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【日本古来の教え】型破りなビジネスマン、形無しなビジネスマン【毎日note】

どうもこんにちは、みらいです。

今日は少し長めの記事です。
ライトな記事との比較対象として、いつもより濃いめにしてます。

それでは、早速いきましょー!


魅力的だなこの人…と思う人は、考え方であったり所作に特徴的な部分を多く持っています。

いかにも!という王道テクニックだけやる人は、正直、どこか見慣れてしまっていて新鮮味がありませんよね。

そのため、タイトルにもある"型破りなビジネスマン"は、あえて王道からは外れた少し邪道なやり方で印象付けたりします。

ただ、それはその人が長年培ってきた経験やスキルを元に"崩し"を入れている超応用テクニックです。


字の如く、型がある人があえて崩す。
だからこそ、型破りになるわけです。

型がまだ身に付いていない人が見様見真似で、同じことをするのはただの"形無し"です。
テクニックとして使えるような質じゃありません。

どこの道場にも通うことなく、河原で剣を振っているだけの野良武士と同じです。


仕事だけでなく、趣味などにも応用できる考え方なのでぜひ参考にしてみてください!


『守り尽くして、破るとも、離れるとも、本ぞ忘るな。』千利休

今日はこの守破離についてお話していきます。

千利休といえば、戦国時代に織田信長、豊臣秀吉とも交流が深かった茶道の師ですよね。

この言葉は、日本古来の考え方として、いまでも数多くの著名人、経営者やビジネスパーソンが大切にしている有名な言葉の1つです。


本業でも副業でも、趣味でも。
何かを極めたいと思った人間が進むべき道を説いたものです。

『守は下手、破は上手、離は名人なり。』


守破離の守

守とは、その流儀のやり方に忠実に、基礎をしっかり守るという段階です。

一番初めの段階ですが、ここが最も重要であり、ストレスフルであり、挫折が多いです。
その道の達人と同じ動きをしろ、同じやり方を真似ろと言われても一朝一夕では身に付きません。

自分の中に深く落とし込むまでの長い鍛錬が必要となります。



守破離の破

破とは、あえてダメと言われたことをやってみる。
流儀のルールを破るという段階です。
自分なりのアレンジを加えていくということです。
トライアンドエラーの繰り返し。

まさに、「型を破る」段階です。

それによって、自分の型の良いところ悪いところにも目がいくようになります。

世の中には、100点満点‼︎どんな時でも最強‼︎という型は無いですよね。

どんな型でも良し悪しがあるものです。


守破離の離

離とは、自己研鑽の集大成として『我流』を生み出すことです。

真似事だった守、それにアレンジを加えた破。

そして最後には、独自の、完全オリジナルの流派を生み出すという段階です。
ここまで来たら、先ほどあったように名人です。

そして、この段階には終わりがありません。
学びという心の火が消えない限り、一生学び続け、成長していけるはずだからです。

『守り尽くして、破るとも、離れるとも、本ぞ忘るな。』千利休


冒頭の言葉にもある、最も大切な本とは?

ここでいう本とは、基本のことです。
守で身につけた"基礎"、それと、『初心』です。

なぜ始めたのか?

何のために歩み始めた道なのか?

守破離を通して、名人となろうとも、
初心を忘れることなく、決して奢るなと、千利休は説いているわけですね。


型破りな人、形無しな人、何が違うのか?

それが、まさに千利休が言う"本"の部分に差があります。

型破りな人は、ルールや規定概念を熟知した上で、様々なやり方を試し、己のやり方を開拓するという境地に達しています。

つまり、自分のやり方が世の中の正解だなんて思っていません。

むしろ、その逆で、自分の目的のために、ある意味でわがままなやり方であることを理解しているため、他人や他のやり方に対しても理解があります。

決して自分のやり方を真似ろ!これが正解だ!なんて押し付けがましいことは言わないわけです。

そして、奢ることなく初心を忘れていません。
なぜ型破りなやり方をするのか?
その目的を、明確に持っています。

「これは、あくまでも僕のやり方だから合う合わないあると思うし、自分のやりやすいやり方に変えていって良いからね。」

こういう大人な人いますよね。
自分流を教えはするが、強要はしない。
むしろ破や離へと進むことを提言しています。



それに対して、形無しな人はどうか?

実はこれと、全く正反対の現象が起きます。

形無しな人は、型破りな人のやり方に惚れて、憧れて、見様見真似で「これが我流だ!おれのやり方だ!」と主張をしているわけです。

しかし、それは表面上だけの"なんちゃって型破り"です。

自分をより良く見せたいという邪な感情や、相手より劣っていることは認められない頑固さが根底にあります。

その結果、部下や後輩に対しても自分のやり方が最強の流派かのように強要してしまうわけです。

なんちゃって型破りをする目的は、私利私欲のためであり、初心なんぞ初めから持っていません。

あの人みたいにカッコよくなりたい!
自分をより良く見せたい!からスタートしてますから。


これが型破りな人と形無しな人の決定的な違いということができます。


最後にまとめ

型破りをしたいなら、まず型を身につけること。
型がないのは、ただの形無し。
守:基礎に忠実に、鍛錬を積む
破:あえて崩してみる、多種多様なやり方に触れる
離:独自の手法を開拓する
最も大切なことは、基本(基礎+初心)
型破りな人:自身を客観視でき、その他への理解が深い。
形無しな人:承認欲求が高く、他人へ強要しがち。


どれだけ優秀な人であろうとも、どの道の達人であろうとも最初は必ず守から始まります。

誰からも何からも学ばす、達人となった天才は世界広しといえど、ほとんど居ないはずです。

師から学び、いったん崩し、我流を生み出し、師を超えていく。
それの繰り返しなのは、どんな道でも同じことです。


いま自分は、どの段階でしょうか??

いまあなたが歩んでいる道、あなたにとっての本とはなんでしょうか。


これからの生き方、キャリアプランで悩んだ時など、ぜひ振り返りの際に、思い出していただければと思います!


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