映画レビュー:Uncorked(ワインは期待と現実の味)

アメリカのメンフィスで代々続くBBQ店の家族、その跡取り息子がワイン好き。ワインを通して人と出会い、ソムリエを目指そうとする話。

(聞こえたままの訳だろうから良い悪いの話ではないんですけど、主人公の名前は一般的にイライジャと訳しそうなところを、Netflixではエライジャとしてましたね。)

一人一人のキャラクター設定が良い。
ユーモアの散りばめ方、そして会話のテンポ、その中でも気まずい時、恋に落ちる時、落ち込む時などの間の取り方。最高にリアルで、リアルに最高。

Hip hopアーティスト、有名人の名前や、広告コピーだったかな?の引用も楽しかったです。

悲しい展開には自分の家族を重ねて見てしまったけど、終わり方も希望がありました。
終わり方が最高ってわけではないんですけど、リアルを追求してるというか、納得できるand未来へ向かっていく姿が見えそうなところがホッとすると言いますか。
あいにくワインはいただかないのですが、その辺の知識は全くなしでも楽しめました。逆に知識が豊富な方はどうなのでしょうね。まぁ少なくともストーリーとしては楽しめるのではないでしょうか。

ところで邦題の「ワインは期待と現実の味」はどうなんでしょう。なんのひねりもないと言ってしまっていいのかな。笑
Uncorkedは栓抜きという意味ですって説明している人もいたけど、uncorkという動詞の過去形だから、「コルク(栓)を抜いた」という説明の方が分かりやすいのではないかと思います。前に一歩踏み出した主人公を表す言葉として付けられた題名かしら?私は原題のシンプルな方が好きです。
あとワインが飲めない代わりに、美味しそうなBBQミートを食べたくなりました。

星4.5〜5かな。
それでは今日はこの辺で。

Uncorked / ワインは期待と現実の味 ★★★★★
Released on 27 Mar 2020
Genre Drama
Cast members Mamoudou Athie (Elijah), Courtney B. Vance (Louis), Niecy Nash (Sylvia), Sasha Compere (Tanya)
Running time 104 minutes
Directed by Prentice Penny
Language English
Watched on Netflix
Price Free (Netflix Monthly member)

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