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【介護】【看護】私のせいでこの人はもう立てない【良心の呵責】心優しいあなたへ、負けないで。

おはようございます。介護福祉士歴15年の祥太です。
突然ですが何やら重いテーマです。
これから看護や介護の世界へ来られる方、脅すわけではありませんが、知っておいてほしい現実があります。
覚悟と捉えてもらっても構いません。
介護で働く職員にも色んな人がいますが、根底にはお年寄りが好き。そういった気持ちがあってほしいです。
両親が共働きで寂しかった子供時代、いつも祖母が側にいてくれた。
反抗期で両親と喧嘩をした時、別居の祖母が泊めてくれた。
私がそうであるように、いつしか自身も大人になり、「ばーちゃん、髪伸びてきたね、美容院連れてってあげるからサッパリしてこよう。ついでに白髪も染めてこよう。」なんて、優しく恩返しが出来る人であってほしいと思います。

そんな優しいあなたも、いつか直面する現実があります。
自身の不注意で骨折させてしまった。私のせいで、この人はもう立てない。
1番大好きで思い入れの強かった利用者から、「どの面下げて来たんだ?お前の顔なんか見たくない」と、罵声を浴びせられ続けるかもしれません。
まともな神経なら良心の呵責に耐えられず、この仕事を続けられなくなるかもしれません。

骨折を例に挙げましたが、当然、死なせてしまう事だってあります。
事故ではありますが、自身が死なせたも同然と思う気持ちはそんな簡単に拭い去れるものではありません。

誰に習った訳でもなく、理解している人の痛み、命の重さ。
そういったものを理解しているからこそ、真剣に日々の業務に取り組み、勉強もして、鍛錬に励んで。
さんざん分かっていたはずなのに、ふとした気の緩みから取り返しのつかない事故を起こしてしまう。

自分を責めて責めて、涙が止まらない事だってあります。
そんな時は、泣くだけ泣いて下さい。
上司に気持ちをぶちまけて何日か休んだっていい。
でも必ず立ち上がって下さい。
出勤の日には「皆さん、長い事お休みを頂きご迷惑をおかけしました。」
と声を掛け、強い気持ちで業務に取り掛かって下さい。
あなたは将来きっと素晴らしい介護士になる。
あなたは将来きっと素晴らしい看護師になる。
あなたの使命はここで自分に負けて終わる事では決してない!
生涯を掛けて多くの人を救ってください。
あなたがいるから私は救われている。
とても感謝をしている。
あなたがいてくれて良かった。
いつもありがとう。

そして将来、自分が病に伏した時、自分がしてきたのと全く同じ介護を
あなたはされるのです。

長くなりましたが、読んで下さりありがとうございます。
それでは今日はこの辺で。
またお会いしましょう。


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