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エッセイ⑨

コロナ禍の路上生活

 まいるよなぁ…コロナ。
 ここまで書いて約2か月、一文字も書けないでいる。
 椅子撤去されちゃって…今、立ちっぱで書いているんだ…腰痛持ちで足の痛い今…シンドイです(笑)
 今日(6/25)、東京で50人超えたって…増えてんじゃん。再び非常事態宣言なんてならない様祈るしかないよなぁ…
 路上生活者の現況を書いときましょう。
 炊き出しは弁当配布に切換て対応してくれている所が大半で、助かってますね。役所からの指導で完全に中止になっている所も(よりによって一番好きな所が(涙))ありますが、団体・教会の方達の愛のおかげでなんとかなってます。ありがたいです<m(__)m>
 ただ、その対応の仕方には、
(おまえらにうつされたくないよ)
と、こちらが感じる様な所もあるんだよね(笑)
 3密のうち、路上生活者にはまず、
密閉が無い。
 一部、集会をやり続けた馬鹿教会があって、炊き出しにも顔を出している生活保護組が、パスを使ってその教会にも行っているのが問題なんだ。
 実際、耳に入った情報では、コロナになった者は生活保護の2名だけで、路上生活者はゼロだ。その2名の顔がわからないので、、炊き出しに来てたかどうかは不明なんだけど…うちらの検査もできないしね…
密集は…
 炊き出しの時だけで、弁当配布に切換、ソーシャルディスタンスを守る、マスクを配る、消毒する等炊き出しを続ける様に努力してくれているので…大丈夫…でも…絶対とは言えないんだよなぁ…
 年寄りは、幼稚園児より言う事を聞かないから(笑)
 今の炊き出しは、半数(以上!?)が生活保護受給者だしね…
密接は…
 ほぼ、同じ状況の仲の良い同じ顔触れ。
 つまり、路上生活者は日本の中で、最も感染し難いグループだって事。ですよ。
ただひとり感染したら…
 クラスターになって、高齢と糖尿・心臓の持病持ちで、死者数大幅増になるでしょうね。
 だから、箱の内外に関らず、礼拝とかの集会には行っちゃ駄目なんです。
 1つの教会でクラスターが起きれば、他の炊き出しまで出来なくなる。弁当配布すら出来なくなる可能性が高い。うちらはコロナでなく、餓死する事になるでしょう。
 そう言っても(言葉は多少足りなかったかもしれないけどね。カッカしてたから…)初めから礼拝・勉強会を続ける事しか頭にないんだから…
 言うに事欠いて、自己責任とか吐かした馬鹿もいるから。

 一つの聖書勉強会に行かなくなった。牧師さんとは今でも友達だと(こちらは)思っているけどね。べんちゃらやって自分の事しか考えられないのにエラそうに喋る知恵遅れの馬鹿と、自己責任と吐かした宗教バカのヒス女がいる限り、戻る気にはならないよ。
 スポーツ馬鹿は良いけど、この宗教バカはどうにもならないよね。この女、一応伝道師らしいけど…
「洗礼を受ければ…」
「教会に来れば…」
「教会に行ってるから…」
 聞かされた方が一番引く(..)言葉でしょ。連発されたら興味があっても嫌になるよ。受洗してる俺が嫌になったから(笑)
 母親に教会に行くよう説得してるけど駄目だと言ってたらしい。言っていい言葉と駄目な言葉の区別もつかないんだろう。これだけは言っちゃダメっていう言葉を使ったって…ねぇ。
 要するに、視野が狭い、経験が浅いんだよね。人としての…

公明正大ってのは、一般的に使われている事以外にもう一つの意味があるんだよね。
 自分の
・視野を明るくし(良く見る)
・視野を広げ
・大きく(はっきりと)
・正しく観る   て事を言ってるんですよ。
 辞書には載ってないと思うけど(笑)
 自らの行いを律するだけでなく、他人の上っ面だけを見てないで、正しく観ないと意味がないんだよね。
 え!?おまえはどうなんだって!?
「私は公明正大です!」
って大きな声で人に言う奴は…政治家だけでしょ(笑)

