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なりゆきで演劇系Webメディアの話になりました。ポータルも含む。ちなみにシロウト目線です。

先日、この記事を書くにあたってリサーチしていて思ったことを書き留めておきます。noteは情報に強い人多いだろうから書くのも恥ずかしいんだけどさ、でも書く。

数ある割に飛躍しない演劇系メディア

演劇関係のポータルサイト・Webメディアってそれなりに数ある割にはバランバランね。テイストも扱う情報・テーマもバラバラ。いつまで経っても使いにくいし(なんならリニューアルして更に使いにくくなったりする不思議!)、とにかく欲しい情報にたどり着くまでが遠い!なににせよアクセスし難い!

時に自分がどこにいるのか見失う

たとえば今回私が探していたのは「公演情報を登録するとしたらどんなサービスあるのか」なんだけど、途中まで調べて心が折れた。引き当てるところからして難しい。公演情報やチケット窓口、レポートや読みもの。気になる情報やおもしろい情報はたくさん出てくるんだけど、欲しい情報はなかなか出てこない。幾度となく現在地を見失った。地図もない。完全なる迷子。

玄人でも素人でも使えるサイトこそ最強

演劇に詳しい人からしたらなんてことない作業なんだろうか。「この情報が欲しい時はこのサイトを使うのだよ」って、すぐに選択できるものなのだろうか。疎い人でも欲しい情報が簡単に見つけられる・簡単にアクセスできるような作りでないと意味がないと思うんだけど。

公演情報を網羅しているサイトでチケットが買えないジレンマ

規模が大きい公演と規模が小さい公演の窓口・取扱いの乖離に翻弄されるというのもある。大規模は何も困ることないでしょうし、中規模公演だってぴあとかe+(イープラス)Confetti(カンフェティ)などを使えるでしょう。問題はやっぱり小規模公演のチケット窓口。公演情報は細部まで載っているのだけれどもそのサイトではチケット取り扱いがないとか存外多い。小さいところの取扱って、CoRich(こりっち)とかカルテット・オンラインとかが主流になってくるものね。

懐事情はわかってる、だからこそこれだけは。

システム利用料やマージンが痛手だからコンパクトに、情報は拡散させたいから無料なら片っ端から情報登録、という気持ちと言い分はよくわかる。だがしかし。チケット管理システムはひとつで済ませるにしても、公式サイト(ページ)を作ってお客様が迷子にならないように配慮するとかメール・電話の窓口を明記するとか、そういうフォローはしようよと。していない団体が結構ある。これに関しては情報登録時に連絡先が曖昧な団体もあるので、それはもう完全に団体側の問題。連絡先くらいはしっかりしてよ!って。

情報とチケット窓口とおたのしみがバラバラ

公演情報とチケット窓口として稼働するサイトのみならず。最近はコラム・レポート系のメディアもたくさん出てきていて、この動き自体は活発でいいなぁって思うんだけど、「お客様に向けた発信」「お客様が情報を把握するお手伝い」という観点から言うとフォローが足りていないのだよね。読み物系サイトの場合は公演情報が載っていないケースも多く、かといって公演情報を網羅したサイトに繋がるわけでもないので、公演に誘導できない。

こんなお客様、意外といるかも。
記事を読む→「わ!おもしろそう!見てみたい!」→「ここからスグにチケット買えるわけじゃないんだ?」→「んじゃあ、まぁいっか。面倒だし。」

そりゃあ、離脱しますよね。

上記はたとえばの話だけれど、実際同じようなことは起きていると思う。行動に結びつかないから把握もしようがないけれど。そういう意味で演劇業界はとことんユーザーにやさしくないなと思う。馴染みのない人だったらどんなに近寄りにくいことか。ちょっと興味を持ってくれた人を掬い上げることができない。みすみす逃す。これ本当にもったいない。

作る側・内側にいると見えにくくなること

サイトにせよ何にせよ、内側にいると「不便だな、使いにくいな」と思っても疑問視するまでには至らず、大きな問題だと気づかずにスルーしてしまったり、慣れで済ませてしまったりしがちだけど。内側に向いた視点でいくらああでもないこうでもないと言っていたって改善など見込めるはずもなく。そういうところから気付き、拾い上げ、改善していかないとお客様は増えない。現状の「今いらっしゃるお客様を取り合うようなやり方」では膨らむはずがない。チケット代、馬鹿にならないのだし。

演劇系メディアも結びついたらいいのに

演劇系のWebメディアも面白いのたくさん出てきているから、それぞれの個性を発揮したまま手を組んで、繋がって、ひとつのコミュニティになったらいいのに。「読み物」「公演情報」「チケット」「制作者向け」「ユーザー向け」そういう要素を持ったメディアが集まってサ。ほら、ショッピングモールって一日居ても飽きないくらい面白いじゃない、そういうイメージ。

もっともっとお客様に寄り添って、発信する側と受け取る側を結び付けられるようなサービスになって欲しいなぁと思いながら。それで追々は情報とシステムが結びついたらいいなぁ(システムは如何せんお金がかかるからアレかもしれねど……)

パッと簡単にピックアップした演劇系Webメディアあれこれ

小規模もしくは中規模、とは言いながらも大きいのもね、って感じで、ざっくりした区分ですが演劇・エンタメ・カルチャー。ほんと、ざっくり。ポータルも含む。今度これもうちょっときちんと調べてみたいものです。

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