映画レビュー:Definitely, Maybe(ラブ・ダイアリーズ)

これは、また邦題で損しているパターンでは?という映画。確かに"ダイアリー(日記)"自体は出てくるし、過去の回想はするんだけどダイアリー自体にはそこまで重きを置いていないストーリーです。
学校で性教育を習ったという娘の話から、離婚する予定の母親とどう出会ったか聞かれて過去の恋愛を話す父親の会話が物語の大筋です。娘はその父親の話を聞きながら、母親がどの登場人物だか推理します。
過去の恋愛を振り返るので、出会って恋に落ちて舞い上がる気持ちとかキラキラ〜スキップ〜みたいな演出もないし、ドキドキの駆け引きとかが行われるから物語が進むというわけではないので見てて、ありがちでこの先どうなるか簡単に分かるって訳ではないところが面白かったです。いや、交際自体は娘への語りの中で色々進むのだけど、殆どリアルタイムではないから良かったのかな。父親役の男性と娘役の女性2人の視点から振り返るというのも良かったです。偏らない視点というか。
そしてクリントン大統領の話は懐かしく見ました。笑 しかしアメリカ人でNIRVANA(Kurt Cobain)知らない人はいるんですかね。まぁいるか…音楽に全く興味ない人とか。

日本では劇場公開されなかったそうですが、されてたらそれなりに見る人も多かったのではないかな。でも2008年って結構前ですね。
個人的にはそんなに思い入れはないけど、日本でも人気の俳優陣が出演しているのではないかと思います(女性も男性も)。

正直、最後の結末はふーんという感じであまり感情移入は出来ませんでしたが、父親の娘を想う気持ちや娘からの離婚する両親へ対する気持ちなどが伝わる映画でした。あとタイミングが重要みたいなところも共感。
在り来たりのラブコメではないけど、恋愛・ドラマっぽいものを見たい方にオススメです。

<若干のネタバレ>返品社会のアメリカって、プロポーズがうまくいかなかった場合の婚約指輪も返品したりするんでしょうかね。してそうですけど。

それでは今日はこの辺で。

Definitely, Maybe / ラブ・ダイアリーズ ★★★★☆
Released on 14 Feb 2008
Genres Comedy, Drama, Romance
Cast members Ryan Reynolds, Rachel Weisz, Abigail Breslin
Running time 112 minutes
Directed by Adam Brooks
Language English
Watched on Netflix
Price Free (Netflix Monthly member)

サポートいただけたら、活動費用とさせていただきます。