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映画レビュー:The Rewrite (Re:LIFE〜リライフ〜)

原題のRewriteからわざわざRelifeに変える意味がわからないのですが(リライフもリライトもそこまで外来語としては定着していないと思うので)、内容は想像・期待通りのマークロレンス監督・ヒューグラントの映画という感じでした。 文学や脚本に関わる・興味のある人が出てくるため、言葉遊びやチョイスも面白かったし、それぞれのキャラクターも盛りすぎ感なく個性が際立っていて、悩みごとや発言にリアリティのある作品だったと思います。 映像も「つまらない街に来てしまった」という演出から

    • 映画レビュー:The Lies She Loved (嘘を愛する女)

      珍しく邦画のレビューです。友人が面白かったと教えてくれたので、気になって鑑賞しました。というわけで、特に好きな役者さんが出ているとか、そういうことではないです。 邦画をあまり見ない理由は、ルックスや人気重視でセリフ棒読みの役者さんが出ていると見ていられなくなるということなのですが、この映画は最後まで見ることが出来ました。演技下手っていうレビューもあったようですが、私はそうは感じなかったかな。 探偵役の面白く突拍子もないおじさんキャラと、謎のロリータファッション役はもう少しシン

      • ◯◯人は自分が思っている以上に英語ができない part.3

        前回、自分の名前を言う際には "My name is〜"とわざわざ言わなくても、"I'm 〜"で十分だという話をしました。 この"I'm 〜"は、職業の話をする際にも使えます。"I'm a teacher." 日本語だと「私は先生です。」 すごくシンプルな返答。 おそらく"What do you do?" と職業を聞いた人も、あ、先生ね。何の先生?何を教えてるの?とまだ謎が残りますね。 先生だったら、" I teach English in high school." 「高

        • 映画レビュー:A Taxi Driver (タクシー運転手 ~約束は海を越えて~)

          1980年代に実際に韓国であった、光州事件。更に、実在の人物である韓国人のタクシードライバーとドイツ人記者を元にしたストーリー。 周囲からの評判も良く、いつか見たいと思っていたのでNetflixでようやく見ることが出来たという感じです。 シングルファザーとして娘思いな運転手、自らの使命を全うする記者、二人の交流や、映画に出てくる登場人物の韓国人らしさ(良い意味でもお節介な感じ、人情に溢れるところ)が伝わって非情な時代ではあったけど心温まる、そんな映画でした。 その非情さについ

        映画レビュー:The Rewrite (Re:LIFE〜リライフ〜)

        • 映画レビュー:The Lies She Loved (嘘を愛する女)

        • ◯◯人は自分が思っている以上に英語ができない part.3

        • 映画レビュー:A Taxi Driver (タクシー運転手 ~約束は海を越えて~)

          ◯◯人は自分が思っている以上に英語ができない part.2

          上記の1度で終わらせようと思った記事が長くなりましたので、第二部です。 前回は "My hobby is〜"が割と堅い表現だということをお話ししました。そうしたら、たまたまかもしれないのですが類似表現を使われている方に出会ったので一応ここでも紹介しておきます。 恐らくそれくらい知ってるよ、という方も多いと思うのですが"My name is〜"という表現です。 「私の名前は〜です。」ですね。超初級中の初級表現だと思いますが、これも趣味の話と同じで堅い表現です。(もちろん伝わり

          ◯◯人は自分が思っている以上に英語ができない part.2

          ◯◯人は自分が思っている以上に英語ができない

          先日、某国首相の英語Tweetを拝見して再認識した次第です。 少し英語ができる方なら、読んだ瞬間に違和感を覚えたと思います。 あいにく、これは珍しいことではありません。 オンライン上のコメント、自己紹介文、有名なのはT-シャツなどのプリントでしょうか。一概には(文法的には等)間違えと言えないことも「あんまり自然な表現じゃないな」と思うことは多々あります。 例えば、ちょっと気になったもの。 (*文章や固有名詞は一部変更している場合があります。) "My hobby is

          ◯◯人は自分が思っている以上に英語ができない

          映画レビュー:Definitely, Maybe(ラブ・ダイアリーズ)

          これは、また邦題で損しているパターンでは?という映画。確かに"ダイアリー(日記)"自体は出てくるし、過去の回想はするんだけどダイアリー自体にはそこまで重きを置いていないストーリーです。 学校で性教育を習ったという娘の話から、離婚する予定の母親とどう出会ったか聞かれて過去の恋愛を話す父親の会話が物語の大筋です。娘はその父親の話を聞きながら、母親がどの登場人物だか推理します。 過去の恋愛を振り返るので、出会って恋に落ちて舞い上がる気持ちとかキラキラ〜スキップ〜みたいな演出もないし

          映画レビュー:Definitely, Maybe(ラブ・ダイアリーズ)

          映画レビュー:Riphagen: The Untouchable(リプハーゲン: オランダ史上最悪の戦犯)

          <若干のネタバレ有> WWⅡも終わりに近づく頃、ドイツ占領下にあったオランダで起きた話です。 ナチスドイツの親衛隊はSSと呼ばれていましたが、そのSSの内部に置かれていたSDという情報部に所属していたアンドリス・リプハーゲンが戦時中から戦争が終わる過程で次第にナチスが追われていく中どうなったかと。 「ナチスにそこまで抵抗ない日本人が見ても響かない、負けたから戦犯になっただけ」みたいな驚愕の感想をお持ちの方もいるようでしたが(どんな感想を持とうと自由ですが、本当に映画を理解し

