新型コロナウィルスと”効果が期待できる薬発表会見”?
３歳の甥が幼稚園から帰ってきていう「新型コロナウィルスはいつ終わるの？」
そして５歳の姪は言う「幼稚園でしばらく来てない子がいるねん、なんでやろ？」
NYでは一時のピークを過ぎやっと日常生活を取り戻しつつあるらしく、久々に外出をするとそれなりに人に出会う。ブルックリン地区在住のジャズピアニストであるラファイエットさんが久々に外出した話をしてくれた。
びっくりするくらい沢山の人が亡くなっていることを知ったという。
（ブルーノートNY配信のラファイエットさんのピアノソロコンサートもどうぞご覧くださいませ！）https://ja.wikipedia.org/wiki/ラファイエット・ハリス
日本ではそれほどまだ死者数は増えていない。
色々と噂はある。
BCGを受けたから、ワクチンを沢山打っているから、免疫がすでにあるから、マスクをする国民性だから・・・などなど。
でもまだ答えは出ていない。都市伝説は信じない。
米国であまりにも身近で亡くなった人が多いからだ。
でも日本では不安なPCR検査での陽性率ばかり報道され、ネット情報などから遠い世界で住んでいる高齢者の親はその数に益々不安が募る。
家にいながらマスクをするのも普通になってきた。
真夏でもうすぐお盆なのにマスクをしている人が道を行き来する。
京都では疫病払いの祭り『祇園祭』も縮小された形で神輿や神社中心に関係者のみで行われた。
京都では夏に下鴨神社で『御手洗祭』が行われ夏の無病を願うが自粛された。
京都ではお盆は『御精霊さん』と言われる先祖の霊をお迎えに六道珍皇寺へ行く。
京都ではお盆の最後の日には護摩木にご先祖の名前を書いて奉納に行き、『五山の送り火』でご先祖様をお送りする。今年は文字ではなく点として点火され護摩木の奉納もない。
京都ではスピリチュアルな行事が目白押しだ。でも全てが縮小またはキャンセルになった。
毎年当たり前にしていたことができなくなると、普段よりもなぜかストレスがたまる。
『今年はやらんかったけど大丈夫やろうか？』
『外出したらあかんのやろうか？』
『いつまでこれが続くんやろう？』
そんな中、今日の昼に大阪市長と大阪知事が一緒に会見をするという。
その会見をたまたまテレビで見ていた。
今やお土産グッズにまでなっている吉村知事だ。うちの母も追っかけのようにビデオに録ってまで毎日吉村さんを見るのを楽しみにしている。
きっと、私がNY知事であるクオモを毎日見るのを楽しみにしていたのと同じ心情なのかな。
クオモ知事が好きなわけではない、ただ彼の会見での発言が安心感をあたえてくれるので「マスクをすること」に拒否反応を示していたアメリカ人に対し一人マスクをしていた私に自信を与えてくれたのだった。
日本に帰国してからはクオモの会見を見ながら安堵感で寝落ちするのが日課であった。
今日の吉村さんとガラが悪いが気の良い大阪のおっちゃん代表である松井さんが会見に出てきた。うがい薬が並べられた会見室での机の上に知事の姿が映る。その会見をたまたまテレビで見ていた。
大阪府の吉村洋文知事が４日午後の会見で、うがい薬の成分「ポビドンヨード」で新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待できることを確認したと発表したことを受け、同成分を含んだうがい薬を販売する明治ホールディングス（ＨＤ）の株価は急騰。都内のドラッグストアには消費者が殺到し、店頭から該当の製品が消えた「うそのような本当の話」。この日府庁で松井一郎大阪市長や大阪はびきの医療センターの研究者らと臨んだ会見で吉村知事はこのように切り出した。国内での流行が拡大して以降、新型コロナの患者を受け入れてきた同センターの臨床研究で、同成分を含んだうがい薬を使うことでコロナの陽性者が減少していくとの知見が得られたことを紹介。 具体的には、軽症患者41人に１日４回うがいをさせたところ４日目にはポビドンヨードを含むうがい薬を使っていないグループの陽性率が40％だったのに対し、同成分を含むうがい薬を使ったグループは9.5％に低下したという。
