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#77 「こうあるべき」を弱めると生きやすくなるよ 【べき思考を弱めるセラピー】

(この記事は3361文字で約5分で読めます)

こんにちは!カウンセラーの優(ゆう)です。

今日もリラックスして聞いてください。



あなたはこんなことを思ったことはありませんか?

自分の考え方を変えたいが変えられない

人に感情を動かされてしまう

人が許せない

もっと気楽に生きたい


ちょっと考えてみてほしいんですけど感情がネガティブに動くときって「〜すべき」とか「〜でなければならない」っていう考えが根底にありませんか?


この「〜すべき」「〜でなければならない」みたいな考え方を非合理的ビリーフって言うんです。これを弱めることができるとすごくメリットがあります。



例えば

人を許せたり

人間関係が円滑になったり

人生の選択肢が広がったり

あなたが普段だったら選ばない道を選んだりするようになるということです。つまりあなたの人生の可能性が広がる可能性がありますよね。ぜひ最後までお付き合いください。



ビリーフとは

まずはビリーフについて理解しましょう。ビリーフとは

「こういうときは、こうする」という信条だったりポリシーのことです。


例えば「人が困っていたら助けるものだ」などです。あなたは自分の意思で物事を選んでいると思っていますが実はこの信条 つまりビリーフにもとづいて意思決定をしています。


パソコンのプログラムのようなもので自動で反応しているんですね。あなたも思い当たるところがあると思いますよ。


例えば、理屈ではわかっていたり正論だったとしても「そうは言ってもなんかイヤ!」っていうときありませんか?あれがビリーフが発動している状態です。


つまりビリーフは理屈や理性よりも強いんです。



あなたが何かに挑戦しようとしても、心の中の声が「あなたはどうせ失敗するからやめておきなよ!」とブレーキをかけてしまうこともあるんですよ。ビリーフの重要さがわかりましたよね。


あなたの人生の可能性を最大化するにはこのビリーフに対処していく必要があります。では次はそのビリーフはどうやって作られていくかです。



ビリーフはどのように作られるか

ビリーフはどのように作られていくかというと

生後12か月から青年期にかけて周囲の人がどのように接したか

によって作られていきます。

周囲の人と書きましたがほとんどは親です。



あなたも言われたことありませんか?
「男の子なんだから泣いちゃだめ」「女の子なんだからハシタナイ」とか。よく言われるセリフですよね。これにより「男の人は泣くべきではない」のようなビリーフができていくんです。


次はビリーフの中でも厄介な非合理的ビリーフについてです。



非合理的ビリーフとは

冒頭にもお話しましたが、あなたの感情がネガティブに動くとき「〜すべき」とか「〜でなければならない」っていう考えが根底にありませんか?


この「〜すべき」とか「〜でなければならない」っていうビリーフを非合理的ビリーフと言います


この非合理的ビリーフが発動するたびにあなたにはネガティブな感情が発生しています。そしてその感情が強いと、さらにその非合理的ビリーフを強化してしまうんです。これを弱めていきましょう。


ヒントは合理的ビリーフにあります。



合理的ビリーフとは

「〜するべき」みたいなガチガチのビリーフが非合理的ビリーフでしたよね。


では合理的ビリーフとは何かというと

ファジー、つまり曖昧なビリーフのことを合理的ビリーフと言います


例えば

なるべく人に親切にした方がいい」とか「お金がないよりかはあった方がいい」 とかです。



これが非合理的ビリーフになると

「人には親切にするべきだ」とか「お金持ちでなければいけない」になります。常に!とか絶対!って感じで大変そうですよね笑


それに対して合理的ビリーフは曖昧っていうと印象悪いかもしれないですが、要は受け入れの窓口が広いってことです。決して自分の考えがないわけではなく、自分にも人にも寛容になるって感じです。自分もOK!あなたもOK!といった感じですね。


この合理的ビリーフが増えてくると

自分も他人も許せたり

人間関係が円滑になったり

ビリーフによる行動の制限が減ったりして

生きやすくなる上に人生の可能性が広がります。なので非合理的ビリーフを弱めて、合理的ビリーフに置き換えていきましょう。



非合理的ビリーフを弱めよう

まずはあなたが持っている「〜するべき」みたいなガチガチの非合理的ビリーフってなんですか?


