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#45 新人教育での仕事の教え方は7つのコツが重要 【教育係はこれを見ればOKってくらい網羅しました】

こんにちは
カウンセラーの優(ゆう)です。
今日もリラックスして聞いてください。


先日、こんなツイートをしました。

上記の内容を詳しく解説します。


あなたはこんなことを思ったことはありませんか?

新人教育を初めて任されたが不安・・・
人に教えるのが苦手・・・

そんなあなたに向けて書きました。
4月や5月は研修を終えた新入社員が、各部署に配属される時期ですよね。あなたも人に教える機会が増えるかもしれません。そんなあなたに役立てる内容です。


この記事の内容を実践すれば、あなたは

「人に仕事を教えるのが上手いと言われるレベル」

になれます。


なんだか偉そうなこと言ってすみません笑 ちなみに20代前半の僕は人に仕事を教えることが超ニガテだったんです。だからすごく評価も落ちたんですよね。そこでがんばって勉強しながら改善と実践を繰り返して、最終的には教えるのが上手いって言ってもらえるようになれました。そのトライアンドエラーの体験をもとに作った内容なのである程度、すぐに使える内容だと思います。


で、「人に教える」ということは誰でもできることではないです。なので社会人のあなたに役立てるんじゃないかなと思ってこの記事を書きました。ちょっと記事が長いんだけど、役に立ちそうなとこだけの読み飛ばしでいいからさ。ぜひ最後までお付き合いください。


仕事を教える7つのコツ

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まず「どんなことを教える」とか「どのレベルまで育てる」とかはもう決まっている前提で話を進めていきますね。基本的に仕事や職種によって注意するポイントやコツって全然違うと思うんですけど「仕事を教える」ってことに共通する大事なポイントを7つ紹介します。


内容はこれ。

① 上から目線になりすぎない

② 相手のクロック数にこちらが合わせる

③ 感情の起伏を一定に保つ

④ 完璧主義はやめよう

⑤ 全体像から教える

⑥ 実践させて自分ごとにさせる

⑦ 相談のルールを設ける


仕事を教えたことがある人には、どれもあぁそうそうって内容ですよね。ただ、どのパートにもカウンセラーとしての視点や「へぇ」ってなる情報を入れるようにしたので、ぜひ見てみて!



① 上から目線になりすぎない

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まず1つめのコツ「上から目線になりすぎない」です。


人に教えるとき、自分が偉くなったと勘違いしてしまう人ってたまにいませんか?あれ黒歴史になるんでやめたほうがいいですよ・・・笑 そんな「上から目線」なスタンスで教えてしまうと教えられる側はついてきません。


ちなみに教育係として理想的なスタンスは

「尊敬できるが親しみも持てる人」

です。


そのためには「相手の少し上」に思考のレベルを合わせる必要があります。


思考のレベルとは考えの高さのことです。あなたが人に教える立場ということは、自分の仕事だけでなく人の仕事までサポートしていますよね。その時点で既に「自分だけのため」から「他の人のため」も考えているので思考のレベルが絶対に上がっているはずです。


それはすごくいいことなんだけど、それを一旦「相手のちょい上」くらいまで落としてみてください。これくらいの思考レベルが教育係にはちょうどいいです。いつもの、あなたくらいの高い思考レベルだと、教えられる側が頑張りすぎてしまうんですよね。緊張した状態では物事はスッと入っていかないもんです。


せっかく上げた思考レベルを下げるってちょっと、もったいない無い気もしますが一旦、思考のレベルを落として「相手のちょい上」くらいにしてあげると「尊敬できるが親しみも持てる人」として良い信頼関係が築けるんではないかなと思います。


でさ、常に「ちょい上」を意識して教えていると、相手が成長するから「ちょい上の位置」がどんどん上がっていくんですよ。感覚的には、最初から思考レベルを高くして接するより、一旦ちょい上に合わせてジワジワ上げたほうが成長が早い。なのであなたの最初の思考レベルにはすぐ戻るから安心してください。次のコツに移ります。



② 相手のクロック数にこちらが合わせる

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2つめ「相手のクロック数にこちらが合わせる」です。


さっきの話の思考レベルが高さだとすると、こっちは速さです。頭の回転の速さってこと。

・話すスピード
・理解のスピード 
・記憶するスピード 

は人それぞれなんですよね。


これを自分のスピードで説明してしまうと相手がついてこれない可能性があります。もちろん、説明したあと「ここまでわかった?」って確認すれば最低限いいんですが、教えられる側の気持ちにもなってみてください。僕は頭の回転がそんなに速くないのでよくわかるのですが、もし教える側の脳のクロック数が速い場合、教えられる側は常に脳にストレスがかかります。

パニックになったときって頭の中が真っ白になってクラっとしますよね。あれが説明のたびに起こると思うと、すごいストレスじゃないですか?


