ホームレス作家 ダッチー応援人

ダッチーはひらめきに満ちた作家志望のホームレス。 ダッチーとの出会いは、グレースシティ…

ホームレス作家 ダッチー応援人

ダッチーはひらめきに満ちた作家志望のホームレス。 ダッチーとの出会いは、グレースシティチャーチ東京のお弁当プロジェクトでした。 ダッチーの内に秘めた発想力を応援したい人より、 ダッチーが綴っているエッセイを代理投稿することになりました。 (もちろん、ご本人の許可を得ています。)

記事一覧

レジェンドホームレス①

手紙… 表紙 人物 第0幕

ダッチー応援人より3

ご報告です。 カトリック新聞12/4号に、ダッチーさんの作品「シケ煙草の吸い方」の紹介記事が掲載されました。 記事のタイトルは、 「2教会の応援で書籍化 『シケ煙草(モ…

ダッチー応援人より2

ダッチーさんの作品「シケ煙草の吸い方」のご購入方法についてご案内させていただきます。 10月より、カトリック上野教会、および、グレースシティチャーチ東京の周辺の方…

ダッチー応援人より

ダッチーさんが原稿を書き終えました。手書き原稿が縦書きであることに合わせ、ダッチーさんがイメージする単行本に近い形で製本しました。 タイトルは、「シケ煙草の吸い…

エッセイ⑮

続・エンタの神様 12月の新橋。次の土曜夜のおにぎり、日曜の常盤と新橋夜の炊き出しまで、飢えをしのがなければならない。が、その算段を立てる"アテ"がまるで無い。公…

エッセイ⑭

エンタの神様 まだ新橋で一人でいた頃、汐留カレッタで時間を潰す事が多かった。だから、警備員とモメたんだけどね。ここ、地方アイドルとかが来て、コンサートっぽい事や…

エッセイ⑬

炊き出し コロナがヤバイですね。人数のケタが違うので、前回の非常事態宣言より深刻です。  炊き出しにも、今まで見た事ない若者もチラホラ見受けられる様になりました…

エッセイ⑫

風呂に入れなかったらどうなるのか 風呂に入れなかったらどうなるのか…書いてませんでしたね。 一言で言うと、“全身がフケ”です(^^; 3ヵ月もすると、身体のアチコチが…

エッセイ⑪

シケモクの吸い方煙草と書いて、モクと言います。煙モクモクのモクですね(多分)。英語の「スモーク」のモークかもしれないけど(笑)  英語でも煙草の事を煙(スモーク)って…

エッセイ⑩

困った事… 生活保護の事を書く前に、再度脱線!?しますかね(笑) 完全な脱線ではないです。片輪走行ってな感じ!?(笑)  コロナ禍に於いて、東京五輪の開催の是非が問われ…

エッセイ⑨

コロナ禍の路上生活 まいるよなぁ…コロナ。  ここまで書いて約2か月、一文字も書けないでいる。  椅子撤去されちゃって…今、立ちっぱで書いているんだ…腰痛持ちで足…

エッセイ⑧

2017年10月。台風が立て続けにやってきて、寝床を追われた。 台風一過の空の下、二本の傘を杖に一張羅を乾かそうと汐留カレッタの上で日光浴をするために歩いて行った。 一…

エッセイ⑦

出会った人達「ENJOY」路上生活の第4の困難が、話相手がいないという事なんですね。 無口な者でも、一人ってのは嫌なもんです。寂しいじゃん。 聞こえる話声に耳を傾けて…

エッセイ⑥

トイレトイレ、大事です。場所はシッカリと確認しときましょう。用を足す以外の用も足せます(笑)。身体をふいたり洗濯したり…。キレイにしとこうという行為をさせないで…

エッセイ⑤

緊急のお願いです 次に挙げる漫画家、その友人、知り合い、アシスタント等、知ってるよって方はいませんか!?  伝手をたどっていただけませんか!?  何人かたどると、本人…

エッセイ-プロフィール編 続き

匂いがわからない 物心付いた時から、自分にはわからない周りの言葉に悩まされてた。  大人になってから「匂いがわからない」と言える様になったけど、…他人は大した事…

ダッチー応援人より3

ダッチー応援人より3

ご報告です。
カトリック新聞12/4号に、ダッチーさんの作品「シケ煙草の吸い方」の紹介記事が掲載されました。
記事のタイトルは、
「2教会の応援で書籍化
『シケ煙草(モク)の吸い方』
路上生活者の“私小説的ドキュメント”作」
です!