あなたの過去を思い出してネガティブな感情になったとき非合理的ビリーフが働いていることが多いです。


これをヒントに非合理的ビリーフをピックアップしておいてください。


それを弱めましょう。


弱めるためには、その非合理的ビリーフは親から貰ったものだけれど、本当はいらないものなんだなって理解しないといけません。あなたがこれは絶対に必要なビリーフだと思っていては消せませんからね。



非合理的ビリーフに問いかけてみよう

あなたが持っている非合理的ビリーフに対してこのように問いかけてください。


当てはまらないと思う質問は飛ばしてください。

それが真実だという証拠はありますか?

それは現実的で融通が利きますか?

それは合理的で論理的ですか?

どんな経験を通じてそれを信じたのですか?

それを信じることで何を得ようとしたのですか?

それを信じることであなたにはどんな損や弊害がありますか?

以上の問いかけをじっくり時間をかけて、よく考えてみてください。


その非合理的ビリーフがあなたにとって必要ないもの、刷り込まれたものであれば「もしかしたら、このビリーフよりもっといいビリーフがあるかも・・・」と思えてくるはずです。

最後に合理的なビリーフに置き換えていきましょう。



合理的ビリーフに置き換えよう

最後に合理的ビリーフに置き換えていきましょう。合理的ビリーフの特徴はファジー(曖昧)でしたよね。

それを意識してあなたにとって望ましいビリーフを決めてください


例えば非合理的ビリーフが

人には親切にするべきだ
お金持ちでなければいけない

だったとすると

合理的ビリーフは

なるべく人に親切にした方がいい
お金がないよりかはあった方がいい

などです。


合理的ビリーフが決まったらそれをあなたにインストールしていきます。



合理的ビリーフをインストールする

さっき決めた合理的ビリーフをあなたの過去に適用する必要があります。だってこれまで非合理的ビリーフを何度も使って強化してきたからですね。


ここからの内容を一緒にイメージしてください。👇


「あなたが生まれてから、今まで」を1本の川の流れのようにイメージしてください。

川下が現在

川上が過去

1番川上が生まれた瞬間です。



その川を上から見下ろしながら遡っていきましょう。


あなたがさっき決めた合理的ビリーフがありますよね。それを持って過去をやり直したら、どこからやり直すと1番効果があると思いますか?


その記憶の川をふわふわと遡ってみて、ここだと思ったらそこから記憶を再生して再体験してください。もちろん合理的ビリーフを持ったとして再生してくださいね。再生される記憶の内容が変わりますよ。それをあなたにとって重要なシーンだけでいいから現在まで再生してください。



現在まで終わったら、さっきあなたが作った合理的ビリーフがさらにしっくりきてあなたに根付いているはずです。だってあなたはそのビリーフをずっと前から持っていて慣れ親しんでいるからです。


イメージはここまでです



文章を読みながらだとイメージが中途半端になってしまうと思います。このイメージのパートは簡単なので覚えてしまって、しっかりとイメージに集中することで効果を実感できるはずですよ!



この記事のまとめ

この記事の内容をまとめると

あなたの人生の判断はビリーフという信条で決まっています。

「〜するべき」という非合理的ビリーフ

「〜した方がいい場合もある」のようなファジーな合理的ビリーフに変えていく


あなたの記憶の川を遡っていき
合理的ビリーフを持ったまま現在まで再生してください。

以上が #77 「こうあるべき」を弱めると生きやすくなるよ 【べき思考を弱めるセラピー】 でした。




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では、次のお話でまたお会いしましょう。
ありがとうございました。
カウンセラーの優(ゆう)でした。

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