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椅子やベッドなどの家具と人間工学を覚える

今日もインテリアコーディネーターの資格勉強をしていきましょう!

このnotoはインテリアコーディネーターの資格を取るための勉強を発信しています。
興味のある人は、是非テキスト代わりに勉強していって下さいね!

子育て中のママや仕事の合間にサラッと読むだけで覚えられるので、是非活用してみて下さい。


それでは、さっそく一緒に勉強していきましょう!

皆さんは、家具を選ぶとしたらどんなものを選びますか?
好みのデザインが一番目にひくと思いますが、ベッドや机などは特に体を支える家具としてしっかり選ぶ事が大切になってきます。
身体に合わないと使い心地も良くないですよね。
ここでは、そんな人の身体の動きや踏まえた家具設計の基本的な考え方を勉強していきます。

心地いい椅子の高さや人の目線などについても覚えていきます。
一緒に頑張って覚えていきましょう!

ここで分かる事とは?
1. 3つの家具の分類が分かる!
2. 椅子に座る姿勢の要素が分かる!
3. 机と椅子の高さの求め方が分かる!



家具の3つの分類を覚える

家具の3つの分類

家具は、人間工学的に3つの種類に分類されます。

1つは、人体系家具です。
人体系家具は、人体を支える役割を持つ家具で「アーゴノミー系家具」とも呼ばれます。
主に椅子やベッド、スツールなどがあります。

2つ目は、準人体系家具です。
準人体系家具は、物を支える役割を持つ家具で「セミアーゴノミー系家具」とも呼ばれます。
主にテーブルや調理台、カウンターなどがあります。

3つ目は、建物系家具です。
建物系家具は、収納や遮断などの役割を持つ家具で「シェルター系家具」とも呼ばれます。
主に棚やタンス、戸棚などがあります。

ベッド・椅子→人体系家具
テーブル・調理台→準人体系家具
収納棚・カップボード→建物系家具

という風な感じで覚えておくといいですね。


人間工学的いすとの関わりを覚える

椅子に座った時の姿勢を適切な状態で保つには、角度や体圧分布、クッションと3つの要素が大切になってきます。

① 寸法や角度
椅子の座り心地に欠かせないのが、座面の高さや奥行き、斜面角度、背もたれの位置などに影響されてきます。
椅子にも5段階の分類があって作業椅子軽作業椅子軽休息椅子休息椅子まくら付き椅子とあります。

② 体圧分布
体圧分布とは、椅子に腰かけたりベッドに寝たりする時の体への圧力のかかり具合を示すもので、負担がかかりすぎると体への影響にも大きくかかわってきます。
例えば、座面が高すぎたりすると、大腿部(太もも)の裏側が圧迫されて血行を妨げたりする場合もあります。
人には、鈍感な部分もあるので、座骨結節点のような鈍感なところに圧力がかかる状態が望ましいと言われています。
座骨結節点とは、お尻の両側にある少し飛び出た骨と椅子の座面が接する部分の事です。

③ クッション性
休息用の椅子は、クッション性の要素が大きく左右されます。
柔らかすぎても体が沈み込んでしまうので、最終案定姿勢がとれる角度も重要になってきます。
椅子は5段階のに分類されて、休息用の椅子になればなるほど座面が低くなり、背もたれも後ろに傾いいくので体を支える面積が広くなっていきます


机と椅子の高さを求め方を覚える

人によっては背が小さい人や高い人それぞれですが、どちらも一緒の椅子でもいいのでしょうか?
合わない椅子に座ると足や腰にも負担がかかります。
そして、勉強する時や読書などで机と椅子を使う時にも体の負担を考えると家具とのバランスも大切になってきます。
そんな時に必要なのが、人間工学的に見た机や椅子の高さを求める計算をすると使い心地よい家具が見つけやすくなります。

① 椅子の高さの求め方
床から座位基準点までの垂直距離の事で、身長×1/4または0.25Hで求められます。
下腿高(0.25H)×-1cmでも求められます。

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