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英語力皆無がベトナムの高級ホテルで働いた結果

今回は僕がベトナムのホテルで働いて大変だったことを書きます。
まず状況は出国前のTOEICスコアは380点。
働くホテルはベトナムのリゾートダナンの4つ星ホテルA la carte
僕以外の300人のスタッフは全員ベトナム人。
海沿いで最初にできたホテルでダナンで初めてルーフトッププールを設置したホテルでもあり女優さんやカナダのプロダンサーなども来るようなところです。
詳細はこちら。


受かるために英語全然喋れますとはったりをかましてインターンできたのは良いけど最初の3週間は本当に地獄だった。
周りの誰もが英語を喋っているはずなのに誰も何言ってるか分からない。
ポジションはゲストサービスという要望に応えたりと一番会話しなければならないポジション。
日本でいうコンシェルジュのようなものだろうか。
だから色々な人が質問してくる。
 ATMはどこ?美味しい海鮮レストランは?
イタリアレストランはある?お勧めの観光地は?
最初は慣れない英語でホテルの基礎情報を頭に入れるのに必死で街のことなんか何も知らない。
だから答えられないし、sorry I don't know くらいしか言えない。
お客様からしたらなんでここで働いてるんだよと思うし、why u can't speak English って怒られたりもした。
ベトナム英語の方はといえば癖が強くてHow are u? なのかHow old are u?なのかHow tall are u?なのか分からないレベル。
一生懸命喋ってもJapanese英語だーってバカにされて発音を直してくる。
だけどハンガーがハンジャーなわけないじゃん。
ハンガーはハンガーでしょって言ってもyour English so bad stupidって急に機嫌悪くなるしベトナム人との接し方も掴めない。
暮らしも全然違う。
急なスコールやマリオカート並になんでもありの交通ルール。
くそ暑い中停電断水。
朝起きたら工事で道が穴になってたり、少ないけれど騙そうとしてくる人もいる。

このままじゃクビになりうる状態になった。
やばい。そうなるとトビタテの莫大な奨学金を実費で返さないといけない。
ここから英語の勉強を本気で始めた。
お客様以外の日本人とは一切喋らないようにしたし、毎日youtubeで勉強して、テレビも本も携帯の設定も英語にした。そして間違って一回携帯のデータ消したりした。
TVは24時間ずっとBBCニュースつけっぱなし。
朝はお店で絶対誰かに話しかける。
出勤中は10人以上のゲストに話しかける。
夜はバーに行ってその辺の人と話す。
Hello I'm japanese 
と急に言われるんだから今思うと変な奴だと思われてただろうな。
でもJapan大好きと言ってくれたり、なんでこっちいるのとかみんな優しく答えてくれる。
会話のきっかけなんてなんでもいい。
結局は自分の勇気次第なのかもしれない。
そして現地人の遊びの誘いには絶対行くようにしてた。
出勤前にコーヒー飲んだり、仕事終わりサッカーしたり、クラブ行ったりそうしているうちにある時日本語がうまく喋れないことに気づいた。
これがよくある英語脳への変換かとも思ったけど実際なってみるとなかなか焦る。
満足に話せる言語が一個もなくなったような気になるから。
その反面英語は順調に良くなってアイルランド人にyour English is very good how do u learn って言われた時は本当に嬉しかったし自信になった。
ベトナム人だって発音も文法も完全じゃないのに自信持ってるからアイルランド人に褒められた自分だって自信もっていいはずだ。
そうやって話すうちに冗談も言えるようになってきてベトナム人との接し方も掴めてきた。
後にその冗談が原因で大喧嘩も起こしたけどね。

もしここが英語先進国だったらどうなってただろう。
お互いに第一言語じゃないからこそ理解できることもあるし完璧じゃなくても自信持てた。
そうして5か月後には英語喋れてたし、一人でバー行って色んな国の人と語ったりと、日本人、ベトナム人、色んな国にたくさんの友達ができた。
ベトナム語も少しは覚えたしね。笑

そして今はインドで働いている。
インド人の英語は全然違うし、文化も考え方も全く謎だ。
あんなに最初大変だったベトナムがいかに天国だったかと今実感している。笑
ベトナム天国の様子

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