なので説明するときは相手のクロック数、つまりスピードに合わせてあげてください。まずは会話のスピードを相手に合わせてあげる。これが基本です。



次に意識するべきは相手の理解のスピードです。どうやって相手の理解のスピードを判断すればいいかというと

 目線です。


人間は相手のことを直視したまま考え事ってなかなかできないんですよ。


なので説明したあと、相手の目線が外れている時は、まだ説明を理解している途中ということです。もちろんメモをしている時も、目線が外れていますよね。このように目線が外れている時は話しかけてはいけません。追加で説明したり次の説明に移ったりしないということです。こうすることで、相手の頭の中に情報が整頓されて入っていきます。


逆に相手のクロック数に合わさないで説明してしまうと整頓されないで収納されてしまうので取り出す際にうまくいきません。そうすると教育係として超失格な発言「これ前、教えたよね?」が出てしまうんですねぇ笑 だから目線が戻るのを見てあげましょう。はい次です。



③ 感情の起伏を一定に保つ

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コツ3つめは「感情の起伏を一定に保つ」です。


あなたは感情的になりやすいほうですか?もちろん感情的なほうが人間らしくていいとは思うんだけど、教育係としては不利なことが多いです。ただでさえ緊張している新人に余計に気を遣わせてしまうからです。気を遣うことに、脳のリソースが割かれれば割かれるほど仕事の覚えは悪くなってしまいます。なので教育係であるあなたは、せめて新人の前だけでも感情の起伏を一定に保つ必要があります。


もちろんあなたには教育係以外にも業務があると思います。売り上げを詰められたりクレームが入ったりいろいろあると思います。ただそんな時でも新人の前だけでは冷静で動じないでいてほしいんです。でも今まで訓練していない人がいきなり落ち着くのは大変ですよね。そんな時の対処法を紹介します。


不安や焦りなどの感情に対しては静電気のように扱うのがポイントです。


感情というのは、他人の感情が流れ込んできているケースが多いんです。例えば上司の焦りやイライラが、部下であるあなたに流れてきていたり です。なので静電気と同じで勝手にもらっているものなんです。静電気もガソリンスタンドなどプレートに触ったりして自分で逃しますよね。あのイメージで、あなたに帯電している感情を逃しましょう。


そのためには暗示を使います。
あなたに感情が帯電していると思ったら今から伝える言葉を心の中で3回唱えてください。

相手の気持ちはわからない 自分の気持ちすらわからない 


ポイントとして、はっきりした大きな声で再生すると効果を実感しやすいですよ。こうすることであなたに帯電した感情がスーッと離れていきます。心の中で唱えるだけとはいえ、暗示のパワーは強力です。感情が帯電した時はぜひ一度試してみてください。



④ 完璧主義はやめよう

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そろそろ疲れましたよね笑 
あと半分くらいなのであなたのペースで読んでくださいね。


4つめのコツは「完璧主義はやめよう」です。


仕事への責任感が強い完璧主義な人。僕は好きです。僕はダラけてしまうから尊敬しています。ただ教育係としてはスタンスを少し変えましょう。

特に

「あの時、教えたよね」とか

「一度しか言わないからよく聞いてね」

みたいなことを言ったことがある人は要注意です笑 


この発言ねぇ・・本当に人のパフォーマンスを奪っているんですよね。人間は忘れる機能がもとから備わっています。エビングハウスの忘却曲線という理論があるのですがそれによると 人は20分で42%忘れます 1日経つと74%も忘れてしまいます。(忘れすぎぃ笑)


なので相手が忘れることは当たり前なんですよ。


そして教育係であるあなたの仕事は「相手が覚えるまで」が仕事です。プレッシャーをかけても相手が緊張するだけで記憶力は上がりませんよ。ちなみに相手に効率的に記憶させるコツを記事の後半で紹介していますのでそちらを参考にしてください。