カトリック新聞は毎週日曜日発行の週刊全国紙です。
カトリック新聞トップページ (cwjpn.com)

応援をありがとうございます!

ダッチー応援人より2

ダッチー応援人より2

ダッチーさんの作品「シケ煙草の吸い方」のご購入方法についてご案内させていただきます。

10月より、カトリック上野教会、および、グレースシティチャーチ東京の周辺の方々に手売りでご購入いただいています。
この度、製本直送.comサイトからもご購入いただけるようにいたしましたのでご案内申し上げます。

<https://www.seichoku.com/item/DS2003936>
A5判で約300

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ダッチー応援人より

ダッチー応援人より

ダッチーさんが原稿を書き終えました。手書き原稿が縦書きであることに合わせ、ダッチーさんがイメージする単行本に近い形で製本しました。

タイトルは、「シケ煙草の吸い方」です。

note.comに掲載していない内容を含め、全体で約300ページです。エッセイとしていましたが、自伝的小説となりました。これまでの応援をありがとうございます!

全部読みたい方には有償で販売する予定です。ご了解いただけますよ

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エッセイ⑮

エッセイ⑮

続・エンタの神様 12月の新橋。次の土曜夜のおにぎり、日曜の常盤と新橋夜の炊き出しまで、飢えをしのがなければならない。が、その算段を立てる"アテ"がまるで無い。公園の水は、沢山は飲みたくない。憂鬱な気分で2人、日テレ広場の方へと歩いていた。目的など無い。ただアテもなく…時間を潰す、ただそれだけの為に…。
 汐留カレッタのアイドルと、日テレ広場と広場の前でやるイベントが無料ならば、歩かずに時間を気に

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エッセイ⑭

エッセイ⑭

エンタの神様 まだ新橋で一人でいた頃、汐留カレッタで時間を潰す事が多かった。だから、警備員とモメたんだけどね。ここ、地方アイドルとかが来て、コンサートっぽい事やるんですよ。オタクも当然集まって、大きな声で騒ぐわけ。それを見てたのね。ボーッと。
 始まる前。マイクの音量の調整とかやってるわけ。これがいちばん面白かったけど(笑)。マイクのテストしながら、音が割れないように調整してさ。素人でもはっきりわ

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エッセイ⑬

エッセイ⑬

炊き出し コロナがヤバイですね。人数のケタが違うので、前回の非常事態宣言より深刻です。
 炊き出しにも、今まで見た事ない若者もチラホラ見受けられる様になりました。彼らが感染者でない事を、祈るのみです。
 本来は、生活困窮者の為に行われているのが炊き出しですが、現在、炊き出しに来ている者の半数が生活保護受給者です。来るのはいいんですよ…ルールを守るならば。前にも書いた様に、年寄りは言う事聞かない。そ

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エッセイ⑫

エッセイ⑫

風呂に入れなかったらどうなるのか 風呂に入れなかったらどうなるのか…書いてませんでしたね。
一言で言うと、“全身がフケ”です(^^;
3ヵ月もすると、身体のアチコチがモゾモゾと(笑)
で、掻くと白い粉がパラパラと…。
 頭の中では
♫「こな~ゆき~」
と、レミオロメンの名曲が全編流れます…嘘です。
「粉~雪~」のトコしか知りません(笑)
 1度洗えば消えるので、何の心配もありません。

 靴…特に

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エッセイ⑪

エッセイ⑪

シケモクの吸い方煙草と書いて、モクと言います。煙モクモクのモクですね(多分)。英語の「スモーク」のモークかもしれないけど(笑)
 英語でも煙草の事を煙(スモーク)って言うんだと、妙に感動してましたけど(笑)考えりゃ当たり前なんだよね「スモーキング・ブギ」流行ったんだから(笑)でも、あの時は全然気付かず、気付いたの今年(2020)だから…馬鹿ですねぇ(笑)
 シケは、
「シケた面(つら)してんじゃね