ある人との話

 こう書くと、知恵遅れの馬鹿には通じないんだよな。例え話も皮肉も全然駄目。置換ができないから。
 何度も例え話やことわざを言ってやったんだけどね。
「僕は、日経新聞読んでるからわかる!」
 空缶集めによるアルミ缶の値下げの事を話していた時の言葉(笑)遠過ぎる。遠いにも程がある。しかも内容からはズレてる。人の話に割込んでズレた事を言われてもねぇ…
 日経、読んでないしね。フリだけ。読んだとしても見出しだけでしょ。人がいる所でしか新聞広げないから。
 聖書もそう。新約聖書もらってからもうじき2年になるけど、まだ最初のマタイ(だっけ?)の書が終わってないと思うよ。1年前に半分いってなかったから。
 勉強会、行っても意味ないんだよね。例えのオンパレードの聖書じゃ理解できないでしょ。
 実際、勉強会で学んだ事、何一つ実践できてないからね。
 やるのは只一つ。ベンチャラのみ。
 牧師さんが例えとしてでなくはっきりと
「人に仕える」
って言ったんだけどね。
 コイツがやるのは、飯を食う為に取り入っておけば追い出されない者に媚びる事。
 ある所では「昔、頭から落ちて怪我して」臨死体験したとか脳に問題あるとか、俺も何回か聞いたけどね…だったら、自分は馬鹿だと自覚してりゃいいけど、コイツは自分は優秀って思ってるから始末が悪い。
 炊き出しでポツンとしてるから、新しい情報も入って来ない。コイツに教えてもらった炊き出しは1個もないからね。ところが1回連れて行くと次からは自分が連れて来たかの様に振る舞う。
 分かってて冗談を言っているのに、聞き耳を立てて、
「いや、それは…」
ネチネチネチネチ訊いてもいない的外れな事を言い続ける。ムカツクから無視して話を続けると、
「聞いちゃいねぇ」
と怒る。訊いてねぇのはこっちだ!馬鹿(怒)
 1度大した事ない事をやると、もう炊き出し側の人間になる。
 イースターでゆで卵が出た時の事。その殻をそこらに捨てた馬鹿がいた。200人も集まれば、こういう馬鹿は何人かはいるモノだ。こういう奴らはいくら言っても効かない。見付けたら叩き出せとは思うが、「教会」の人は出来ないからね。うちらも一緒にされたくはないが、一応仲間内の事だから掃除の者がいなければ黙って拾って捨てる。
 この馬鹿は殻をひろってワザワザ牧師の所まで持って行き
「先生、僕は悲しいです」
これを得意そうに俺に言うんだから。
 この後、コイツは自分は特別だ、特別扱いされている、特別に好かれていると思い込んで(思い込もうとしている!?)教会側の人間の様な言動をとりだす。
 なんのこっちゃわからないかな(笑)
 この馬鹿の事、一から書きますか…
 東京駅に来た頃、ボーッと突っ立っているコイツを初めて見た。その時から「あー。知恵遅れか」とわかったが、違うかもしれないし、いい奴かもしれないし…だけど関るとロクな事ないだろうと思い、近付かない様にしていた。
 そば屋の時、店長が安請け合いした発達障害の子と一緒に暮らした事があるからだ。経験も知識もない俺に丸投げされてもなぁ…若かったし、自分の時間も無くなり、やりたい事も出来ずイライラさせられっ放しだったからだ。
 だが、東京駅へ来てから世話になっている恩人のたけさんが、
「ぶーちゃんよりマトモだ」(ぶーちゃんは後述します)
恩人に言われちゃあねぇ…呼びたそうだったし…
たけさんは面倒見のいい人で、自分も含め色々な人に声を掛けてくれる(^^)。この後も渋谷でホームレスをしている女性に声を掛け、東京駅の炊き出しに呼んでいる。
 この女性、自転車で渋谷から来てホームレスには見えないんだけどね。
 俺なんて、未だに援助してもらってるからね(^^;
足向けて寝られません、マジで。
 その恩人に言われれば…断れないでしょ…
違うかもしれないし、いい奴かもしれないんだから…

