お世話になった恩師への手紙

先生

ご無沙汰しております。
ちょうどここ数日、せっかく帰国したのでお稽古を再開させたいなと思っていたところでした。虫のしらせとは言いたくありませんが、もし先生のお導きだとしたら有難いことだと存じます。
ご生前、長生きしていると周りのみんな亡くなってお葬式ばっかりよとおっしゃっていたことを思い出しました。
明るくさっぱりと冗談を交えながらお話しする先生との時間を、昨日のことのように思い出します。
私事ですが先日、母を亡くし、今は何故だか実の祖母とも話ができない状況です。そのような中、先生の訃報はすでにあいている穴が更に深くなったようで、呆然としてしまいました。
また、ご指導いただきたかったですし、そんな贅沢はできなくとも一目お会いしたかったです。
先生に頂いた名前は、大事にします。
母に会うことがありましたら、よろしくお願いいたします。
恐れ多くも先生にお手紙を書くなんて、他のお弟子さんに呆れられそうな内容ですが今までのように笑って許してくださいますか?

ゆっくり安らかな時間をお過ごしください。またお会いできる日まで。

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