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エッセイ⑩

エッセイ⑩

困った事… 生活保護の事を書く前に、再度脱線!?しますかね(笑)
完全な脱線ではないです。片輪走行ってな感じ!?(笑)

 コロナ禍に於いて、東京五輪の開催の是非が問われてますね…何を今さらって感じです。
 去年、非常事態宣言下、人通りは殆どありませんでした。うちらとしては…痛し痒しです(笑)。人が少なければ、それだけうちらの危険もトラブルも少なくなるが、施しも炊き出しもなくなるか…と思っていたん

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エッセイ⑨

エッセイ⑨

コロナ禍の路上生活 まいるよなぁ…コロナ。
 ここまで書いて約2か月、一文字も書けないでいる。
 椅子撤去されちゃって…今、立ちっぱで書いているんだ…腰痛持ちで足の痛い今…シンドイです(笑)
 今日(6/25)、東京で50人超えたって…増えてんじゃん。再び非常事態宣言なんてならない様祈るしかないよなぁ…
 路上生活者の現況を書いときましょう。
 炊き出しは弁当配布に切換て対応してくれている所が大半

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エッセイ⑧

エッセイ⑧

2017年10月。台風が立て続けにやってきて、寝床を追われた。
台風一過の空の下、二本の傘を杖に一張羅を乾かそうと汐留カレッタの上で日光浴をするために歩いて行った。
一張羅を脱ぐ訳にもいかず、冷え切った身体を暖めるには、それしか手が無かった。
 眠気と幻聴と戦いながら二時間。昼頃になってようやくもう少しで気持ちの悪い濡れた服の感触が無くなる、という時、天敵が現れた。
何度も言い合った、顔見知りの警

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エッセイ⑦

エッセイ⑦

出会った人達「ENJOY」路上生活の第4の困難が、話相手がいないという事なんですね。
無口な者でも、一人ってのは嫌なもんです。寂しいじゃん。
聞こえる話声に耳を傾けてニコニコしてるのと、ひとりポツンとしてるのじゃ、無口でも同じじゃないでしょ。
 ただ、気を付けて欲しい事が一つ。
話を聞きたいんじゃなくて、話をしたいって事。
 自分の話を聞いて欲しいんです。冒頭に書いたでしょ。「僕は…私は」って。

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エッセイ⑥

エッセイ⑥

トイレトイレ、大事です。場所はシッカリと確認しときましょう。用を足す以外の用も足せます(笑)。身体をふいたり洗濯したり…。キレイにしとこうという行為をさせないで、汚いとか臭いとか文句を言うんだよな。
 こっちは気を使って、終業間際とか早朝開いて直ぐとかに行ってるんだけど…。
日テレで、裸にならないで身体を拭いていたら、「ここは身体を拭く所じゃないんで…」工夫という言葉を知らないのかね。工夫しなくな

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エッセイ⑤

エッセイ⑤

緊急のお願いです 次に挙げる漫画家、その友人、知り合い、アシスタント等、知ってるよって方はいませんか!?
 伝手をたどっていただけませんか!?
 何人かたどると、本人にたどり着くとTVでも実験して成功してましたよね…編集はダメです。
 最も長く話しをして、最も会いたいと願っている尾田栄一郎が、再入院し病室で描いていると、聞きました。直、退院するとは思いますが…気になります。焦ります。
 ダッチーと

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エッセイ-プロフィール編 続き

エッセイ-プロフィール編 続き

匂いがわからない 物心付いた時から、自分にはわからない周りの言葉に悩まされてた。
 大人になってから「匂いがわからない」と言える様になったけど、…他人は大した事無い様な事を言うがこの頃はとてもじゃないがそうは思えない。例えるなら、いきなり言葉の知らない異国へ放り出された様なもの。
 自分だけが知らない世界。それも永久に!?
 疎外されない様に、バレない様に適当に笑って誤魔化しながら、状況と言葉を結

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