「よろしくお願いします」
 たけさんが連れて来た時、やたらとニコニコしてたなぁ…一見マトモでしょ。でも、そのコモった声を聞いて、俺は発達障害者だと確信できた。でも、いい奴だったら問題は無かったんだけどね…声の感じから、程度は軽いんじゃないかと思えたから。
 甘かったね。
 そう思えたのは、初めて頭の怪我の事を聞いた時。どの程度の怪我でどの位脳に影響があったのか知らないが、脳に障害を負ったのなら軽過ぎるんじゃないかと思えたから。
(親が頭の怪我って事にしたのかな…)
 そう思う事で自分を納得させた。
 無論、自分はプロではないから間違っている可能性の方が高いとは思う。対峙しての自分の感覚だけだから。頼れる物(者)がない以上、自分の感覚と五分五分で付き合っていくしかない。

ネットは嫌だったんだけど

 中途半端だけど…書きたい様に書かせてもらえない、目的も果たせないでは、書く意味がない。だからネットは嫌だったんだけど、目的の為には他に自分で出来る手がなかったから、縋るしかなかった。
 目的は、自分が会った漫画家達に会う為の情報を得る事。内縁の荒井弘さん、羽田野壹正さんの所へ戻る為に頑張っている、有馬金江さんの願いを叶える為の情報を得る事。「1%でも可能性があるなら諦めるな。何でもやってみろ」と、有馬さんに言っている自分が、やっと出来る手助けだった。その2つを否定された以上、もう書く事は出来ない。可能性は低いという事は始める前からわかっている。せめて、有馬さんが「陽子ちゃん・美樹ちゃん」と嬉しそうに話す2人に会えれば…その切っ掛けになれば…その思いが駄目ではどうしようもない。俺に出来た、初めての家族なのに。
 ホームレスの事を書こうとしたのも、ホームレスの事をあまりにも知らな過ぎるという、怒りからだ。
 これは、企業の報告書ではない。新聞の記事でもない。エッセイでもない。文芸的表現を避けた私小説に近い。表現だろうがなんだろうが、汚いモノにフタをする事は出来ない。1文字の嘘も誇張もない。馬鹿は馬鹿としか書けない。馬鹿が書いているんだから。句読点一つ、加えられたり削られたりしたら、それはもう、俺の文章ではない。
 物書きには2つのタイプがある。
 編集の要求に全て応える者と、自らを押し通す者だ。
 前者は記者やネットに向いているが、後者は拘りが強いから無理なんだよ。
 これは記事じゃない。読者に寄せる文章を書いているんじゃないんだ。ましてやコレは、空想の物語ではない。事実を、その時の感情を、誤魔化す文章にはしない。前にも言ったでしょ。文章変えるなって。良いものは良い、悪いものは悪い、嫌いなものは嫌いとはっきり書いただけだ。
 1冊の本として考えると、明らかに枚数が足りない。1冊の本なら、原稿用紙300枚・12万字が必要になる。まだ何分の一程度しか書けていない。全て書き上げたとしても、全然足りないんだよ。
 もう、プロフィールに書いた様な事や人に関する事は書かない。
 何故、こういう人間を嫌悪するのかわかってもらう為には、自分を知ってもらうしかない。書きたくもないモノを書いて、価値観を押し付けるなと書いて、差別用語なんてものは無いんだと言った人間に…生涯書く事はない。
 俺は頑なだよ。意固地になる方でね。プロフ読めばわかるでしょ。
 只、色々と骨を折ってもらった恩義がある。
 面白いと言ってくれた方達への礼をしなければならない。書く気は削がれたけど、残った書くつもりだった事は書きますよ。魂込められるかどうかはわからないし、もっと遅くなるだろうけど。“終”もこれも、ちゃんと載せてね。
 包み隠さず書けることは書く。これがポリシーだからね。

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