これらの会見により→
軽症患者の臨床研究で陽性率低下－明治ＨＤ株は急騰、一時7.7％高
都内マツキヨ店舗では午後３時までに商品棚から消える、アマゾンも
「ポビドンヨード」の名前が出るとともに私も家を出て電動チャリで近くの薬局に急いだ。薬局の前にタクシーが並んでいておばちゃん達が降りてきていた。
嫌な予感がした。
店に急いで入る人たちはみんな同じ方向へ向かっていた。
うがい薬売り場へ直行。
私も負けじと一緒に移動。
他の売り場はいつものごとく、閑散としていた。この一角だけすごい人の賑わいだった。
電話で話してるおばちゃんの手には２つうがい薬があった。
「あんた、そっちは何個あった？あるだけ買っといて！」
こちらではもう一個も残ってない。
私は全く手にすることすらなくあっけなくなくなった棚を見ていた。
５軒、急いで薬局を回った。他の薬局では全てうがい薬がなくなっており、お一人様または一家族一個という紙を貼られたところも数件あった。
『ネットで見つけられるはず！』
楽天のヘビーユーザーである私が何故、まず楽天を調べなかったのか悔やまれた。
こういうとっさの時にはオールドスクールでまず体を使って実際に行動を起こしてしまうのが昭和世代なのかもしれない。
急いで家に戻って早速アマゾンと楽天を調べた。
午後３時半の時点で全てが売り切れと書かれていた。
本当にメディアの威力ってすごい！怖いぐらい。
しかもこれは治療薬ではない、単に効力があったという報告をしたにすぎない。
マスクや体温計の時と同じだ。４月にNYから戻った私は急いで家族のためにマスクと体温計の手配に走ったがどこでも見つけることはできなかった。体温計は台湾から２ヶ月ほどかかって送ってこられてきた。NYでも同じ光景が見られた。マスクは年が明けてからはどこでも見つけることはできなかった。もともと販売しているところも少なかったので手に入れるのは至難の技だった。トイレットペーパーも日本同様なくなっていた。
この辺りのことを別途、著したので是非ともご参照いただきたい。
☝️☝️☝️【JaZZ JAPAN VOL.119@6/22】に７ページ掲載されてます。
☝️☝️旅行サイトにも違う目からのものを掲載されてます！ご覧下さいませ。
手作りマスクを日本からNYへ送ったが国際郵便の数が限られ遅くなっているため４月に郵送したものが届いたのが７月初めだった。今になって何故アメリカの郵便事情が制限されているのか理解した。（大統領選で郵便投票になる可能性があるので現大統領が操作しているという話）
明治のウェブサイトによると、ポビドンヨードはヨウ素の酸化作用を利用した抗微生物成分で、殺菌消毒剤の影響を受けにくいと言われている微生物や細菌に対しても効力を発揮するという。「今後の入荷についてはまったく分からない」と話した。
うがい薬はもう見つからずネット販売もサーチを諦めた。
家に帰ってきた親に話すと、なんと家にポビドンヨード入りうがい薬２個とのどスプレー２個が幸いにも見つかった。同時にネットでのどスプレーの入庫待ちリストに載せてもらえた。
深層心理に影響を与えるのがこれほどまでにも、誰かの一言により消費や株価など変えてしまう世の中。
なんの保証も根拠もまだないけど一筋の光に手を伸ばして何かを掴もうとする心理はすごいものだと思った。
医学的根拠なく会見して薬局や国民をパニックに陥らせたとして吉村知事は大批判を浴びているが、我が国の代表が国会を休会したままで会見もろくにせず国民の不安を煽ることばかりしてるよりは毎日のようにメディアに出て何かしら頑張ってる姿を見せる吉村さんに好感を覚えるのはうちの家族だけ。。。？それにしても、このテレビの『タイトル』では会見内容でまさか既知のうがい薬の名前が出るとは思わず、ミヤネさんも「なんの会見かと思った」というのには理解できる。
皆様、Stay Safe!
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