう?
自分に正直なおばあちゃん?
姑はもうすぐ83歳になります。神戸生まれ神戸育ちが自慢です。
私(山陰地方出身)のことは、完全に「田舎者」扱いしていました。
よく言えば自分に正直、普通に言えばワガママな人です。
亡くなった舅と結婚前にデートの約束をし、舅が家まで迎えに行くと、
「今日は行かない。」と言い出す姑。
舅が理由を聞くと「行きたくなくなったから!」で、本当に行かないのです。(トホホ…おじいちゃん、よく耐えたなぁ)
今でもそういったことはよくあります(^_^;)
ご近所さんもびっくり!私は冷や汗をかきながら「スミマセン!」
以前、近所のアートフラワーの先生の展示会があり、姑と二人で見に行きました。その際に、
「楽しいですから簡単なものを一緒に作ってみませんか?」と先生に言われ、それに対する姑の返答に、私は冷や汗が出ました。
「見るだけは良いんです。でも作るのは死ぬほど大嫌いなんです!」
「絶対にしたくありません!」(絶対が口癖)
「私に一切勧めないでください!!」
私:「……(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」
私のほうがついていけない姑の感性
10歳からストリップ劇場に入りびたっていたような人ですので、
私よりも「ひらけた」感性をもっています。
我慢しない姑
「今日は絶対に王将のすじ肉まんが食べたい!」
「ダブルクリームが入った味の濃いシュークリーム買ってきて!」
私が疲れて帰ってきても(そんな時はおねだりの顔つきで)
上手に頼んできます。
そんな姑がなぜ大好きなのか?
ここまで書くと、とっても酷い姑になりますね。
けれども、なぜか私は嫌いではなく、むしろ大好きなんです。
やはりその理由は、とてつもない人間の(心の)幅を感じているからです。
目先のことでは非常にマイペースでワガママですが、
人のことを思う気持ちの深さに感動したことが多々ありました。
知り合いが困っている、悩んでいる、不自由な思いをしているとわかると、
駆けつけて手助けできる人です。
場合によっては、人のために海外へでも平気で行っちゃう人です。
そして忘れるほど昔の話ですが、夫との仲がちょっと赤信号になりかけた時、姑は全力で私を守ってくれました。
現在の姑に対する心境
最初は姑の対応に戸惑いました。
出会ってから40年近い付き合いになり、私は今ではすっかり姑に慣れました。人に合わせる性格の私とは正反対の姑です。どこかで羨ましく感じています。
いつの間にか姑のワガママな行動や発言を、
「おばあちゃんがまた変なこと言ってる!」と、楽しめるようになりました。
それには長い年月を要しました。
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