でね、同じく完璧主義のあなたが陥りやすいこととして 説明のしすぎです。


いかに簡潔に伝えることができるかを意識してください。ただ例え話は大いに使ってください。理解の窓口が広がります。説明しすぎないポイントとして「ちなみに」で始まる話には気をつけてください。無駄話ではないのですが、今はまだいらない余談なことが多いので今は説明しないでおきましょう。一回で覚えられる量には限りがあります。ちなみに、人間が一度に覚えることのできる量は短期記憶であるワーキングメモリの量が・・海馬は・・・ウンヌンカンヌン



⑤ 全体像から教える

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5つめのコツは「全体像から教える」です。


まずは 

会社の全体の業務の流れを説明したあと 

その人が担当する業務の説明 

へと移ってください。


全体を把握することでなぜこの業務をやるのかという目的が理解できます。目的なく行動を続けるのは結構しんどいですよ。あなたも 意味もなくレンガを積むように言われたらしんどいと思います。でも、ここに地域の人のために学校を立てるんだと聞いていたらモチベーションが全く変わりますよね。


それと同じで全体像から説明することでなぜやるのかという目的を理解させましょう。コツとしてちょいちょい全体の説明に立ち返ることです。


仕事を教える説明が進んでくると、そのパートの詳細な話だけになってくることがよくあります。そうすると思考も視点も近視眼的になりがちなんですよ。なのである程度説明したら、また全体の話に戻って今の業務の位置を確認するようにしましょう。ちょいちょい全体に戻るのがミソです。考える範囲が遠くを見たり近くを見たりするので集中力の維持にもつながりますよ。(僕いいこと言うなぁ)



⑥ 実践させて自分ごとにさせる

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コツ6つめは「実践させて自分ごとにさせる」です。


教えたあと「へぇなるほど」で終わらせてしまうと、忘れてしまうんですよね。少し前にお伝えしたように人間は1日経つと74%も忘れてしまいます。なので練習でいいので相手に実際にやらせて自分ごとにさせてください。仕事を説明する前に

「後で僕に説明しながら実際にやってもらうから」

と伝えてから仕事を教え始めると、仕事が自分ごとになります。


また「説明しながら」というのがポイントで説明するには仕事を全体でも詳細でもある程度は理解していないと説明できません。なので理解を促すんですね。


そして説明しながら実際にやると、キャパオーバーしたり、初めてやることなので間違えたり、失敗することも多いですよね。それでいいんです。感情と結びついた記憶はより定着します。なのでむしろ間違えたほうがよく覚えます。


そしてどれくらいのペースで実際に説明しながらやらせたらいいかというと 

45分説明したら 15分実際にやらせる 

くらいのペースがベストです。


人間の記憶は復習をすることで記憶に定着します。そして復習のベストタイミングは1時間以内ですので45分説明したら15分実際にやらせてみましょう。こうすることで記憶に定着させることができますよ。



⑦ 相談のルールを設ける

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はいラストです。ここまでありがとうございます。「相談のルールを設ける」です。


ここまで紹介したコツを使って教えたあとの 最後の仕上げです。仕事を教えた後、新人は、与えられた仕事を1人でこなしていって困ったら相談をしてもらうという形になりますよね。


その時に1つ相談のルールを設けましょう。

それは 

5分自分で考えてみて分からなければ相談にくる 

というルールです。


こうすれば自分で考える練習にもなりますし「困ったら」ということは失敗と同じで感情と結びついていますよね。なので記憶にも定着しやすいんです。これを繰り返していけば自分でできることがどんどん増えていき新人は最短ルートで独り立ちをしていくでしょう。もちろん相談された場合は、作業の手を止めてしっかりと相談にのってあげてください。思考レベルを相手のちょい上に合わすことも忘れずにお願いします。



この記事のまとめ

まとめセピア

この記事の内容をまとめると

「多すぎてまとめられない」 

となります。


以上が #45 新人教育での仕事の教え方は7つのコツが重要 【教育係はこれを見ればOKってくらい網羅しました】 でした。


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・・・

では、次のお話でまたお会いしましょう。
ありがとうございました。
カウンセラーの優(ゆう)でした。

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