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良質なタイムパラドックスSFを楽しむ「さよならアリアドネ」

<SF(59歩目)>
それぞれのタイムパラドックスが、計算されている。創作の参考になる作品。

さよならアリアドネ
宮地 昌幸 (著), 坂本 ヒメミ (イラスト)
早川書房

「59歩目」は、アニメ作品にするために作られたような作品。まさに宮地昌幸さんの世界です。
とても考えられていると感じました。 

72回のタイムパラドックスの理由がとても憎い。
予想された展開かと思いきや、同じ日を繰り返すという縛りの中で、心憎い展開を入れている。

とても技巧的な作品だと思いました。 

SF作品って、「創作」という意味において、宮地昌幸さんのような違う切り口での創作ってとても大切だと思う。
宮地さんの目線でのSF作品を今後も期待しています。 

その意味で、1歩先の「リアル感」を感じました。

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