          映画レビュー:Riphagen: The Untouchable(リプハーゲン: オランダ史上最悪の戦犯)

          映画レビュー:Uncorked(ワインは期待と現実の味)

          アメリカのメンフィスで代々続くBBQ店の家族、その跡取り息子がワイン好き。ワインを通して人と出会い、ソムリエを目指そうとする話。 (聞こえたままの訳だろうから良い悪いの話ではないんですけど、主人公の名前は一般的にイライジャと訳しそうなところを、Netflixではエライジャとしてましたね。) 一人一人のキャラクター設定が良い。 ユーモアの散りばめ方、そして会話のテンポ、その中でも気まずい時、恋に落ちる時、落ち込む時などの間の取り方。最高にリアルで、リアルに最高。 Hip

          映画レビュー:Uncorked(ワインは期待と現実の味)

          映画レビュー:A Sort of Family(家族のように)

          <若干のネタバレ有> どうしても子供が欲しい裕福なカップルが貧しい家庭の女性が授かった子どもをどうにかして手に入れようとする話。というかほぼ、手に入っていたように見えるところから話が始まり、ストーリーが進むにつれてややこしくなります。 主人公を演じた方は個人的にとても好みでキリッとした容姿の素敵な方だったけど、法を犯してまで子どもを手に入れようとすることや、感情的に思った通り(よく言えば素直?)につき進む姿に少々困惑。こんなに感情的な方が医者って心配でしかないな…と(役の中

          映画レビュー:A Sort of Family(家族のように)

          映画レビュー:Onward (2分の1の魔法)

          日本は明日(2020年8月21日)公開の広告を目にしたので、レビューを残します。 私は春に滞在していた国で先行だったか、上映されてすぐだったかにみました。結構前ですね…… 原題の英語タイトルと結構違ったので、まずそこから。 原題は"Onward" 前へ進んでとか向上するという意味ですが、邦題は「2分の1の魔法」。 私は原題と離れた邦題がつくことには反対なのですが、この作品は子ども向けでもあるし「2分の1の魔法」でも悪くないのではないかなと思いました。ただ、英語で話す時と日本

          映画レビュー:Onward (2分の1の魔法)

          人事採用のこと 番外編イギリスver.

          前回の内容と関連して、イギリスでの採用事情を少しお話します。 ただし残念ながら、イギリスでは私は採用活動に携わったことはないので自身で用意した履歴書の内容等を少しご紹介したいと思います。 下記に、アメリカの人事採用について詳しくお話していらっしゃる方の記事を拝読しました。 基本的には変わらないと思います。 イギリスでも履歴書に写真は貼りません。 性別も、生年月日・年齢も書きません。 (そもそも規定の履歴書というものがないので、基本的に何を記載するかは自身の自由とも言えるの

          人事採用のこと 番外編イギリスver.

          人事採用のこと

          思いついたことを書いているので脈略ないのですが、今日は採用選考のことについて残しておこうと思います。 私は一応、日本国内で人事や労務の仕事をしていたことがあります。 そこで、面接をする側になるまで知らなかったことを書き記しておこうと思います。ご存知の方も多いかもしれませんが、どなたかの役に立つことがあれば幸いです。 ここでお話するのは、面接時に応募者に聞いてはいけない事項です。 男女雇用均等法に抵触する質問はもちろんNGです。例えば、結婚や出産の予定など。「出産後も働き続

          人事採用のこと

          お世話になった恩師への手紙

          先生 ご無沙汰しております。 ちょうどここ数日、せっかく帰国したのでお稽古を再開させたいなと思っていたところでした。虫のしらせとは言いたくありませんが、もし先生のお導きだとしたら有難いことだと存じます。 ご生前、長生きしていると周りのみんな亡くなってお葬式ばっかりよとおっしゃっていたことを思い出しました。 明るくさっぱりと冗談を交えながらお話しする先生との時間を、昨日のことのように思い出します。 私事ですが先日、母を亡くし、今は何故だか実の祖母とも話ができない状況です。その

          お世話になった恩師への手紙

          クレープの後、映画「CATS」をみに

          表題の通り、映画版のCATSを見てこようと思います。 STAR WARSと迷ったけど、なんとなくCATS。 予告見た限りちょっと不思議な感じはあったけど、サタデーナイト、席は結構埋まっていました。 私が行く映画館は革張りのリクライニングシートなので、別に混んでてもそんなに気にはならないのですけど。 ちなみに突然クレープが食べたくなって、クレープ食べてから映画館に行くことに。 クレープ屋の店員さん、すごく素敵な接客で心も満たされた…。 店員さん同士、クリスマス前の営業日は早

          クレープの後、映画「CATS」をみに

          Little Women先行上映

          今日はこの間お話しした映画館のメンバーシップ特典で、Emma Watson出演のLittle Womenを見てこようと思います。 英米などでは一般公開12月25日のクリスマスらしいですが(日本は来年3月とか?)、更に先駆けての先行です。 今回は、少し前にnoteでもお話しした年間メンバーシップ会員限定での上映で、通常の映画と同じく無料で見られます。 というわけで先ほどチケットを買いに行ったら、 無料への割引前の金額999ポンドとレジの表記にあり。 「すごい値段ね。笑」と言っ

          Little Women先行上映